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テーマ:夢を叶える人になる(1217)
カテゴリ:***** 伝記 *****
あまりに想像を超えた出来事を前に、何をすべきか見失っていました。
あまりに変化が早すぎて、何もできなくなりつつありました。 しかし、常に、答えは自分自身にあるものです。 チャールズ・ダーウィンが、進化論について記した本「種の起源」。 爆発的に売れたこの本は、決して読みやすい本ではありません。 ダーウィンは、文章が苦手でした。 ダーヴィン自身、語ります。 「私は自分の考えを文章で表現するのに、ひどく苦労する。 間違った意見や、へたくそな文章を書かせてしまう欠陥が、私にはある。 しかしそのおかげで、私は注意深さを身につけた。」 ダーウィンが何度も注意深く読み返し、修正を繰り返した文章。 それは読みやすくはなくても、読者に誤解を受けにくい文章でした。 文章が下手な欠点から、ダーウィンは注意深さという長所を得ました。 「種の起源」は、学術専門書ではありません。 そのため、専門書に必要な引用も脚注もありません。 一般向けの教養書「種の起源」は、専門家以外も読むことができました。 一般向けのこの本は、専門家も惹きこむ内容を持っていました。 こうして、文章下手のダーウィンから、ベストセラー「種の起源」が生み出されました。 自身の欠点を知り、魅力に変える。 どんな状況でも、それを越えてゆくのに必要なのは自分自身。 欠点も、長所も、それらを含めて、自分自身。 自分を知り、大切なものを忘れなければ、如何なる試練も越えることができます。 何も迷うことはありません。 自分が信じる「たしかな真理」を、貫き通せばよいだけ。 如何なる苦難が訪れても、 如何なる課題が課せられても、 過去も、現在も、そして未来も、 私たちを支えてくれるのは、「たしかな真理」に変わりありません。 【過去の日記】 進化論とともに -ダーウィン展- 【参考文献】 渡辺正隆:「一粒の柿の種」,岩波書店,2008年,197P お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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