カテゴリ:甲田療法
西式健康法では前者で、生理学的にはこちらが正しいです。
水を極端に飲まないと、やはり病気になります。
最近よく、寝る前に水分をとらないと、心筋梗塞や脳梗塞になるといわれていますね。
これらが午前中に多いのは、寝ている間に血液が濃厚になるからです。
血液が濃いと、血管の中で固まりやすくなります。
だから、朝起きたら必ず水を飲んで、血液をサラサラにしましょう、ということです。
西先生がおっしゃっていたのは、「6時間、水もお茶も何も飲まないと、胃の粘膜が荒れてきて、積もり積もって胃潰瘍になる」ということ。
水を飲まないと、いろんな障害が出てくるわけです。 ところが、「水を飲まない」健康法が完全に間違っているのかというと、そうでもないので
胃下垂の人は水を多くとらないほうがいい。
水を飲んだら、もたれてしまいます。
特に昼から夜は飲まないことです。
胃の弱い方を治すには、まずは水を断たないといけません。
水を飲まないで塩をたくさんとる。
つまり胃液をつくるのですね。
胃液というのは塩酸です。
塩酸の材料は食塩です。
だから、食塩をとらないと胃液が薄まります。
夏になって胃の弱い方が出てくるのは、汗をかいているのに塩をとらないからです。
ところが、今はなんでもかんでも減塩ですね。
だから胃の弱い方がどんどん増えています。
甘いものがやめられないのも、塩が足りないからです。
われわれの血液は0.86%の塩漬けです。
その塩漬けでパイ菌がわかないようになっています。
食品にパイ菌がわかないようにする保存方法には、塩漬け・砂糖漬け・アルコール漬けがありますね。
体もこれと同じです。
汗をかくと、食塩濃度が下がって塩漬けがうまくいきません。
そうしたらパイ菌がわいてきます。
塩をとればいいのですが、とれなかったら砂糖漬けにしようとします。
つまり、砂糖が欲しくなるわけです。
もし砂糖がとれなかったら、今度は酒屋さんの前を素通りできなくなります。
だから、汗をかいたらすぐに塩をとる。
塩をとらないと肝臓でブドウ糖をつくる能力が落ちます。
すると血糖値が下がってくるから、すぐに疲れるのです。
それから、失われた水も補給しなければなりません。
汗をかいても水を飲まないと、血液中にグアニジンがだんだん増えます。
そうすると、顔色がどす黒くなります。
水を極力飲ませない健康法の指導者は、たいてい顔がどす黒いですね。
尿素とアンモニアが結びつくとグアニジンになる。
グアニジンは、血液中にだいたい0.1~0.2mgあるのが正常です。
この10倍になったら尿毒症です。
汗をたくさんかく人は、腎臓がうまく働かず、グアニジンがどんどん体の中にたまります。
グアニジンがたまっているかどうかを判断するには、水風呂が冷たく感じるか、汗をたくさ
西式では、1日2~3リットルの水をちびりちびり飲みます。
30分ごとに30ccです。
でも、本当に健康になったら、一度に1升でも飲めます。
水をたくさん飲めない人が、一度に飲んだら、肝臓がまだ機能していないので、すぐにおしっこに行きたくなります。
ところが健康になったら、つるべに1杯グーッと飲んでも、一日中おしっこにあまり行きません。
それに、おしっこがいつも透明です。
おしっこに色がつくようなら、まだまだ不健康です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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