これでいいんだと思った。
朝一番に銀行に行って、
そのまま外科、
そのままスーパー、
そのままランチ、
そのまま作業療法。
そして、自分の入院時
良くお散歩した道を歩いてきた。
久しぶりに歩くその道からは
紅梅のいい香りがした。
アタシがお散歩していたのは、
桜が満開の時。
ここには、のらちゃんがいっぱいいて癒しの場所だった。
色々な思いが巡った。
昨夜の事、今までの事・・・。
涙は止まらなかった。
春はすぐそこまで来ているのにな。
アタシは冬から抜け出せないのは、どうしてなんだろう。
そんな事に負けちゃいけないと、思っているのに・・・。
ひとりになると、涙が自然と溢れて止まらなくなる。
情緒不安定なんだろう。
でも、きっと春はやってくる。
誰にも不公平なくやってくる。
ひとりなら、泣いてもいい。
子供達の前では、笑顔でいよう。