傑作はこの一本
スリーパー
冷凍睡眠から目覚めた男マイルス。彼が眠っている間に200年の時が過ぎ、世界は一部のエリートによって管理されていた。W・アレンによるSF諷刺コメディ。
突然、訳の分からない世界に落された上に、反体制活動に巻き込まれ警察に追われるマイルス。とっさの判断で逃げ込んだバンにあった、召使いロボットに扮し危機をかわした彼は、そのままルナという女性の家に運ばれ……。
|
◆カイロの紫のバラBS深夜0:30
原題:The Purple Rose of Cairo
製作国:アメリカ
製作年:1985
配給:ワーナー映画配給
スタッフ
監督: ウディ・アレン
製作: ロバート・グリーンハット
製作総指揮: ジャック・ローリンズ
チャールズ・H・ジョフィ
脚本: ウディ・アレン
撮影: ゴードン・ウィリス
音楽: ディック・ハイマン
美術:スチュアート・ワーツェル
編集: スーザン・E・モース
衣装(デザイン): ジェフリー・カーランド
キャスト(役名)
ミア・ファロー (Cecilia)
ジェフ・ダニエルズ (Tom_Baxter_(Gil_Shepherd))
ダニー・アイエロ (Monk)
ダイアン・ウィースト (Emma)
ヴァン・ジョンソン (Larry)
ゾーイ・キャルドウェル (The_Countess)
ジョン・ウッド (Jason)
ミロ・オシー (Father_Donnelly)
解説
30年代のニュージャージーを舞台に映画に生きがいを求める人妻の姿を夢と現実を織りまぜて描く。
製作はロバート・グリーンハット。エグゼクティヴ・プロデューサーはジャック・ローリンズとチャールズ・H・ジョフィ。監督・脚本は「ブロードウェイのダニー・ローズ」のウディ・アレン。撮影はゴードン・ウィリス、音楽はディック・ハイマン、プロダクション・デザイナーはスチュアート・ワーツェル、編集はスーサン・E・モースが担当。
出演はミア・ファロー、ジェフ・ダニエルスなど。
ストーリー
30年代半ば、大恐慌の波がまだ鎮まらない不況のニュージャージー。夫のモンク(ダニー・アイエロ)は失業中で、かわって妻のセシリア(ミア・ファロー)が、レストランのウェイトレスをやって生活を支えていた。ぶらぶらと遊び歩いてはセシリアからチップを奪い取ってゆくモンクには何の期待もない毎日だが、彼女には、心の支えとなる楽しみがあった。それは、映画を見ることで、好きな映画は何回もくり返して見ていた。
彼女は、今、「カイロの紫のバラ」という映画に夢中になっており、何と今日は5回目だった。そのことに気付いた映画の主役トム・バクスター(ジェフ・ダニエルス)が、スクリーンから抜け出し、客席のセシリアに語りかけた。「また来たんだね」。しかし、そのため「カイロの紫のバラ」はドラマ進行が止まってしまい、共演者はウロウロ。トムが出現した、この場末の劇場は、一躍名所となってしまう。
ハリウッドからはプロデューサーや配給会社の重役たちまでやって来た。当のトムは、セシリアの純な心にうたれ、恋をしてしまう。そこへ、トム・バクスターを演じたギル・シェバード(ジェフ・ダニエルス)も現われて、彼もセシリアに恋してしまう。有頂点の時を過ごすセシリア。やがてトムはスクリーンの中に戻って行き、ギルはセシリアといっしょに旅立とうと誘う。
決意した彼女は家に帰り、ののしるモンクに別れを告げてギルとの約束の場所に向かった。 しかし・・・
|
|