番外編番外編 ■はるにれの木 「遠TONE音」のCDジャケットに登場する“はるにれの木”は帯広の近く豊頃町の河川敷にあります。 “はるにれの木”は全部で三本ありますが、ジャケットに使われている木だけが有名で町のシンボル にもなっています。樹齢130年、高さ約18メートルで二本の幹がくっついて一本の木に見えます。 ジャケットに使われている写真は浦島甲一(故人)さんが撮影されたものです。「遠TONE音」と浦島さ んのご子息と交流があり使用させて頂いています。 ご子息の浦島久さんとお会いした時に『よかったら使ってください。』と1枚のテレホンカードが差 し出されました。お父上の“はるにれの木”の写真をカードにしたものでした。 丁度その頃、1st.アルバムの録音の目途は立ったけどジャケットをどうすると悩んでいた時でした。 メンバーはその写真を見た瞬間「これだ!」と思ったそうです。浦島さんはカードを『よかったら使 ってください』とおっしゃったのですが、メンバーは写真を『よかったら使ってください』と素直に 都合よくとってしまったのです。 それ以来、浦島さんが撮られた“はるにれの木”は「遠TONE音」のシンボルマークになっています。 浦島甲一さんは“はるにれの木”以外にも素敵な写真をたくさん残されています。 ■はるにれの木の謎 91年の「十勝コンサートツァー」で初めて“はるにれの木”に会う事が出来ました。 はっきりした記憶はないのですが、地元の方からこの木は『♪この~木 何の木 気になる木♪』の日立 のCMの“初代の木”だと説明され、メンバー・スタッフとも何の疑いもなく納得しました。 その後コンサートで「はるにれの木」を演奏する度に“初代の木”と紹介し続けました。ところが数年前、 朝日新聞に『誰がそんなデマを』と云った内容の記事が掲載されました。豊頃の“はるにれの木”がCM に使われた事はないそうです。でも、多分何方が聞いても『そう言われれば』と思えるくらい、あの木は 風貌のある木だと思いますが。 その後はコンサートの度に、『豊頃の“はるにれの木”を“初代の木”と間違ってデマを流したのは我々 です。』と各地でお詫び行脚をし訂正しました。 最近、豊頃の“はるにれの木”を検索してみたら、いくつかのサイトにまだ“初代の木”と紹介されてい ました。また、どこかに“初代の木”と説明した看板もあるそうです。 この謎はまだまだ引き継がれそうです。 ジャンル別一覧
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