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テーマ:夢を叶える人になる(1217)
カテゴリ:***** 伝記 *****
科学と錬金術の境界は、かつてはほとんどありませんでした。
マイセンの陶磁器を作り上げたベドガーやカリオストロ伯爵は、錬金術師として有名です。 しかしニュートンが「最後の錬金術師」と呼ばれていることは、あまり知られていない気がします。 近代科学の父と言われるニュートン。 しかしその本質は錬金術師でした。 彼の科学的業績は、人生の前半の50年のみです。 後半の30年は錬金術に専念し、錬金術で使う水銀に侵されていました。 万有引力も、ニュートンは次の様に考えていました。 「引力の存在は、万物が神の意思により地に引かれることの証明である」 近代科学の解釈は、ニュートンを近代的な考えの持ち主と位置づけました。 しかしニュートン自身は、あくまで中世の人だったのです。 時代の見方により、その人の印象が大きく変わるということでしょう。 錬金術があるとすれば、核反応の世界。 核反応の研究者が錬金術師とすれば、ニュートンはやはり先進的な科学者とみなすことができるのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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