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光透波(ことは)の泉【デジタル版】  しあわせの波紋                        

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April 4, 2005
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カテゴリ:好きな映画
「嫌いな人が聞いていたはずなのに、私、この歌大好きなんです。
この歌にずいぶん励まされたし。音楽って不思議な力あるんですね。」


★現時点、思い入れ度No.1映画★

こういうと、やや恥ずかしいものもあるのですが、でも、やっぱり、この映画、大好きです。
ただ、声を大にしておすすめできる作品でもなく、嫌いな人は、嫌い、好きな人ははまってしまう、という、好き嫌いのはっきりと分かれる作品ではないかと思います。

全編を覆う虚無的なけだるさが、何故か心地いい。
そして、記憶に留めておきたい数々の映像が、それに輪をかけるように物語をゆったりと導いていきます。
ただ、物語は、予定調和ではなく、どこに行くのか分からない「危うさ」を抱えていて、少しずつ「歪み」と「あいまいさ」を伴いながら、何かが壊れていきます。その壊れゆく様が美しくさえあります。

見終わっても、すっきりしない部分もいくつかあります。そのあいまいな部分が、逆に見る者の想像力を刺激して、粘りつくような余韻を残します。


★監督は「世界の中心で、愛をさけぶ」の行定勲★

行定勲監督は、『GO』で映画賞を総なめ、一躍メジャーな存在になり、その後『世界の中心で、愛をさけぶ』では、大ヒットを記録しました。

『贅沢な骨』は、『GO』の前に当たり、まだ、あまり知られていなかった時の作品。個人的には、メジャーになる前の作品の方が、未完成ながらも監督の情熱が感じられて、好きです。


★物語の概要★

ホテトル嬢をしているミヤコ(麻生久美子)は、いつもジャージ姿のサキコ(つぐみ)と一緒に暮らしています。
ミヤコはうなぎの骨が喉に刺さったのか、喉に違和感を覚えるようになります。
サキコは過去の傷が尾を引き、仕事をするでもなく家にこもりがちで、ミヤコの帰りを待つ日々。
二人は少し強く触れれば壊れてしまいそうな現実のなか、それなりに充実した日々を送っています。
ミヤコはある時、仕事で新谷と名乗る客(永瀬正敏)の相手をして、初めて心から満たされます。
ぬるま湯のような二人の日々に新谷が加わることで、3人の間には微妙な緊張関係が生まれていきますが…。


★麻生久美子とつぐみ★

そもそも、本作品をなぜ、手に取ったのか?
正直に申し上げれば、行定監督の前作『ひまわり』で、かなり気になっていた女優「麻生久美子」が、この『贅沢な骨』にも出ていたから、というのが1番の理由です…。

動機はいたって単純、というか、不純です。

しかし、人生何が起こるか分からないもので、麻生久美子目当てで見たはずが、もう一人の初見の女の子、つぐみのほうに、目移りしてしまい、結局、彼女から目を離すことができませんでした。

麻生久美子は、悪くない。うん、はまり役です。
しかし、サキコ役のつぐみの体全体から滲み出てくる「哀しみ」「孤独」、じっと一ヶ所を見つめる瞳の「寂しさ」に惹きつけられて、つぐみの視点から、彼女に感情移入して、物語を見ていました。

彼女の少しはにかみながらギターを弾く姿、屋上で一人影踏みをしている姿、足に怪我をして松葉杖で階段を登る姿など、印象的で、彼女の「哀しみ」は見ているだけで、息苦しくなるほどでした。

つぐみと麻生久美子、このふたりに、ベテランの永瀬正敏が加わって、奏でられる物語。
不器用で、傷つけあい、それでも離れられない、そんな3人のさまよう先には、どんな結末が待っているのか…。


★幻のバンド、ザ・ハンプバックス★

また、最後に、付け加えるとすれば、音楽も非常に印象に残ります。

サキコが映画の中で弾いている曲、「トーチソング」。
それがエンディングテーマともなっていますが、この作品全体の、けだいるいなかにも、張り詰めた雰囲気を、集約した曲でもあり、この曲があるからこそ、物語に、より深みが出たのではないかと思います。
決して明るい曲じゃないけれど、繰り返し聴いてしまう曲です。
これを書いている今も、この「トーチソング」をエンドレスでかけています。

あまりに印象的な曲なので、私はこのサントラ買ってしまいました。
この映画のためだけに結成されたという、ザ・ハンプバックス。
出演している永瀬正敏がボーカルです。

行定監督の「裏」ベスト作品は、この『贅沢な骨』で決まりです。

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Last updated  April 5, 2005 01:49:52 AM
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