次回のレクチャーに向けて、楽譜を無料ダウンロードして、ベートーヴェンの交響曲第5番ハ短調を聴いている。オーケストラ版とリスト編曲のピアノ版。楽譜を見ながら聴くと、「運命の動機」と言われている4つの音(タタタターン)でこの曲はできているのだなぁと感心します。
ベートーヴェンは美しいメロディーを書く作曲家ではなかった、一つの主題いを限界まで繰り返して構築していく作曲家であると。少し言い過ぎの部分はありますが、この曲に関して言えば当てはまっています。第1楽章はほとんどそれしかない。
オーケストラ版はノリントン指揮のロンドンクラシカルプレイヤーズのオリジナル楽器で、ガット弦の澄んだ響き、管楽器は現代の楽器より調節が難しいので、時折音程など怪しい部分もありますが、当時はこういう音だったのか?と想像しながら聴いています。
ピアノ版はシチェルバコフという人のスタインウェイの響きで。輝かしい響きは当時のブロードウッドでは無理だろうと思いながら聴いています。ピアノではスピードに限界があるのかテンポは時々遅くなっています。しかし全てを弾ききっていて素晴らしい、圧倒されます。
自分でも少し弾いてみようかな?と考えていましたが、どうも無理っぽいです。
カツァリスはリスト版にさらに手を加えて弾いているとか。
レクチャーはピアノメーカー(今回はブロードウッド)、調律についても少し取り上げる予定です。
ご興味ある方はご連絡お待ちしています。
最終更新日
2012.01.27 11:16:29