腹筋とくびれ

今日は角銅くんの写真をアップする予定だったのですが、ラーメンを撮りました。
友人が"二郎部"という会を結成しており、昨日はラーメン二郎の日でした。
毎月26日前後の週末、二郎のチェーン店どこかでラーメンを食べるのです。

とんこつ、背油系のラーメンで、一番の特徴は量。
ラーメンの上に野菜がカキ氷状にうず高く積み上げられ、スープが見えません。
"二郎部"は大盛りで野菜増し・麺増しが決まりで、並に落とすと二軍落ちです。
特にこの店は大学の側にあるのでチェーンの中でもデフォルトで量が大目。
初参加の私は
「麺少な目にした方がいいですよ」
と二郎部先輩に言われたのですが、友人の彼女は並を食べ切れたそうです。
小ラーメン100円引きとかだったら考えたのですが、お値段変わらず。
少なくしても値段は変わらないので少なくするのがイヤだ。
食べ切れなかったらキャップに食べてもらえばいいや。

ところがお調子者のキャップは大盛りましましです。
キャップは評判のラーメン屋に入るとむやみに大盛りにしたがります。
私は彼が大盛りでいい思いをしたのを見たことがありません。

今日は特に悲惨でした。


来た。こっちは並。

キャップの"大盛りましまし"も来た。

ええと、ええと、なに？なに、これ？

「麺が延びたら負けです」
という部員の警告を肝に銘じ、計画的に麺から食べます。
野菜を掻き分け引き出した麺は太い。最終的に延びた様はまるできしめんです。
食事でこんなにつらい思いをしたのは初めてでした
食べても食べても減らない丼の中を見てもつらい。
横で食べるキャップの丼を見るとなおつらい。
だって私は残さない主義なんです。
今日は、援護を頼めそうにない。
食べてると思っちゃだめだ。
他のことを考えるんだ。

もくもくと、マクロファージのように食べました。
頭の中でひたすら"can't take my eye's off you"を流しながら食べました。
ベルトを緩める男性軍。浴衣の私はおはしょりの紐を緩めました。
道中部員が味について一言も言及しなかった理由が分かりました。
二郎部は食と戦う体育会系の部活で、味を評価する部ではなかったのです。
いかに多く、いかに早く、いかに平然と食うか。
きっと二郎部にとって、これは一気飲みのようなものなのです。
参加費用を払って行われるfood fightなのです。

周りのお客さんが出て入ってを3ターンほどしたころ、終にキャップが完食。
4ターン目で私も完食しました。がんばったよ、みんな！
後で聞いたところ友人の彼女は麺少な目だったそうです。
先に言ってくれよ！

駄目押しにサーティーワンでアイスを食べて帰宅しました。
帰宅するとすぐキャップは呻きながら布団に倒れこみました。
「苦しいよう、苦しいよう」
と唸っていましたが、そのまま眠ってしまいました。

食べきれない、ってどんな感じかわからない。
そんなころが私にもありました。そして174cmになりました。
こんな風にもういちどfood fightに励めば体も丈夫になるのでしょうか。
私の体は摂取より消化排出することに熱心なようで、もうお腹が凹んでいます。

"くびれと腹筋物語"
人妻からの返信
自腹列伝

楽天ブロランキング　…押してもらうシステム。みなさんまかせ