カテゴリ:国語
□指示語の練習問題 (低学年用)
1年生~3年生ぐらいの生徒さん対象の「指示語」の導入としての練習プリントです。 (学年に応じて、漢字にルビをふってあげてくださいね。) まだまだ集中力が続かない子でもスムーズにできるように、記号に○をつけていくだけのスタイルです。普通なら、「指示語の表す内容を書きなさい。」という形式が多いのですが、記号問題になると返ってまぎらわしく言葉が目に飛び込んでくるので、実はそう易しすぎる問題というわけではありません。 【考え方のポイント】 下線部を繰り返し声に出して言って公式として覚えましょう。 [1]カンに頼るのではなくて、まずは 指示語の後ろにあるヒントをつかみましょう。 1の問題の場合、「わたしの宝物」になっているものだというところがヒント。 [2]原則として、指示語の前から探しましょう。 1の問題の場合、「わたしは、おばあちゃんが作ってくれたバッグを持っています」から探します。 [3]これだと思う答えを、指示語の代わりに入れて読む。意味が合うか確認しましょう。 1の問題の場合、「おばあちゃんが作ってくれたバッグは、わたしの宝物です。」となることを確認します。 ※大切なのは、↑の手順をたたきこむことです。 このとおりにすればまちがえないということを1~5問ぐらいで確認して、上記の太文字の部分を「指示語問題をやっつける呪文」とか「裏技」とかっていうように生徒に暗唱させます。 こんな手順を覚えなくても、このレベルの問題ならだいたいの子がほとんどできてしまうのですが、この程度の問題をできるようになるために勉強しているのではありませんよね。 常に正しい手順で解く練習をしないと、高学年のややこしくて難しい問題になったときには通用しませんからね。 低学年から、正しい手順を常に意識して解くことを身につけさせていくことで、将来的に「正確かつスピーディ」ということにつなげていけると思います。 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * ■ ことばについて学ぼう ◇ こそあどことば ■ 学習した日/ 月 日 [◎・○・△] *つぎの―線のこそあどことばが何をさしているものを、後からえらんで、記号に○をつけなさい。 1 わたしは、おばあちゃんが作ってくれたバッグを持っています。これは、わたしの宝物です。 ア わたし イ おばあちゃん ウ バッグ エ おばあちゃんが作ってくれたバッグ オ 宝物 2 兄は、バイクに乗って日曜日に図書館へ行きます。それは、お金をためてやっと買ったものです。 ア 兄 イ 日曜日 ウ バイク エ 図書館 オ やっと買ったもの 3 妹は、ほえられたことがあるから犬がにがてです。でも、ぼくは、それが動物でいちばん好きです。 ア 妹 イ ほえられたこと ウ 犬 エ 動物 オ いちばん好きな動物 4 お父さんは、よくつりに行きます。海に行って大きな魚をつってきます。 ぼくも早くいっしょにつれていってもらいたいです。 そのために、毎週日曜日には、朝早く起きてでかけます。 ア お父さん イ つり ウ 海 エ ぼくもつれていく オ 大きな魚 5 わたしは、パソコンがほしいのです。いろんなことをしらべたり、音楽をきいたりできるからです。 でもそれは高くて、わたしのおこづかいだけでは買えません。 ア ほしいもの イ パソコン ウ いろいろ調べること エ 音楽 6 ふざけていたら弟がころんでけがをしてしまった。しまったと思ったときにはおそかった。 あやまったけど、弟のひざのけががいたそうでかわいそうだった。ぼくは、今でもときどきそのゆめをみる。 ア ふざけていたこと イ 弟 ウ しまったと思ったとき エ ふざけて弟がけがをしたとき オ 弟にあやまったとき ※ポイントの確認※指示語の問題を解く手順を言えるかな? (同意可) 1 まずは、指示語の( )にあるヒントをつかもう! 2 指示語の( )から答えを探そう! 3 ( ) ※割合としては少な目ですが、傍線部の後に指示語の内容がくる場合もあります。 それについては、まずは上記の原則を徹底してから出会った方がよいと思います。 定着する前にすると曖昧になってしまいます。 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 全部できたら、最初に述べた手順どおりにいっしょに解くような感じに答え合わせをするといいと思います。 2だと、 「まず後ろの、お金をためてやっと買ったもの」がヒントだよね? 「かんたん♪バイクー!」 「そう思う?じゃ、―線のところに入れて読んでみよう。」 「バイクは、お金をためてやっと買ったものです。どう?ヘンじゃないよね?じゃあ、正解! 図書館はお金ためても買えないよね~。」 (と、ここで初めて○をしてあげるというように。他のを入れて、すごくヘンだというのを確認して笑う。) しつこいなと思うかもしれませんが、高学年用の指示語の問題はなかなかの難問があります。 とりあえず本文から抜き出せばいいというのではないことが多くて、前の段落をまとめたりすることを要求されることも。 低学年からこの道筋を徹底しておくことは、必ずプラスになりますよ。 指示語の問題は1問は必ず出題されます。そして、その1問、絶対に落とせない問題です。 応援のクリック1票よろしければ、お願いいたします。↓ →TOP(FREE PAGE 記事一覧)にもどる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年01月21日 19時30分42秒
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