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カテゴリ:食べるアンチエイジング
みなさん、こんにちは。
かなりお久しぶりな更新になってしまいました。 ごめんなさい! 多分アン鬼始まって以来のことじゃないかと思います。 ちょっと原稿があまりにたくさんありすぎて、半引きこもり状態で書いておりまして、それが終わったら、さすがにヘロヘロで。 久しぶりにちょっと休んでいました。 その間、いろいろ書きたいことが溜まってますので、これからお楽しみに♪ しかし、暑いですね。 みなさん、バテていないでしょうか? 庭の畑のサニーレタスは、絶賛「種」熟成中です。 今年の夏は、種以外はスイカくらいで、さみしい畑状況です。 しかし、去年は草もあんまり生えてこなかったけど、今年は草だらけなので、秋こそはもっと作物が出来る土になっている予定です。 土をベクレルフリーに入れ替えるって、こんなに畑にとっては致命傷だと思い知りましたが、いい勉強でした。 今発売中の、シュプールとにっこりとDRクロワッサンに出ています。 良かったら、読んでみて下さいね。 さて、やっとの思いで完成した甘夏の香りのトーンアップシリーズの化粧水、美容液、クリームも発売になり、我が子を送り出した母の気分。 この中の美容液の主成分でもある、エンゾジノール(ニュージーランド松樹皮エキス)ですが、肌につけても、紫外線ダメージから皮膚を保護し、あらゆる自然発生する活性酸素を中和する働きや、コラーゲンに結合して分解を阻止する働きなどがあります。 コラーゲンだけではなく、エラスチンとも結合して分解を阻止します。 こういうすごい作用が、肌につけるだけじゃなくて、飲むことでも相乗効果があるので、やっぱここは、ぜひサプリメントにしたいなと思いました。 エンゾジノールは水溶性にも関わらず脂質の酸化からの保護とか、DNAダメージからの保護にもエビデンスがあるんです。 あと良いなーと思っているのが、ビタミンCを体内に長時間に渡り留まらせる働き(約4倍持続)です。 それから酸化したビタミンCを再生する働きも認められています。 ビタミンCは抗酸化力や美白作用のほか、コラーゲンの合成にも欠かせないので、コラーゲンとエラスチンの分解を防いだ上に、ビタミンCまで長く留まらせて、Cの酸化を再生するわけなので、相当美肌に良さそうです。 もっと面白いのは脳への働きです。 メルボルンのSwinburne大学の研究者らは、5週間にわたってエンゾジノールを摂取した群とビタミンCを摂取した群を比較し、作業記憶テストと認知記憶テストで、ビタミンC群でまったく変化がなかったのに対して、エンゾジノール群では優位な改善が見られたことを発表しました。 脳神経の画像分析でも、エンゾジノール群で脳活動の優位な変化があって、一致しています。 平均的な脳活動の衰退を基準とすると、脳機能年齢を7歳~12歳分若返らせると結論づける研究者もいます。 そもそも、松樹皮の抗酸化力がすごいのは、アンチエイジング好きならみんなご存知のことだと思いますが、エンゾジノールは抗酸化力を比較すると、その他の地域の松樹皮エキスの約1.5倍の抗酸化力がある上に、自然環境が素晴らしくて汚染がない地域の松なので、そのあたりも安心できました。 ここが重要なんです。どんなに薬効があっても環境の良くない地域の植物は、特にサプリで摂るのは高濃度になってくるので、注意が必要です。 美容液に入れた、パタゴニアのマキベリー。 皮膚の一番上の角質細胞に対する抗酸化作用と抗炎症作用、紫外線からの繊維芽細胞保護があるので入れたのですが、こちらも実は飲んでも効果が高い植物です。 マキベリーと他のベリーって何が違うのか、なんでマキベリーはこんなにすごいのかは、含まれるアントシアニンの種類を見ると分かりやすいです。 ポリフェノールのアントシアニンにも、いろんな種類があり、マキベリーは82%がデルフィニジンなんです。 デルフィニジンはUV照射したヒト皮膚角化細胞に対して抗酸化作用を発揮し、ほぼ濃度依存的に細胞死を抑制することが確認されています。 あと、UV照射した皮膚角化細胞内では、活性酸素による脂質の過酸化反応が認められますが、デルフィニジンによって脂質の過酸化が抑制されるという結果も出ています。 さらに興味深いのが、コラーゲン分解酵素である MMP-1の発現量の増加が抑制されるということ。 これは、コラーゲンの量を維持し、肌にハリを与えてくれることを示唆します。 マキベリーで興味深いのは、目への効果です。 ベリーに多いアントシアニンが、目に良いことは有名ですが、その中でも抗酸化作用が強いデルフィニジンがほとんどのマキベリーだからこそ、一番視細胞を保護するのかなと思います。 あと面白かったのが、マキベリーの毛乳頭細胞の増殖作用です。 まさかの毛ですよ、毛。 他のベリーでも比較実験してますが、マキベリーエキスのみが細胞増殖を有意に促進してました。 育毛促進因子(FGF-7、VEGF 、IGF-1)の遺伝子発現を評価した結果、マキベリーエキス添加によって各遺伝子の有意な発現亢進がありました。 意外ですよね、ベリーで育毛なんて。 美容液にもたっぷり入れた、この2つのエキスを植物性のカプセルに入れてサプリメントを作ろうと思ったんですが、十分な有効量入れてもまだカプセルに余りがあります。 威力がすごいものは、量を多く摂る必要がないんです。 そこで、内側からのトーンアップをテーマに、いろいろ社内で検討してて見つけたのが、「カンカエキス」と「エコール」でした。 「カンカ」というのは、ウイグル自治区タクラマカン砂漠に分布し、砂漠の厳しい環境下において開花し、実をつけるという強い生命力を持つ植物「カンカニクジュヨウ」のエキスです。 タクラマカン砂漠のオアシスであるホータン地区は、世界4大長寿地区の一つといわれており、100歳を超えるお年寄りの比率が中国一です。 同じく長寿として有名な日本の沖縄県と比較した結果、 100歳以上の人の数が、約3倍以上だそうです。すごいですよね! ホータンに住む人々はカンカニクジュヨウを常食する習慣があり、それが長寿の秘訣ではないかとも言われています。 カンカニクジュヨウには、「エキナコシド」や「アクテオシド」が多く含まれています。 エキナコシドは、薬用ハーブでもあるエキナセアの主成分として知られていますが、なんとカンカニクジュヨウの方が「エキナコシド」が多く含まれています。 また、「アクテオシド」は抗酸化力がすごくて、レスベラトロールの約15倍、ビタミンCの約5倍であるとされています。 これがトーンアップにどう威力を発揮するかと言うと、エキナコシドおよびアクテオシドにチロシナーゼ阻害作用があるから。 チロシナーゼの働きでチロシンからドーパキノンが生成し、その後酸化反応などが進行してメラニンが生成されます。 メラニンは大切ですが、代謝の悪い過剰なメラニンはくすみやシミの素なのでこういう働きはありがたいです。 あと、やっぱりこちらもコラーゲンの分解酵素であるコラゲナーゼと、ヒアルロン酸の分解酵素であるヒアルロニターゼを抑える働きがあります。 あと、顔のシミに良いものっていうのは、脳のシミともリンクするものが多くて面白いのですが、 カンカエキスには脳の機能を改善する作用があるのです。 むしろこちらのほうが有名だったりします。 ・記憶を習得する能力。 ・記憶を保存する能力。 ・記憶した情報を引き出す能力。。 カンカエキスはこれら全てのメカニズムにおいて有意に作用する事が明らかになっています。 障害を受けた脳神経細胞を回復させることによって,脳機能改善作用を持つようで、エキナコシドによる神経芽細胞内の活性酸素種レベルおよびカスパーゼ-3 活性を抑制することによって、障害を受けた神経芽細胞を保護するようです。 ウイグル自治区の環境はすごく良いですが、オーガニック認証をきちんと持つ原料を選びました。 もう1つがエコールです。 愛媛県産のワカメからアルコールで抽出、精製したもので放射能検査済みです。 エコールは何かと言うと、海藻に多いフコキサンチンの近縁関係で、藻類ポリフェノールの、フロロタンニン類、中でも「フロログルシノール」、「エコール」、「フロロフコフロエコール」、「ダイエコール」、「バイエコール」などのポリフェノールが多く含まれています。 わかめを食べればいいって話ですが、わかめだと有効量は重量で50g。 しかも吸収を考えると減ってしまいますので、サプリは確実ではあります。 これはL-チロシンとチロシナーゼというメラニンを作る時に働く酵素を混ぜた液にエコールを混ぜて、どれだけ茶色くなるのが抑制されたかの実験です。 濃度が50μg以上からほぼ茶色じゃないのが分かるでしょうか? これは試験管ですが、人体に換算すると50mgとのことで、その量を1カプセルに入ることにしました。 他には、やはりヒアルロニターゼとコラゲナーゼ、エラスターゼの活性も阻害するようです。 あと興味深いのが、エコールの「アセチルコリンエステラーゼ」阻害活性です。 アセチルコリンエステラーゼはアセチルコリンの分解酵素なので、要するに神経伝達物質の「アセチルコリン」を増やします。 アセチルコリンの量が脳内で増えると集中力や記憶力がアップし、反対に脳内のアセチルコリンの量が低くなると集中力が低下することが確認されています。 エコールは親油性なので、血液脳関門を通過するんですよ。 もう一つが、糖化によって生成される最終糖化産物であるAGEの産生を抑制する作用です。 AGEが抑制されれば、脳だけじゃなく、かなりアンチエイジングですよね。 そんな4つの植物の抗酸化物質が入ったサプリメントを、1カプセルで有効量摂れるよう設計しました。 ポリフェノールがたっぷりなので、こんな外見になりましたー! カンカもエコールも外用でもかなり過剰なメラニンを抑制するので、コスメにも入れたいなーと思い、今コンシーラに入れて試作中です。 植物が持つフィトケミカルの相乗効果! 日頃の食生活が一番大切ですが、こういうパワーをうまく取り入れて ビューティークリアでいきたいです!!! 私のコスメのブランドでスタッフを募集しています! 詳しくはこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014年07月25日 13時17分30秒
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