|
カテゴリ:アンチエイジングのために
みなさん、こんにちは。
春ですね~! 紫外線も徐々に強くなってまいりました。 ↑うちの神奈川の畑の小麦が、すごい成長ぶりです。 ↑よく見たら、穂が出来ています。 以前小麦を作った時は、すべて雀に食べられてしまいましたが、今回はその時よりかなりの豊作だし、期待できそうです。 ↑あと、こちら大根の花が満開でした。 普通にお花畑です。 ↑ルッコラの花です。 薄紫ですごくきれい!これはもう4代目くらいかなー 花が終われば、また種が出来ます。 全部種取して、また蒔くぞー! 今回はかなりの種が取れそうです。 余っている部分に、ニンジンを植えました。 家族3人の共同作業です。 畑を始めて3年。 息子にとっては、春と秋に種蒔きというのはもはや普通の出来事になりつつあります。 芽が出て伸びてそれが野菜になり、また花が咲いて種が出来て、種取りをするという一連の循環がとても身近になってきました。 春が来て夏が来て、秋が来て冬が来て、また春が来る。旬の野菜や果物、生れて実をつけ、花を咲かせ、種をつけて枯れていく自然界の循環。 人間もまた例外ではなく、いつかは枯れていく。 でも畑の中にいると、生まれ来る命も、枯れていく命も、 すべては繋がっていて一つなのだという感覚が湧いてきます。 そして、元気になれます。だから続けていけるのかな。 12年間アンチエイジング道を鬼のように探求する中で、私が得た答えの1つは、すべては自然の中にあるということです。 本当にすごい有効成分も、ほんとうにすごい特効薬も、すべては自然界の中に、そして私たちの体の中にあるということ。 これについては、ブログを始めてからの8年間や、コスメのブランドを始めてからの4年、畑を始めてからの3年でまた新たな出会いと発見があり、ますます確信に変わっていっています。 さて、そんな中で今日は私達アンチエイジングの鬼の敵である「紫外線」による「光老化」についてちょっと考えてみたいと思います。 肌を老化させるいろいろな要因の中で、紫外線と言うのはやはり一番の問題です。 紫外線の中のUV-Bは、波長は短いですが強く激しいので、肌表面に炎症を起こし表面の細胞を傷つけます。 UV-Aは波長が長いので、肌の奥まで差し込んでコラーゲンを分断させたり、DNAを傷つけたりして、消えないシワやたるみ、シミを作ります。 顔に紫外線を照射した時、どの部分に一番紫外線があたるかを実験したデータを見たことがあるのですが、1位は額、2位は鼻の頭、3位は目じりと頬骨の手前、4位は頬骨の奥、5位は顎、6位は口角の横、7位はエラのあたり でした。 額や鼻の頭は皮膚が厚いので、そこまで影響が大きくありませんが、3位の目じりはすごく皮膚が薄いところなので、意外に盲点。 3位4位の頬骨周辺は皮膚が薄い割に紫外線を受けやすい場所であることが分かります。 サンスクリーンやUVカット出来るファンデーション、チークで守ってあげることは大切です。 ただ前回も少し書きましたが、実は肌自体にも紫外線を反射するという働きがあります。 ↑ご存知肌の断面図です。 一番上は皮脂膜、そして角質層で、ここまでをお肌のバリアと呼び、ダニや埃やバイ菌が入らないように、そして体の中の水分が蒸発しないように守っています。 わずか0.02mmですが、顔の場合は10層くらいのアップルパイ状になっていて、隙間をセラミドやNMFなどの水分保持出来る脂質やアミノ酸で埋めて、頑強な砦を作ってくれています。 実はこの「角質層」には、紫外線を反射して、肌の内部に入り込ませないようにするという役目もあります。 そして健康な角質層には20%~30%の水分が含まれるのですが、実はこの水分もある程度紫外線を吸収します。 また、健康な角質層にはセラミドやNMFなどのうるおい物質もたっぷりあるのですが、これらも、紫外線を吸収します。 もちろん、一番上の皮脂膜も紫外線を吸収します。 それでも受け止めきれなかった紫外線は、実はその下の顆粒層で跳ね返します。 顆粒層には「ケラトヒアリン顆粒」という、小さなビーズのような粒々があり、これが紫外線を反射させるのです。 ケラトヒアリン顆粒の元を作ってくれているのは、その下の有棘層です。 それでも間に合わないほどの紫外線が、肌の奥まできてしまえば、今度はその下の「基底層」でメラニン色素を出して、紫外線を吸収させます。 これでも吸収しきれなかった紫外線が、真皮にまで行ってしまいます。 そうすると、活性酸素が発生してコラーゲン繊維を傷つけたり、DNAを傷つけたりします。 ただ、やられっぱなしというわけでもなくて、抗酸化物質が活性酸素を出来るだけ無害化したり、傷ついたDNAは「DNA修復酵素」によって、ある程度修復できます。 細胞の変性がひどい場合は「アポトーシス」という最終防御手段もありまして、これは「もう修復不可能!」と判断して自爆してしまうという仕組みです。 肌って本当にすごいですよね? 肌の自然防御力、自然治癒力だけで、ここまでのことをやってのけるわけです。 ただ、肌がその防御力を十分発揮するためには、肌自体が健康でなくてはいけません。 ☆紫外線の影響を受けにくいお肌の条件☆ 1、紫外線を十分反射させるには、角質層が丈夫でキメが細かいこと。 2、紫外線を吸収するには、角質層に水分が多いこと 3、紫外線を吸収させるには皮脂膜やセラミドが多い乾燥していない角質であること 4、皮脂膜やNMFの生成にも、丈夫な角質層の生成にも常在菌が関わっているので、彼らが住める肌環境であること。 5、ターンオーバーが正常であること 6、SOD酵素や、DNA修復酵素など、体内の酵素の働きがよいこと 1~4は合成界面活性や、顔の洗いすぎで肌バリアを壊さないことが重要です。 4に関しては、合界以外にも菌が繁殖しにくい合成ポリマーやシリコーンオイルの化粧品をやめるのがベストでしょう。 5に関しては、早くても遅くてもダメなので、遅い場合は新陳代謝を上げていくことも考えないといけません。 6は食生活にも大いに関係します。 ☆紫外線からのダメージを跳ね除ける肌になるためには☆ スキンケア編 ●合成界面活性剤の多いコスメ、合成ポリマーのコスメを使わない ●顔を洗いすぎない、そもそも洗いすぎなくても落ちるようなコスメを使う ●化粧水を適度に使用し肌の水分量を上げる ●アミノ酸や糖質、ヒアルロン酸などの保湿成分の入ったコスメを使う ●良質な植物オイルの入ったコスメを使い、皮脂膜を補助する ●ターンオーバーが落ちている場合は、優しいスクラブなどをたまに使って生まれ変わりを促したり、良質なオーガニックオイルでマッサージし血行をよくする。 ●皮膚で生じる活性酸素を無害化する、カロチノイドやエラグ酸、ビタミンEなど抗酸化物質の多いコスメを使用する 食事編 ●体内の酵素力を上げるために、生野菜をたくさん食べる ●紫外線で生じる活性酸素を無害化するカロチノイドの多いトマト、ニンジン、スイカ、ほうれん草、カボチャを食べる ●AC-11など、DNAの修復を補助する天然成分を顔に塗ったり、食べたりする。 ●フルーツなどビタミンCの多いものを食べる ●大豆や豆類、ナッツなどたんぱく質を不足なく摂る 丈夫な角質が育っておらずバリアが薄くなっている場合は、紫外線の影響を受けやすくなっているので要注意なのですが、ターンオーバーが乱れて、角質が厚くなってしまっていても、キメが乱れて乾燥し、肌に透明感がなくなり、紫外線も反射できなくなります。 ターンオーバーが悪いと、増えたメラニンをなかなか排出できずに、シミを作ることもありますし、肌がくすんで見えます。 代謝が悪いと真皮の中の古いたんぱく質繊維が分解されずに、いつまでも残りやすくなります。 ここに糖質がやってくると、糖化が起こりAGEという物質が増え、そのせいで肌が黄色っぽくくすみます。 ターンオーバーを正常にするためには、ビタミンACE、B2、B6、鉄分、亜鉛、カルシウム、たんぱく質などを不足せずに食べ、運動やマッサージや入浴などで血行を良くすること。 それから夜12時までには布団に入り、よく眠ることです。 ↑新陳代謝に欠かせない亜鉛が多い麻の実ナッツ。 おいしいのでなんにでもかけちゃいます。 ↑特に鉄分不足の方に効果が早いフローラディクス。 オーガニックの植物と天然物質だけで出来た吸収の良いドリンクです。 ↑お肌の新陳代謝を高めてくれるハトムギ茶。 珍しく石川県産のオーガニックのもの。めったにないので希少です。 紫外線を自らの力でも反射出来る、キメの細かい、しっとりした輝く肌になろう!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013年04月03日 16時34分26秒
コメント(0) | コメントを書く
[アンチエイジングのために] カテゴリの最新記事
|