3.口臭の原因唾液は口腔内の清掃状態を保つのに関係しています。つまり、唾液が色々なものを洗い流してくれるわけです。口腔乾燥症などで唾液の分泌が低下すると口腔内の清掃効果が低下し口臭が生じます。起床時の生理的口臭は、寝ている間、唾液野分泌量が低下し、さらに唾液の質が粘張性の高いものに変化するためと考えられています。 食物の残りかすや歯垢などが長く口腔内に留まると口腔内の細菌による分解が進み口臭物質の産生が進むと考えられています。 虫歯、歯周疾患(歯槽膿漏)、口内炎、親知らずの周囲の炎症などがあると口臭を生じ易くなります。 剥離上皮や白血球、細菌からなる舌苔が舌の表面を覆っていることがある。この舌苔が多く付着すればするほど口臭が強くなる。 数は多くないのですが、色々な全身疾患が口臭を引き起こす事があります。以下に口臭を引き起こす疾患を示します。 A.耳鼻咽喉系疾患 口につながる鼻や喉に臭いを発する感染症や出血、異物、ガンなどがあると口臭を生じろことがあります。 例》鼻炎、副鼻腔炎、扁桃炎など B.呼吸器系疾患 気管支や肺などにおいても、感染症などがあると、口臭の原因となります。 例》気管支炎、肺炎、肺がん、肺結核、気管支拡張症など C.消化管疾患 胃内容物の逆流があったり、食堂の入り口付近に感染症があると口臭が生じます。例》胃食道逆流、幽門狭窄症、胃ガン、食道ガンなど D.腎疾患 腎機能が低下している患者では、尿毒物質の尿からの体外への排出がされず、体内に蓄積され、呼気や汗腺から排出され独特の臭いを生じると言われています。 例》腎機能不全など E.肝疾患 様々な口臭原因物質が肝臓で代謝・分解されますが、肝不全の状態では分解が進まず、呼気中に排出されるようになります。 例》 肝硬変、肝ガンなど F.糖尿病 糖尿病などでは、呼気中のアセトンの濃度が高くなり、甘い香りを生じます。 ジャンル別一覧
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