明日もまた生きていこう
今日は、栄養学はお休みして、どうしても書きたいことがありますので紹介します。先週の木曜日にも記載しましたが、横山友美佳さんの「明日もまた生きていこう」という本を昨日最後まで読みました。私のように癌治療をしている人、あるいは癌でなくても極めて大きな病気で闘病生活を送ってる人たちの正直な気持ちがギッシリと詰まった内容でした。作者は、元気なころは、バレーボールに打ち込み、高校時代は将来の日本を背負って立つ選手になると期待されていたが、18歳でがんが見つかり、治療に専念することになりバレーボールを断念。しかし、新たな夢に向かって入院中でも薬の副作用と闘いながら勉強に励み、早稲田大学合格。ところが1度は消えたと思っていた癌が再発して、わずか半年で大学中退。でも、本当の闘いはそれからだったと思う。もう完治する見込みはない。でも「何かを失ったからって悲しんで泣くよりは、今自分に残っているものを大事にしよう」いろんな葛藤から最後まで精一杯生きた彼女の生き様は、私のような病人だけではなく、健康な人にも生きる素晴らしさを教えてくれると思います。