病棟移動・放射線治療開始10月4日シミュレーション。 外来のシミュレーター室でするのだけど、私は終わるまで前の待合で待っていた。 ちょうどその時、奥のリニアック室(ラジエーションを行う部屋)で骨髄移植前処置のTBIを受けている病棟患児を迎えにきた、血液科の病棟のNs.とばったり出くわす。 そのNs.は「ことちゃん中にいるの?」とシミュレーター室に顔を見に行ってくれて、私も「このまま一緒にそっちの病棟に連れてって~」なんて冗談交じりで話していた。 すると、シミュレーションが終わって病棟に戻ったら、師長さんが「下の病棟(血液)で空きが出たんだけどどうする?」とタイムリーに朗報を。 大喜びで病棟移動。 これで心置きなく治療に専念できると私としては大安心。 来週頭からラジエーションも始まるし、ちょうどタイミングのいい移動が出来ました。 琴音も俄然やる気が出たのか?翌日、自分で勝手にNGを抜いてしまい、そのおかげでNGもOFFにしていい事に。 身も心もスッキリと治療が始められそう? 私も身も心もスッキリと…早くいきたいなという感じ。 離婚に向けて調整中なので、私の方は晴れ晴れとはいかないのです…。 翌週、ラジエーション開始。1.8Gy×25回、計45Gyの予定。 普段は照射自体は数十秒で終わる簡単なものだけど、初日は正確に位置を決めたり微調整したりする為に少し時間がかかる、と言われていた…がこれが想像を絶する長さ。主治医のD先生も、後から話したらびっくりしていた。 わらわらと入れ替わりに大勢技師さん達も集まってくるし、琴音は大泣きして抵抗…もむなしく疲れてしまったのか、途中で撃沈。おねむでした。 こんなトラウマ植え付けられたら、明日からの治療が思いやられる…。 琴音は日によって多少の差があるものの、だいぶ元気に。 Ns.とも以前のようによくおしゃべりするようになって、一日のリズムも元通りに整ってきた。 トラウマを懸念していたラジエーションも嫌がりはするものの意外とお利口に受けられているし、ラジエーションのない週末は外泊も出来るように。 ところが、外泊したら里心がついたのか、時が経つに連れラジエーションを嫌がるように…。 今月のラジエーションの担当の技師さんは若くて優しい男の子で、一生懸命面倒見てくれているというのに琴音には通じないらしい。 (この技師さんは、現在のダンナさんの後輩で、後に琴音は大の仲良しになって、嫁に出そうかと思うくらい懐いてましたが、何か?wこの時はダメだったらしいなぁ。) 日増しに往生際が悪くなるのは琴音の性格を如実に表している…。 この時点でまだ折り返し地点。後半戦、どうやって切り抜けようかなぁ。 ちなみにこの頃リアルタイムでUPしていた日記はこちらとこちらこちらとこちら |