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関西ショールーム初展示のベヒシュタイン・アカデミー175を紹介します。 今までアカデミーシリーズのグランドピアノは、A.160、A.190、A208の3モデルを 日本へは入れていました。 2年ほど前にドイツでお目見えした新モデルA.175をお客様の希望もあり、関西ショールームに入れました。 ![]() 調律、調整、整音まで行いましたが、印象としては落ち着いた響きと言えると思います。 現在となりにA.190を並べていますので、違いがよくわかります。 どちらがいいのか?というと、これは好みになりますので、パワーがあって少し華やかな音色を好む方はA.190がいいかもしれません。もちろん、置き場所の大きさにも関係しますので、実際に弾き比べてみて判断していただきたいです。A175でブラームスのインテルメッツォを弾いてみましたが、非常に楽しかったです。少し渋い音色がブラームスにぴったり合う気がしました。 ぜひショールームへ足を運んで下さい。楽しいひと時となると思います。
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2012.05.28 16:30:39
前回に続き、音楽界で多大な功績を残した人が亡くなった。 吉田秀和氏、音楽評論の極みとでも言えばいいのか? 多数の著書の中でその博識や感覚の鋭さをうかがい知ることができる。 音楽だけでなく、美術など芸術一般への造詣も深かった。 自分自身、少し背伸びをしたいという気持ちから、吉田氏の著書を何度も読んだことがある。 しかし時折その話の内容の幅広さについていけない部分もあり、むしろ難しいなぁと思うことの方が多かった。それは今も変わらない。その一方で時々吉田氏と自分の考えがわりと近いということが分かると嬉しく感じた。 もっといろいろな物事を知っていかないといけないと読む度にいつも思う。 クラシック音楽のラジオ放送の司会を長くされていてよく聴いていた。中学生の頃は小遣いも少なく音源が購入できないので、よくエアチェックをしていた。しかし吉田氏の進行は、いつ曲がはじまるかいつもひやひやでよく録音に失敗したのを思い出す。その当時はむにゃむにゃとわかりにくいことを話す人だなぁ、エピソードがマニアックだなぁと思っていたが、評論というものはそういうものなのかとも思う。そしてその頃は将来音楽評論家になりたいと本気で思っていた。 今はピアノの技術者としてなんとかやっているが、確固たる自分というものがないと評論というものはおいそれと出来ないものだとなんとなくわかってきた。すごい人なんだなぁと改めて思う。 ご冥福を祈ります。
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2012.05.27 14:27:36
昨日新聞にバリトン歌手のフィッシャー・ディースカウ氏が亡くなったと載っていた。 自分にとって、ドイツリートの世界を知るきっかけとなった歌手だけにちょっと感慨深かった。 中学生のころにシューベルトの「冬の旅」をブレンデルの伴奏で購入した。 「菩提樹」が有名だが、「おやすみ」という最初の曲がなぜか耳に残って、繰り返し聴いたのを思い出す。(当然周りのWinkファン、森高千里ファンらとは話が合わなかった) それ以外の歌手で「冬の旅」を聴くことはほとんどなかった。ここ5年くらいの間に、やっと他の歌手でも聴くようになったが、自分にとって「冬の旅」は依然ディースカウである。 シューマンの「詩人の恋」を、エッシェンバッハのベヒシュタイン使用伴奏で歌ったものが決定盤とされている、とつい先日のブログで書いたが、本当にリートの巨人という感じだった。 ブラームスやベートーヴェンの歌曲などもいろいろ歌っているようだし、オペラや歌付きの管弦楽曲も多数ある。追悼盤がいろいろ出ると思うが、改めて聴き直したい。 チェンバロのレオンハルトも逝ってしまったし、時代が変わりつつあるのかなぁ?と思う今日この頃です。
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2012.05.20 13:35:04
調律学校の2年間で、アップライトとグランドのアクションモデル組み立てをしました。 そのアクションモデルはドイツに行く時に同僚にあげてしまい、今はないのですが、今回レクチャーをするにあたり、ベヒシュタインとザウターのアクションモデルを調整してみました。 自分が組み立てたアクションは鍵盤が異常に高かったり、鍵盤とアクションの整合がかみ合っていないなど問題が多かったのですが、さすがメーカーのアクションモデルは調整するときちんとした働きをしてくれます。(若干スティック気味でしたが) ![]() 木目の合わせ方、ダンパーの音の止まりの確認、鍵盤の重さについてなど普段は時間がなくて説明もなかなかできないことを話した2時間でした。最後にユニゾンを合わせる調律をしてもらいましたが、自分が学校で初めてチューニングハンマーを持った時を思い出しました。人に伝えるのは難しいと。 しかし初めてのユニゾンにしては、なかなか合わせるのが上手なお客さん達でした。 お客さんに説明をすると自分自身がうろ覚えな箇所もはっきりとしてくるので、自分の勉強のためにもこういう時間を増やしていけたらいいと思いました。 調律が国家資格となり、今年度の試験の予定も発表されました。1級取得に向けて精進します。
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2012.05.11 17:58:35
今日は芦屋のSalon Classicへホフマングランドピアノの調律にうかがいました。 約1年前にもA.160(ベヒシュタイン・アカデミー)の調律という内容でブログを書きましたが、その同じ建物の1階に今度はホフマンT.161が入りました。 ホフマンはベヒシュタインの設計、製造で音の立ち上がり、分離感は非常にいいです。 同じ建物の2階にはN.Y.スタインウェイがあり、響き方の違いに驚きます。 構造によって、残響(音の止まり具合)がどのくらいになるのかなどメーカーによって様々です。 ここはそういう意味では比較ができるので是非利用してもらいたいです。 阪急芦屋川駅からも近く、交通の便はいいですね。 ホフマンの置いてある階は飲食も相談すれば可能なようです。弾きあい会の後にちょっとお茶を飲んだりと、本当にサロンというかんじです。 ![]() 調律後にちょっと無言歌を弾いてみました。演奏はともかく気持ちよかったです。
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2012.05.06 19:12:37
キゴウカイさんのはからいで、6月8日と10日にクシシュトフ・モスカレヴィチの ピアノコンサートを神戸芸術センターシューマンホールにて行います。 ![]() 2008年のM.コジャック、2010年のK.クションジェクに続き3回目の企画ですが、ポーランド の若手の演奏が聞けるというのはうれしいことです。しかも無料です!! このアドレスでモスカレヴィチが弾いているのが見られます(オケがアマチュア?でちょっと 音程等合ってないのですが)。 http://www.youtube.com/watch?v=TbVsF51AHOo ご興味ある方は弊社のHPからお申し込み下さい。 http://www.euro-piano.co.jp/event2_a.html#20120608
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2012.04.26 16:23:27
まだ4月ですが、そろそろ新緑の季節です。 最近聴いているのは、シューマンの歌曲「詩人の恋」。 その第一曲が Im wunderschoenen Monat Maiです。「うるわしい、妙なる5月に」と訳されています。 ![]() 一度聞くと忘れ難い美しいその出だしのメロディ、さらには韻を踏んだわかりやすい歌詞。 これからどうなるのか気になってくる第一曲目ですね。 その後の展開はちょっと歯の浮くような(恋愛の詩というのはそういうものですが)、 それでいて空しさ、苦悩なども描かれています。 これをプレガルディエンのテノール、シュタオアーのフォルテピアノで聴いています。 以前はディースカウ+エッシェンバッハ(ベヒシュタイン使用)が決定盤と言われ聴いてましたが、 この軽やかな演奏を聴いてからは、あまり聴かなくなりました。 フォルテピアノはJ.フリッツのオリジナル1823年頃のもの。 ピッチは 430Hz.ですが声がテノールなので、むしろ明るく聞こえます。 フォルテピアノなのでテンポも若干速めなのか?と考えたりしますが、これからの季節にとてもいいと思います。 またジャケットのC.D.フリードリヒの絵(ドレスデン遠望)もいいです。
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2012.04.21 11:26:14
広島にBechstein A.190の納品に行ってきました。 少し雨降る中、運送屋さんの職人技でうまくピアノが収まりました。 ![]() となりにあるのはN.Y.Steinway Lモデル。N.Y.は私自身あまり見たことがなく興味深々でした。独特の腕木のフォルムや艶消しの塗装、譜面台の造型もユニークです。 華奢なつくりにしてはパワフルな音が出るなぁと感心しました。 A.190が落ち着くのを待ってからと思いましたが、ピッチがそれぞれ440Hz.(steinway)と442Hz.(Bechstein)だったので、合わせておかなければと急いで下げました。しばらくすると跳ね上がってしまうなと思いましたので近々また訪問する予定です。 その間にできるだけ弾きこんでいただければと思います。 それぞれ響きの異なるピアノがある空間、非常に贅沢なピアノ環境だなぁと思いました。 ピアニストのY.Y.氏も時折いらっしゃり、レッスンやリハーサルをされると聞きました。
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2012.04.14 18:56:42
今年もこの季節が来たという感じです。 新神戸の生田川沿い、朝から場所取りのシートが所狭しと張られている。 調律から戻ってみるとすでにバーベキューの香ばしいかおりが漂っていました。 気分良く酔っている方も多く、花見だなぁ、自分も昼間から飲みたいなぁと思いもします。 しかし一方でゴミが散乱していたり、トイレの使い方が悪いなどマナーのなってない方も見受けられ、ちょっと残念。 ![]() 今19時ですが、まだまだ宴会は続いています。
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2012.04.08 19:03:08
そろそろさくら、開花してきました。入学、入社の季節の桜もいいものです。まだ少し肌寒いのですが、今週末はどこも花見でごったがえすのでは? スピネットの調律と調整に行きました。今日はフルートとファゴットとの合奏だそうです。ピッチを420Hz.でお願いしたいということでした。通常415Hz.で安定させているので、5Hz.上げるのも少し不安はありました。(415Hz.は440Hz.の半音下の振動数なので、現在古典ピッチとしては415Hz.が普通に広まっています。中には392Hz.という低いヴェルサイユピッチというのもありますが) 調律を何回か繰り返して、楽器になじませていきます。その間に、ジャックという爪がついている部分の掛かり方、音の強さなどを揃えていきます。少し滑りが悪いところはひたすら磨いていきます。 シンプルな構造ですから対応もシンプル。しかし音色の世界は奥が深すぎて、自分もよくわかりません。 ![]() フルートとファゴットとの合奏と聞いて、曲は?と尋ねましたが、演奏者が来ないとわからないと。家に演奏者を招いてのホームコンサート。いいもんだなぁと思いつつ、バッハかヘンデルのフルートソナタではないか?と予想しました。どの時代の曲をやるのかなどで気をつけないといけないのですが、調律はヴェルクマイスターにしました。かなり平均律に近い調律ですが、ウルフは少し気になります。 帰ってきてP.L.グラーフのフルートでヘンデルのソナタを聞きました。ランパルに比べると太くて渋い音ですが、こういう音を出すのは難しいと妻が申しておりました。
最終更新日
2012.04.05 10:21:39
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