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「恐ろしい目に・・・って・・・?」 マチは身を乗り出し、富さんも怖いもの見たさから前掛けを両手でぎゅうっと握りしめながらゴクリと唾を飲み込んで次の返答を待った。 ・・・と、その時! 「ドンドンドン!!」「ドンドンドンドン!!!」 部屋のドアをこぶしで叩く音が鳴り響いた。 ここはオートロックのマンションなどとは違い、誰でも玄関前まで入ってこられるアパートである。今や押しも押されぬアイドル女優となった反北マチの住まいにしては、意外とみすぼらしい・・・いや、質素な佇まいである。 しかし、ドアには一応呼び鈴やインターホンも付いている。なのにピンポン♪ではなく、いきなりドアを叩くなど、相手がどんなにガサツな宅配業者であっても未だかつてそのようなことはされた覚えはなかった。 「富さん、イ、インターホンで出てみて・・・」 少し怯えながら、マチは壁に取り付けられたインターホンの受話器を指差した。 つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年12月19日 17時49分51秒
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