司馬遼太郎 21世紀に生きる君たちへ
今、この国を、この社会を、どのように見ていますか。どう感じていますか。私はそれがどんなものであれ、21世紀にあって、やがてその主役となる子供たちに、声を大にして呼びかけたいことがあります。それは子供たちには彼らだけが持っている大いなるもの「輝く未来」があるということです。
私は近年、司馬遼太郎が小学6年生用の国語の教科書に載せた一文、メッセージを座右に置いています。日本人の誰にとっても人間としての心の芯となる訴えだと思うからです。
「昔も今もそして未来も、決して変わらないものがある。空気、水、土などの自然に、人間や他の動植物は依存しつつ生きている。自然こそ不変の価値である。人間は自分で生きているのではなく、おおきな存在によって生かされている。この自然への素直な態度こそ21世紀への希望である」と。そしてまた自己の確立を求めています。「自分に厳しく、相手にはやさしく、すなおでかしこい自己を」そして「自己中心におちいってはならない。他人の痛みを感じる自己を」と。
「私は君たちの心の中のもっとも美しいものを見続けながら書いた。書き終わって、君たちの未来が、真夏の太陽のように輝いているように感じた」と結んでいました。この本の帯には読んだ方々が寄せた感想が紹介されています。私はこれを、あえて紹介はいたしません。どうかこの本を読んでみてください。
そしてこの国と社会を、教育を、一緒に考えてみませんか。
熊谷よしおのHP