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2007年08月19日
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カテゴリ:社会

こんにちは。

土曜日曜と暑さが和らいで、過ごしやすくなりましたね。まあそれでも暑いですが、夏真っ盛りですから、それなりに暑くないといけませんしね。

今回は投資とはちょっと離れて本の紹介を。ご紹介したいのは、『「命令違反」が組織を伸ばす』という新書です。

今月16日に発売されたばかりの新書です。著者の菊澤研宗氏は、現在は慶應の教授ですが、元々は防衛大学校の教授であり、本書は「組織の経済学」という最新の経済理論を旧日本軍の行動に適用して分析を試みたものです。

題材は旧日本軍ですが、詰まるところは現在の日本企業にも結びつきます。旧日本軍にせよ、現在の日本企業にせよ、その失敗を個人の資質に結び付けてしまいがちです。そうすることは簡単ですが、そうなると、話はそれで終わってしまい解決策はうまれません。本書では、経済学の理論を活用して「合理的な失敗」と分析し、その対処方法を「命令違反」に求めています。

私は、あるところ(上記2校とは違うところ)で菊澤氏の講義を受けたことがあり、「組織の経済学」が企業分析に、非常に新鮮で有用なものであると考えてきました。今回は新書ということで、読みやすくもあり、ご紹介したいと思いました。また題材が旧日本軍ということで、そのジャンルに興味のある方にも満足いただけるかと思います。一方で、軍隊に違和感を覚えるかたでも、分析の対象として旧日本軍を取り上げただけですので、ご安心ください(戦争賛美本などではありません)。

単に企業分析に役立つだけでなく、その解決策の提案もされており、普段組織に属する中で閉塞感を感じている人には、参考になるでしょう。実はまだ本書自体は読み途中なのですが、講義を受けた経験から、内容のほうは保証できます。

読み進めてみて気づいたのは、組織の問題だけでなく、投資行動の分析にも役に立ちそうです。この点は、もう少し整理してから、書いてみたいと思います。








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最終更新日  2007年08月19日 11時50分28秒
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