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 西式甲田療法

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2010年03月01日
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カテゴリ:甲田療法



『断食博士の「西式健康法」入門』甲田光雄監修・三五館・2007年11月29日初版


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【健康法にも、「水を1日2~3リットル飲みなさい」というのと、「なるべく水は飲まないように」という二つがありますが、どちらが正しいのですか。】
 

 

西式健康法では前者で、生理学的にはこちらが正しいです。

 

 

水を極端に飲まないと、やはり病気になります。
 

 

最近よく、寝る前に水分をとらないと、心筋梗塞や脳梗塞になるといわれていますね。

 

 

これらが午前中に多いのは、寝ている間に血液が濃厚になるからです。

 

 

血液が濃いと、血管の中で固まりやすくなります。

 

だから、朝起きたら必ず水を飲んで、血液をサラサラにしましょう、ということです。
 

 

西先生がおっしゃっていたのは、「6時間、水もお茶も何も飲まないと、胃の粘膜が荒れてきて、積もり積もって胃潰瘍になる」ということ。

 

 

水を飲まないと、いろんな障害が出てくるわけです。
 



ところが、「水を飲まない」健康法が完全に間違っているのかというと、そうでもないので
す。

 

 

胃下垂の人は水を多くとらないほうがいい。

 

 

水を飲んだら、もたれてしまいます。

 

 

特に昼から夜は飲まないことです。

 

胃の弱い方を治すには、まずは水を断たないといけません。

 

 

水を飲まないで塩をたくさんとる。

 

 

つまり胃液をつくるのですね。
 

 

胃液というのは塩酸です。

 

 

塩酸の材料は食塩です。

 

 

だから、食塩をとらないと胃液が薄まります。

 

 

夏になって胃の弱い方が出てくるのは、汗をかいているのに塩をとらないからです。

 

 

ところが、今はなんでもかんでも減塩ですね。

 

 

だから胃の弱い方がどんどん増えています。

 

 

甘いものがやめられないのも、塩が足りないからです。
 

 

われわれの血液は0.86%の塩漬けです。

 

 

その塩漬けでパイ菌がわかないようになっています。

 

 

食品にパイ菌がわかないようにする保存方法には、塩漬け・砂糖漬け・アルコール漬けがありますね。

 

 

体もこれと同じです。
 

 

汗をかくと、食塩濃度が下がって塩漬けがうまくいきません。

 

 

そうしたらパイ菌がわいてきます。

 

 

塩をとればいいのですが、とれなかったら砂糖漬けにしようとします。

 

 

つまり、砂糖が欲しくなるわけです。

 

 

もし砂糖がとれなかったら、今度は酒屋さんの前を素通りできなくなります。

 

 

だから、汗をかいたらすぐに塩をとる。
 

 

塩をとらないと肝臓でブドウ糖をつくる能力が落ちます。

 

 

すると血糖値が下がってくるから、すぐに疲れるのです。
 

 

それから、失われた水も補給しなければなりません。

 

 

汗をかいても水を飲まないと、血液中にグアニジンがだんだん増えます。

 

 

そうすると、顔色がどす黒くなります。

 

 

水を極力飲ませない健康法の指導者は、たいてい顔がどす黒いですね。
 

 

尿素とアンモニアが結びつくとグアニジンになる。

 

 

グアニジンは、血液中にだいたい0.1~0.2mgあるのが正常です。

 

 

この10倍になったら尿毒症です。

 

 

汗をたくさんかく人は、腎臓がうまく働かず、グアニジンがどんどん体の中にたまります。
 

 

グアニジンがたまっているかどうかを判断するには、水風呂が冷たく感じるか、汗をたくさ
んかくか、寒がりかの三つです。
 

 

西式では、1日2~3リットルの水をちびりちびり飲みます。

 

 

30分ごとに30ccです。

 

 

でも、本当に健康になったら、一度に1升でも飲めます。

 

 

水をたくさん飲めない人が、一度に飲んだら、肝臓がまだ機能していないので、すぐにおしっこに行きたくなります。

 

 

ところが健康になったら、つるべに1杯グーッと飲んでも、一日中おしっこにあまり行きません。

 

 

それに、おしっこがいつも透明です。

 

 

おしっこに色がつくようなら、まだまだ不健康です。








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最終更新日  2010年03月01日 19時55分43秒
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