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カテゴリ:子育て日記
前回は、家庭内でルールを作ろう、というお話しをしました。
しかし「そんなルールを作っても、どうせ子どもは言うことを聞かないから、大声をあげたり、叩いたりする素になる」 とよく言われます。 確かにそうかもしれません。 上のように思われる方は、正しい考え方など存在しないので、ご自分を信じて下さって結構です。 しかし、この現状を変えたいと思われている方に、お話しを続けます。 本当にそうでしょうか? 子どもは、怒鳴ったり叩いたりして、親の言うことを聞かせる生き物でしょうか? しつけの語源は「しつけ糸」から来ています。 手本を示すことです。 「厳しさ」や「暴力」から来ているわけではありません。 うちの子は、「寝ろ」といっても寝ませんが、私が子どもの布団に入ると子どもも入ってきます。 「風呂に入れ」といっても入りませんが、私が入ると入ってきます。 両親とも、タバコを吸わず、ポィ捨てをしないので、子どもはゴミを投げ捨てません。 両親とも、靴のカガトを踏まないので、子どももカガトを踏みません。 両親とも、子どもの話しをよ~く聴くため、子どもも授業中騒がず、先生の話しをよく聴いています。 そして子どもも一人の人間です。 私はいつも根底に子どもの持っている「自分でやる力」を信じています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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「躾」の語源が「仕付け糸」から来ていることはよくいわれていることですが、では、「仕付け糸」の「仕付け」の語源は?私はへそまがりですから、こう考えました。そもそも「仕付け」とは、社会がよってたつ規範や価値観、或いは解明された原則などを、原始に遡って動物から始めるなんてできるわけがないし、子供が自分で社会のルールを勝手に解釈していいことになるわけがないから、ある程度確立された基礎は本人にとって重荷だろうと不愉快だろうと、「押し付けて強制する」。この「おしつけ」からきているのだと考えます。まだ心身の形成過程にあって、社会に馴染む素地がないのに、自ら育つ力を大事にする、などというおためごかしが、今、子供達の発達不全、不安、喪失感を生み出している、と考えています。自分が確立されていない不安な母親にからすれば、子供の自立は子供の責任と言った方が、カッコいいからだとはうがちすぎでしょうか。今、子供達の状況は危機的です。一番の問題は母親、次が父親だろうと思います。
(2008年05月21日 08時59分39秒)
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