なぜかお正月には歴史大作が似合ったりします。そんなわけで本日のご紹介は「グラディエーター」。ラッセルが主演した名作ですね

見所はなんといってもクライマックスの拳闘シーンですが、それよりもこの映画の見所はなんと言っても随所に出てくる格闘シーン、戦闘シーン。ラッセル・クロウの迫真の演技と、どこか陰のある容貌が物語に重々しさを持ち込んで、この作品の完成度の高和に拍車をかけてくれます。

さらに、リドリー・スコットならではの映像感覚は単なる歴史ドラマではなく、かつて存在したであろうローマの壮大な景色を現代に甦らせるリアリティも兼ね備えています。
馬、鎧、衣装、そのそれぞれが、絶妙の色合いで組み合わされた画面づくりはさすがにアカデミー賞に輝くのに十分な迫力がありますね。

ふとした確執から奴隷の身に落とされ、そこからはい上がって、無念を晴らしていくという物語は「ベン・ハー」「十戒」などの歴史劇に昔からつきものの物語ですが、時が移ってもこの定まったストーリーはわかっていながら、それでもなぜかおきまりの物語でないと寂しいと言うこともあったりして、これもまた映画の楽しみの一つでもあるのですね。

そんなわけで、のんびりミカンでも食べながらみんなでおきまりの歴史大作に酔ってみませんか？

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