「間引き」ってヤな言葉ですね。
もし、自分がサボテンに生まれていたら、
即、間引かれて、捨てられていたことでしょう。
もし、自分が競走馬に生まれていたら、
未勝利のまま引退して
コンビーフの原料になっていたことでしょう。
てなことを考えると、
サボテンの実生苗を間引くのはツライのですが、
最初の植え替えで半分は捨ててしまいます。
以前、サボテン界で有名なお坊さんが、
「間引きは実生をする者の責任である」
という話をしていました。
「え?」と思ったのですが、
弱い遺伝子も強い遺伝子も、全部を大事に育ててしまうと
いつかは自然界ではあり得ない
「弱い遺伝子だらけ」になってしまうそうです。
大事に育てる事が、50年100年を単位で考えると、
人類の罪になる。という話は、単位が長すぎで
お坊さんでなきゃ、語れない話ですね。
▲発芽から4ヶ月のサボテン実生苗です。これを植え替えます。「弱い遺伝子」と言ってもwomの眼力で見分けが付きませんが、発育の遅れた苗はあきらめます。
▲で、植え替えました。10月にまた植え替えようと思っています。