1577341 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

塾講師ママ中学受験サポート国語-合格だけでいいんですか-

塾講師ママ中学受験サポート国語-合格だけでいいんですか-

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2006年05月20日
XML
前回の理科・社会についての説明は、小4の保護者の方の相談に対しての返答を
主に書きましたのでしたので、今日は少しだけ低学年についても。

私のいた塾では小1~小3は、算数・国語の授業しか開講していませんでしたが、
小3からはオプションで実験教室がありました。
数年前から少し科学遊びとか実験教室がブームになっていましたが、
その前から、遊びのように楽しく体験して学ぶということをテーマに理科とは限らずにいろんな取り組みをしてました。

科学実験がいちばん多かったのですが、
円錐・円柱などの立体図形と展開図を使ってロケットを組み立てたり、(数学的要素)
クラッシックを聴いて、想像を広げてイメージした世界を絵にする。
それを今度は言葉(詩)にするとか、一文リレーで物語を作るとか(国語的要素)。
やはり自分自身での発見、体験は、子供の目を輝かせますね。

また、国語科として、私が教材を作成する分は、小4で習う理科の内容の予習になるような
題材や、社会の導入になるような話を意識してたくさん入れていました。
説明文の単元に、ファーブル昆虫記をやさしく噛み砕いた表現に替えて取り上げたり、
植物のしくみとか、星座の話だったり、都道府県の名前と地図を使った文章を使ったり。

小2のあるときの授業で、月の満ち欠けの話が出てきたので、そこから天体の話が広がりました。
まず、地球が球体であることから驚く子ども達。目がキラキラ☆
そして、自転の話、公転の話、月と太陽と地球の位置関係・・・。
図を書き、教室の電気を消して、ボールを持ち地球に見立てて、
そこに太陽の光のつもりの懐中電灯の光を当てて、
暗い部分が夜。光があたっているところが今、昼。
子ども達に今、このボールの地球に立っている自分を想像させます。
少しずつボールを回しながら、明るいところから暗いところに突入したよ~。
今、ここにいる人は夕焼けを見てるんじゃないかな。夕方だね。
じゃあさ、真っ暗いところから少しずつ明るいところへ来ましたよ~。今、朝なのわかる?
とこんな感じです。

この後に、ホワイトボードに図を描いて(小5で天体を習う子がよく見る図です。公立中なら中1か中2で習います。)
月の満ち欠けの話をしたら、思ったよりずっと理解してくれたのに驚くほどでした。
この状態のときに、月は地球からどう見えるかわかる?
「あー、半分ぐらいの月、半月ー!」
「じゃ、あのときのことが三日月や~!三日月ってそういうことかー!」
正直、天体の話をし始めたときは、そこまで本格的に話をするつもりはなかったのですが、
子ども達の「知りたい知りたい!」「もっと!もっと!」に応える形でどんどんと話が進みました。
内心では、しっかり理解する必要までもないと思っていました。
ちょっと難しいことに首をつっこんで、背伸びしているのも楽しいと思える時期だから
多少よくわからなくても、わかったような気分で楽しく触れてくれれば・・・と。
とにかく新しい知識内容に触れてみたということが大切だし、
それを「不思議だな~」「へぇ~知らなかったな~」
「おもしろいな~」と思えたら、それで十分だと思っていました。
それが、意外とちゃんと理解していたのですから、
やっぱり子どもに対して、大人が勝手に限界ラインを決めてしまって与えるのを躊躇するのも
どうかと反省しましたね。

ちょっと背伸びした内容を、「まだ理解できなくてもいいや。でも与えてみよう~。」
と挑戦してみるのもサポートの一つだと思います。


低学年のうちについての学習は、FREE PAGEに何度か記しています。
それともダブりますが、
読書については多くの保護者の方がはたらきかけておられることと思います。
ですが、「読書」というと、物語分野に偏りがちですね。
できれば、理科的、社会的な本もうまく取り入れていきたいですね。
図鑑も並べてはあるけれど・・・というお宅も多いかと。
私が小学校低学年の頃もそうでした。笑。本棚の飾りかいな。というくらい。
でも、開いてみるとけっこう楽しい世界。
ときどき、いっしょに開いて、眺めるきっかけを作ってあげるのもいいと思います。
ですが、やっぱり体験に勝るものはないですね。
博物館や資料館などで実物を見るということや、
日々のお手伝いなどで野菜や植物をじーっと観察して見る。
産地の都道府県を話題にしてみる・・・など、
生活の中の小さな積み重ねが、子ども達の可能性の種から根っこをぐんぐんと伸ばすように思います。


今日も読んでくださってありがとうございます。 
応援してくれてありがとうございます(*'-'*)/ 
※このブログを応援してくださる方は、足跡代わりにぜひこちらをクリックしてくださいますようお願いします!
今後の更新がんばりますのでぜひお願いします!


TOP(FREE PAGE 記事一覧)にもどる。









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年05月21日 02時15分11秒
コメント(0) | コメントを書く
[中学受験・サポート] カテゴリの最新記事


PR

カテゴリ

フリーページ

プロフィール


中学受験は親の受験/伸びる息抜き法


小学校の国語と中学受験の国語は全くの別物


「行きたくない」と言う時期


塾内偏差値と塾の意図


偏差値が上がらない(>_<)なぜ?


国語が苦手なら


国語・物語文対策


低学年の学習について 1


低学年の学習について 2


低学年の学習について 3


目標偏差値の信頼度


主体的学習のススメ


「ここ教えて」って質問にきたとき


自分に厳しくなれる?〈1〉


自分に厳しくなれる?〈2〉


精神年齢を上げたい!


読書のレベルアップ


食生活が合否を分ける?


勉強ばっかりでかわいそう・・・?


国語・語彙力


教育効果の高い生徒


アドバイスをもらいやすい生徒


小学校へ行く意味


エコへの意識


公立高校入試問題の国語を教材に


小学生の万引き


小学生の万引きのつづき


表現力を伸ばしたい


やればできる子を伸ばすために


テストに出るのは「例外」ですが・・・


5行の詩で想像力をチェックしてみよう


アルバイト講師の良し悪し


中学受験と習い事


塾の教室で一波乱


叱るにも技術がいる


たまったプリント処分で復習作戦


あいさつを見直すと集中力が上がる


個性を生かしていきる条件


俳句や短歌の単元


中学受験塾 manavi マナビ 生徒募集要項


◆中学受験・塾物語〈第1話〉


◆〈第2話〉


◆〈第3話〉


◆〈第4話〉


◆〈第5話 その後〉


◇〈第6話〉


◇〈第7話〉


◇〈第8話〉


■〈第9話〉


■〈第10話〉


■〈第11話〉


■〈第12話〉


■〈第13話〉


6年生


合格1つは必ず


入試当日。


面接/自分の長所


入試当日までのおまじない


受験校と進学校


不合格という結果について


授業前のお話~授業をいかそう


~たとえば忘れ物をしたとき


~君こそ勇者だ!


~呪いをかけるか、魔法をかけるか


~君が主人公なんです


~めんどくさいことが作るもの


~数の世界の神秘


~占い勉強法(?)


~朝顔が花を咲かせる条件


~イヤな気分は過去に


~サンタはいるかいないか


~未来の自分はどこから来るの?


プロフィール

mamaviT

mamaviT


© Rakuten Group, Inc.