昨日「キサラギ」を見て、塚地武雅の演技力と存在感に改めた感心したので、この「間宮兄弟」をご紹介しようと思います

監督はご存じ森田芳光、この監督、時として遊びすぎて思い切り悪評の作品を完成させたりしますが、さすがにこの映画のように日常の一断片を描くと本当にうまい。カメラアングルといい、さりげないギャグといい、なんともいえない魅力のある映画を作ります

しかも、この「間宮兄弟」、いわゆる世間では白い目で見られるオタクのような男兄弟を主人公にしているからまたほのぼのするのです。

いつまでも彼女もいないで、仲良し兄弟で毎日を送る間宮兄弟、でもやっぱり彼女がほしいと、あこがれの女性をそれぞれがホームパーティに誘う。現実の世界ではとてもうまくいかない展開が、この映画ではどこかすんなりとうまくことが進む。しかもお相手は沢尻エリカと常盤貴子なのだから、うらやましい限りだ。

でも、この間宮兄弟の純粋さが運だ展開なのだといわれればそれまでだが、どう考えても現実には万に一つのラッキーであることは確かでしょう？

そんな、非現実と現実の狭間の暖かいドラマを、あきさせないオリジナリティあふれる演出と実力は俳優の見事な演技力で完成させた森田芳光はやっぱりすごいですね・・・・








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