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半年ぶりにトップページさわったら、データが全部吹き飛んでしまいました。楽天ブログのシステムが新しくなった模様で石器時代の産物は排除されちゃいました。・・・ので、どこか違う所へ移籍しようと思います。はぁ~ とりあえず、メインのお話は FIGHT GIRL STORY (←ここをクリック) story [全341件]
・・・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・・・ ・・・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・・・ ・・・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・・・ ・・・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・ギターソロからカットインされるように入るこの曲・・・ ・・・観客席からは目を一際輝かせた女性達の熱い視線が注がれる・・・ ・・・お互い顔を見合わせて、何を言いたいのかを確認してから・・・ ・・・見上げるようにステージへと視線を戻す・・・ ・・・ノリノリの大はしゃぎの彼女・・・ ・・・ハンカチで口を覆い、涙目で見つめる彼女・・・ ・・・口が開きっぱなしになる彼女・・・ ・・・そんな彼女達の視線にこたえるように、ギターソロを終えたタイトは軽く会釈をするように微笑みで返事する・・・ ・・・彼女達の顔が真っ赤になる・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・・・ ・・・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・・・ ・♪♪・理想と現実の差に悩み・♪♪・ ・♪♪・空想と現実の区別が付かないまま・♪♪・ ・♪♪・他人と自分の境界線を引く・♪♪・ ・♪♪・嫉妬、怠惰、強欲に溺れ・♪♪・ ・♪♪・自分勝手な悩みを人に押しつけ・♪♪・ ・♪♪・どんどん溝が広がっていく・♪♪・ ♪・・・感情のコントロールって何?・・・♪ ・・・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・・・ ・♪♪・生きていくも何も・♪♪・ ・♪♪・初めからそこにない虚構だから・♪♪・ ・♪♪・喜怒哀楽も生み出せない・♪♪・ ・♪♪・同じ事を繰り返すのさえ・♪♪・ ・♪♪・躓いたり転んだり・♪♪・ ・♪♪・気が付いたらスタート地点・♪♪・ ♪・・・私って、誰?・・・♪ ・・・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・・・ ・♪♪・きっと死んだらわかるだろう・♪♪・ ・♪♪・生きている意味、その価値を・♪♪・ ・♪♪・もう既に遅いけど・♪♪・ ・♪♪・きっと生きていたいのだろう・♪♪・ ・♪♪・心の奥に手を伸ばす・♪♪・ ・♪♪・今日も返事をしてくれない・♪♪・ ♪・・・今、どこにいるの?・・・♪ ・・・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・・・ ・♪♪・嘘で塗り固められた世界は・♪♪・ ・♪♪・滅びゆく者の出来レース・♪♪・ ・♪♪・流れを絶つために出来ること・♪♪・ ・♪♪・在りたい未来を見つめること・♪♪・ ・♪♪・現在進行形の変化に・♪♪・ ・♪♪・いつか向き合う時が来る・♪♪・ ♪・・・覚悟は・・・出来た?・・・♪ ・・・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・・・ ・・・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・・・ ・・・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・♪♪♪・・・ 最終更新日時 Oct 27, 2011 11:03:06 PM
「ありがとう!!・・・どうも!ホンッ・ッ・ットにありがとうございました!!」 興奮気味に客席からの声援にこたえる美樹。彼女もまた、初めてライブにこのホール内の異様とも言えるハイテンションな雰囲気に酔っていた・・・。 照り付ける照明に波打つステージ下・・・スピーカーから出力される重低音に脈を打つような効果音・・・全てが新鮮で全てが己を凌駕するような雰囲気の波に彼女は身を任せるようにさらわれていた・・・。 『私の人生は・・・ハルちゃんと出会ってから加速した・・・。あっという間!!瞬く間にこのステージに立っている・・・ハルちゃん!!ヒデくん!!ユウキくん!!タイトくん!!・・・そして私の人生は・・・ こ れ か ら だ ! ! 』 美樹は今ステージに立てている事に改めて感謝し、新たな決意を胸にライブ成功の為に臨む・・・。 「今の盛り上がり方、スゴくありませんでしたか!!??・・・自画自賛なんだけど・・・!!」 誰に向けての会話かわからないが、観客も美樹のこの言葉にうなずくしかなかった。それ程、圧巻のステージだったからだ。 美樹「・・・音響設備もいいし!!ホール内の残響具合もいいし!!・・・そして、何よりもみなさんのノリノリのテンションがすばらしかった!!ホントにありがとうございます!!」 客席「ワァァァァーーー-ーーーーーー-!!!!!!!」 美樹「ホントに嬉しかった!!・・・みなさん、いい仕事してますねぇ~~~!!!!」 客席「いえいえ、こちらこそありがとぉーーー-ーーーーーー-!!!!!!!」 美樹「みなさん、まるでサクラだと思っちゃうぐらい凄かった!!まさかサクラじゃないですよね~~???」 客席「違うぅぅーーー-ーーーーーー-!!!!!!!」 ・・・気が付けば、彼女の一言一言に大きな反応を見せるステージになっていた・・・。 美樹「もう、なんて言うんでしょうか・・・”メロディーに酔う”ってこの事ですよね!?」 客席「ウンウン!!」 ・・・自分のステージの自画自賛話にも客席は微笑ましい目でリアクションしてくれている・・・。 美樹「言うなれば・・・この、ゴォオォォオォォーーー!!!っとなって、ズババババァァァーーーー!!!って言うみたいに来て・・・ドガガガガガガァァァァーーーーーーンッッ!!!・・・みたいな感じです!!」 客席「訳わかんねーよ!!」 ・・・擬音による美樹の主観解説が続く・・・。 美樹「ブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリ~~~~~!!!!ブゥッッーー!!ビチャッッ!!・・・プスプスプスプス~~~~~~~~!!!!・・・みたいな??」 客席「 な ん か 、 汚 い ん だ け ど ー ー ー ! ! 」 ・・・気が付けば、美樹の発言に対して、会場全体が突っ込みを入れる展開になっていた・・・。 裕紀「ボケ倒す展開・・・ある意味・・・才能ですね・・・。」 タイト「ああ!!予想はしていたけど・・・。」 秀之「あいつをボーカルにした時点で、バンドのイメージとか・・・それは考えるのが間違いって事ですよ!!」 ハルナ「それでいいのか!?チャモットよ!!」 ・・・美樹のMCに対して、他のメンバーはもう流れに身を任せるしかなかった。 美樹「・・・いやいや~~余りに客観的になっちゃって・・・歌ってる本人がまるで歌っていない感じになっちゃって、ごめんなさい!!ちゃんと歌ってますから!!・・・どこかのアイドルみたいに”最後の一曲だけ歌います!!後は口パクで!!”って訳じゃないですから、あしからず!!」 ハルナ&秀之&裕紀&タイト「 ・ ・ ・ も う い い か ら ! ! 早 く 次 ! ! 」 美樹「はひぃぃ~~~~~!!!」 ・・・結局、全員から突っ込みを入れられた美樹は次の曲紹介に移る。 「続いての曲は”INSET”という曲ですが・・・ジャンルはロックです!!」 美樹の言葉に反応する客席・・・。”次はどんな音楽で来るのか??”と言った具合に興味津々の視線をステージに向ける。 美樹「ロックと言っても、”ダークロック”なナンバーです!!・・・闇、暗黒・・・不穏な雰囲気に包まれたメロディーで私達独自のアレンジで”ちょっと、かっちょいい感じに”表現した曲です!!・・・私達はこういったコアな楽曲もやるのです!!」 客席「おぉぉーーーーー!!!」 美樹「しかも、お待たせしました!!次の曲は・・・ギターヒューチャー!!ギターソロ連発のナンバーです!!」 客席「キャァァァァーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」 ・・・怒号のような黄色い声援がステージに弓矢のごとく飛んでくる。 ステージ前に集まる熱狂的観衆の90%以上が元Nano Muteメンバー・・・秋月タイトファンで構成されていたが、彼女達のテンションをさらに高騰させるような美樹の言葉に・・・ タイトファンA「\(^o^)/ヤターーー!!」 タイトファンB「・・・っ最高!!!」 タイトファンC「マジで!!マジで!!マジで!!」 タイトファンD「嬉し過ぎて死ねるぅぅ~~!!」 タイトファンE「こっ・・・殺す気かぁ~~!!」 タイトファンF「ギターソロに・・・骨の随までシャブリつくされたい!!」 冬月涼子「コラッ!!あなた達・・・節度をわきまえなさい!!」 タイトファンABCDEF「 は い ! ! お 姉 様 ! ! 」 ・・・大盛り上がりを見せていた(もの凄い統率力で)・・・。 美樹「・・・それでは・・・お聴き下さい・・・INSET(インセット)!!」 最終更新日時 Sep 27, 2011 0:13:36 PM
「ふぅ・・・緊張する!!」 ・・・3曲目から初ライブデビューとなるハルナは少し緊張していた。 タイト「そうかなーー!!全然緊張なんてしないんだけど!!」 秀之「わかりますその気持ち!!俺もさっきまでとは大違い!!理由はハルがいるから!!ですよね??」 タイト「ああ!!正解!!」 秀之「こいつがいるのといないのとでは気持ちの余裕がはんぱなく違うこと・・・思い知らされました!!」 裕紀「ホントに・・・ハルは・・・身長も胸も小さいのに存在は大きいなぁ!!」 ハルナ「もう!!茶化さないでよ!!」 ・・・彼女の緊張を取り除くために率先して声をかける少し早くCHAMOTとしてライブデビューを果たした先輩達だった・・・。 ハルナ「それと・・・ユウキくん!!・・・後で話があるから!!」 裕紀「ひぃぃぃ!!!きっ・・・聞こえてた・・・っ!!!」 ・・・いつも一言多い裕紀にライブ終了後メガトンパンチの予約が入った・・・。 ・・・♪♪♪・・・♪♪♪・・・♪♪♪♪♪♪・・・♪♪♪・・・ ・・・♪♪♪・・・♪♪♪・・・♪♪♪♪♪♪・・・♪♪♪・・・ ・・・♪♪♪・・・♪♪♪・・・♪♪♪♪♪♪・・・♪♪♪・・・ ・♪♪・そんな顔をしないで・♪♪・ ・♪♪・僕の態度が・♪♪・ ・♪♪・そうさせたのはわかってる・♪♪・ ・♪♪・矛盾してるね・♪♪・ ・♪♪・追いかけて引き止めたい・♪♪・ ・♪♪・わかってるのに・♪♪・ ・♪♪・つまらない何かが足を抓る・♪♪・ ・♪♪・・♪♪・・♪♪・・♪♪・ ・♪♪・それでも僕は 君が望んでいるような・♪♪・ ・♪♪・存在でいられるように・♪♪・ ・♪♪・最後には君の手を引いて・♪♪・ ・♪♪・いつものように・♪♪・ ・♪♪・右に ずっと ・ ・ ・ ずっと・♪♪・ ・・・・・・・・・・・・・・・ 今日のライブの客層はロック系、ポップス系中心の楽曲を視聴する者が多かった。 そんな彼らの耳に、このテクノ曲”日和”はストレートに入り込むことが出来るだろうか・・・?? 少々の不安もあったCHAMOTメンバーだったが、そんな老婆心など吹き飛ばすような観客席。 曲の1番目が始まってから、観客席はどんどんと曲にのめり込まれていく・・・。 美樹のリズミカルなステップ(円城寺裕紀講師による賜物)に合わせて盛り上がる観客席・・・特に最前列では上下に飛び跳ねてもみくちゃになっている・・・。 ”この曲は体を動かして楽しまなきゃ損だ!!”とわかっているかのようだった。 ・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・♪♪♪・・・♪♪♪・・・♪♪♪♪♪♪・・・♪♪♪・・・ ・・・♪♪♪・・・♪♪♪・・・♪♪♪♪♪♪・・・♪♪♪・・・ ・・・♪♪♪・・・♪♪♪・・・♪♪♪♪♪♪・・・♪♪♪・・・ ・♪♪・そんな顔を見せないで・♪♪・ ・♪♪・私の行動が・♪♪・ ・♪♪・そうさせたのはわかってる・♪♪・ ・♪♪・心が苦しい・♪♪・ ・♪♪・今すぐ戻りたい・♪♪・ ・♪♪・わかってるのに・♪♪・ ・♪♪・わがままな心はどうしようもない・♪♪・ ・♪♪・・♪♪・・♪♪・・♪♪・ ・♪♪・だけど私は 君が望んでいなくても・♪♪・ ・♪♪・いつもの場所に帰るために・♪♪・ ・♪♪・笑顔を準備する・♪♪・ ・♪♪・お決まりの位置・♪♪・ ・♪♪・左に ずっと ・ ・ ・ ずっと・♪♪・ ・・・♪♪♪・・・♪♪♪・・・♪♪♪♪♪♪・・・♪♪♪・・・ 「ワァァーーーー!!!!!!」 「キャァァァーーーーーーーー!!!!」 「スゴイッーーーーー!!!」 「楽しいぃぃーーーーーーーーーーーーっ!!!」 「最高ーーーーーーーーーっ!!!」 ・・・大盛り上がりの観客席。 ・・・♪♪♪・・・♪♪♪・・・♪♪♪♪♪♪・・・♪♪♪・・・ 「レベル高けぇぇ~~~!!!」 「あれっ!!タイトさん・・・弾きながら効果音も出力してるんだよね!?」 「うん!!神業!!」 「全体的に音がいいよね!!」 「うん!!ボーカルの子の声も安定してるし・・・リズム隊だって・・・!!」 「 羨 ま し い ~ ~ ! ! ! 」 ・・・様子見から尊敬の眼差しに変わる出演者達。 ・・・♪♪♪・・・♪♪♪・・・♪♪♪♪♪♪・・・♪♪♪・・・ ・♪♪・わかってるのに・♪♪・ ・♪♪・こうして僕らはいつものように・♪♪・ ・♪♪・近付いたり離れたり・♪♪・ ・♪♪・わかってるけど・♪♪・ ・♪♪・こんな私達の日常だから・♪♪・ ・♪♪・君の右手を 君の左手を・♪♪・ ・♪♪♪♪・・♪♪♪♪・・♪♪♪♪・ ・♪♪・それでも朝は やってくるから・♪♪・ ・♪♪・いつもの場所に帰るんだ・♪♪・ ・♪♪・二人の思い出の1ページに・♪♪・ ・♪♪・今日という日常を・♪♪・ ・♪♪・いつまでも ずっと ・ ・ ・ ずっと・♪♪・ ・・・♪♪♪・・・♪♪♪・・・♪♪♪♪♪♪・・・♪♪♪・・・ ![]() ・・・♪♪♪・・・♪♪♪・・・♪♪♪♪♪♪・・・♪♪♪・・・ ・・・♪♪♪・・・♪♪♪・・・♪♪♪♪♪♪・・・♪♪♪・・・ 曲の余韻がいつまでも続くように観客席からは声援と拍手がステージに送り続けられた・・・。 最終更新日時 Sep 19, 2011 3:42:21 PM
美樹「さて・・・続いては我らがリーダー!!ドラム担当のヒデくんでーーーす!!!」 元気な美樹の紹介に答えるよう、秀之はドラムを叩く。 美樹「失礼しました!!!”ヒデくん”ではございません!!正しくは”ビデくん”です!!」 秀之「・・・・・・。」 美樹「今着てるこの衣装には私達の名前がプリントされてるんです!!ほらっ!!」 ・・・そう言いながら腕の部分にプリントされた名前を見せる美樹・・・ 美樹「それで、彼は”ヒデ”と入るつもりが”ビデ”と入っちゃたんです!!・・・でも、それは決して間違いじゃない!!むしろ”ビデ”の方がいいって事で、その名前が公式になりました!!」 ・・・美樹の説明に客席からも思わず笑いがこぼれる・・・ 美樹「いっその事、”ヒデユキ”って名前から”ビデユキ”に改名するべきだと思います!!もともとヒデくんっていうのがそもそもの間違いであり、それは訂正するべきだと思います!!」 秀之『お前!!親からもらった名前を・・・間違いだと・・・愚弄するかーーー!!!!』 結局、美樹の話は終始ビデユキネタに徹して、秀之のドラムに関する内容は一切振れられないままに終わった・・・。ちなみに秀之はその後少ししょぼくれていた・・・。 美樹「そして、そして!!最後は・・・!!!!この3曲目から私達と一緒に演奏してくれるチャモットの心臓!!シンセ担当のハルちゃんですーーーーー!!!」 「おおぉーーーー!!!」 「女の子だーーー!!!」 客席からの反応もよく、男女問わず、大きなシンセサイザーの前に佇む小さな女の子に興味津々といった感じだ。 美樹「ハルちゃんはとってもとっても凄いんですよ~~~!!!私の声も、ギター、ベース、ドラム、みんなの演奏も、全てハルちゃんを通してスピーカーに出力される!!まさにチャモットの心臓なんです!!」 ハルナ『美樹ちゃん・・・ちょっと・・・恥ずかしい・・・。』 いつもにまして自分の事を力説してくれる美樹に少し耳がかゆくなるハルナだった・・・。 美樹「そう!!例えるならハルちゃんは”下水処理場”のような存在です!!」 ハルナ『げっ・・・下水処理場!!』 美樹「どんな汚い水も魔法のようにきれいに浄化してくれる・・・そんな下水処理施設的存在!!ねっ、ハルちゃん!!??」 ハルナ「 あ ん ま り 嬉 し く な い ん だ け ど ! ! 」 ・・・ステージ上の美樹とハルナのやり取りに笑いが起きているが、どこからか調達してきたMC用のマイクを持ったタイトが、美樹の論じる意見に待ったをかける・・・。 タイト「あのさ、ミキ!!・・・さっきからのお前の話しを総括してみたら・・・”俺達の演奏はうんこだ”って遠回しで侮辱してるよね・・・!!??」 ・・・うんこ演奏もハルナ処理場によって綺麗な演奏に早変わり!! 美樹「・・・・・・・・・・。」 見ると、秀之と裕紀も美樹の方を鋭い視線で睨み付けている・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 美樹「ということで!!メンバー紹介も終わりでーーーーーすッッ!!!続いて3曲目の曲紹介に参りまーーーーすッッ!!」 秀之&裕紀&タイト『強制的に終わらせやがったーーーーーーーー!!!!!』 ステージ上でのCHAMOTメンバーのやり取りは、見ている観客からも反応が良かった。 少々、美樹に振り回されている感があるが、メンバー同士の仲のよさが伝わってくるステージになっていた。 美樹「ちゃんと曲の準備してるかい!?う○こ達!!」 秀之&裕紀&タイト「 や っ ぱ り か ー ー ー ー ! ! ! ! 」 美樹「さて!!いよいよ3曲目からは、シンセのハルちゃんが加わり、また違ったサウンドをお贈りしたいと思います!!次の曲は”日和(ひより)”テクノアレンジ曲です!!」 「へぇーーーー!!!」 「テクノ!!??」 ・・・ロックから打って変わった曲のチョイスに客席からもどよめきが起きる。 美樹「私達は、ロックだけじゃないんです!!いろんなジャンルの曲にチャレンジする予定であり、次の曲もその一つ!!電子音楽を皆様へお届けします!!」 「ワァァァーーーー!!!」 美樹「ハルちゃんのシンセを筆頭に!!タイトくんのギターもテクノ曲用にシフトしてますーーー!!・・・そして、私の声もこの通り!!変わっちゃいま~~~す!!」 ボーカル用のマイクに連結されているのは、ペダル式のボイスチェンジャーだった。ペダルを踏み込むと共に、彼女の声もエコーやエフェクト音が追加され、電子的な声に変換されていた・・・。 「なんか・・・凄いね!!本格的で!!」 「ああ・・・。」 本日ライブ出演の他のメンバーも、CHAMOTのステージに釘付けになっていた・・・。 シンセサイザー。シーケンスギター。ボイスチェンジャーなど・・・単にテクノっぽいアレンジにするのではなく、本気でテクノバンドをやろうとしている状況が音響機材から見て取れる・・・。 「なんか、あのバンド・・・とてつもないバンドかも・・・!!」 「やっぱ、タイトさんの力なのかなぁ・・・??」 「いやっ!!タイトさんが凄いのは初めからわかってることだから!!・・・そのタイトさんが入りたいと思えるくらいのメンバーなのかもよ!!」 「やっぱ、あのボーカルの子かなぁ・・・歌唱力・・・凄すぎるし!!」 「・・・うん。でもそれだけじゃないかも・・・!!!」 ・・・観客も出演者もスタッフも含めて、CHAMOTのステージ、奏でる音楽に注目していた・・・。 最終更新日時 Sep 13, 2011 9:21:16 PM
美樹「それじゃあ・・・最初の獲物は・・・」 ハルナ&秀之&裕紀&タイト『”獲物”とか言うなーーーーーっ!!』 美樹「もう、みなさんご存じかと思いますが、ギターのタイトくんですーーー!!!」 「キャァァァァァーーーーーーーーー!!!!」 「タイト様ーーーーーーーーーーーー!!!!」 「素敵ーーーーーーーーーーーーーー!!!!」 ・・・その熱狂ぶりに改めてタイトの人気度合いを実感する美樹だった。 美樹『・・・そうか。このタイトくんファンの女の子達とどう接していくかが・・・今後のターニングポイントなのね!!・・・以前詩音さん(Nano Mute)はこのタイトくんファンの冷ややかな目線をどうかわしてたのかなぁ??』 タイトファンの女の子達が自分に送る目線の中にプレッシャーのようなものがある事は明らかだったが、ここで美樹はあまり強気に出すぎない戦法に出る・・・。 美樹「まあ!彼は見た目は若いけど、私なんかより大大大先輩ですから!!・・・色々あったと思うけど・・・それは追い追いって事で!!いいですよね!!」 美樹の言葉に客席の誰もがウンウンと頷く・・・。そんな様子を見て、タイトも”ミキ、ありがとう”という視線で合図する。 美樹「・・・という事で、堅い話は抜きにして、私!このボーカルのミキが、皆様の為にタイトくんにまつわるあらゆる情報をリークするスポークスマンに就任させて頂きます!!」 客席「エエエェェェ!!!」 タイト「ちょっっ!!!!」 美樹「手始めに、何かタイトくんについて何か知りたい情報はございませんか??」 客席の一人「あっ・・・あの・・・すっ・・・好きな女性のタイプは??」 美樹「わかりました!!タイトくんが持ってる写真集やエッチ本、エッチなDVDから割り出された”好きな女性像”を調査して今度発表いたします!!」 客席「ワァァーーーーーーーーー!!!」 タイト「ちょ待て!!何で下ネタなんだよ!!」(←歓声にかき消される) 美樹「いやっ!!今度エッチ本とか全て持ってきますから・・・それを全部床に並べてみんなで会議しましょう!!」 客席「ワァァーーーーーーーーー!!!」 タイト「もう勘弁して・・・」 ・・・結論として、タイトはNano Nute脱退後、寂しさから多数のエッチ本、DVDの購入に走りその数100を超えるという定説が何故か生まれてしまった。そして、「タイト=ムッツリスケベ」が認定された。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 美樹「続いてはベース担当のユウキくんーーーー!!」 「キャァーーー!!!!」 「カックイイッッ!!」 「キャァーーーー!!!ワキャァァーーーーー!!!ユッユウく~~~~んっっっっーーーー!!!!」(←明らかにテンションの違う女性が一人・・・。) 美樹「彼も以前違うバンドを組んでたのですが・・・こうして私達と一緒に音楽を続ける事になりました!!私達”チャモット”のムードメーカーです!!」 「すっ・・・素敵ーーーーーーーーーーーッッッッッ!!!!」(←明らかにテンションの違う女性) 美樹「ルックスはまあまあ・・・演奏技術もまあまあですが・・・」 裕紀『てめぇーーーに言われたかねぇーーーー!!!』 美樹「・・・何よりも、ムードメーカーという存在だけあって、いつも私達が好き放題出来るように、客観的にまわりからフォローを入れてくれる・・・私達が知らない所で!!私達に気づかれないように!!私達の為に働いてくれる・・・そんな素敵なお兄さんです!!」 裕紀『・・・美樹・・・。』 美樹「・・・って、彼のお姉さんが言ってました!!」 裕紀「 入 れ 知 恵 か よ ー ー ー ー ! ! ! 」 ・・・ステージ上の、いつものような”持ち上げて落とす”メンバーのやり取りに客席からも笑いがこぼれる。 美樹「それに!!皆さんお気付きかと思いますが、今日私達が着ているこのステージ衣装・・・これも彼のお姉さんが用意してくれたものなんですよ!!ありがとうーーー朋ちゃん~~~~~っっ!!!」 そう言いながら、客席の朋子に手を振る美樹。客席の視線が朋子に集中する・・・。 「にゃはっはっは~~~!!!どもで~~す!!どもで~~す!!」 と、朋子は八方にお辞儀をして挨拶する・・・。 裕紀『・・・姉貴・・・なんで、演奏者の俺より目立ってんだよ!!』 美樹「以上!!ベース担当のユウキくんと姉の朋ちゃんでしたーーーー!!!!」 裕紀「なんでユニットになってんだよーーーーーーーーー!!」 一方、客席では朋子に興味を抱く人物がいた。 「朋子様・・・あの皆様方の衣装を本当に用意されたのですか!!??」 そう聞くのは、タイトファングループの首領”冬月涼子”だった。 「うん!!そだよ!!私、アパレルの会社を経営しててね・・・はい!!これが名刺!!どうも宜しくお願いします~~!!!」 そう言いながら朋子は冬月涼子に名刺を差し出す。 「あっ・・・ありがとうございます!!朋子様!!このライブが終わったら少しお時間を頂いてよろしいですか??」 「うん!!もちろん!!」 「あっ・・・ありがとうございます!!」 そんなやり取りが繰り広げられていた・・・。 最終更新日時 Aug 31, 2011 11:34:34 AM
・・・どこか懐かしい・・・シンプルで温かいオールドカントリーミュージックにアレンジされたこの曲は、サビの手前で急にテンポアップする・・・そして、よりロックな要素が加味されたニューカントリーミュージックに変化する・・・。 「アハハ!!すごいーーーーーーーーー!!!」 「サイコーーーーーーーー!!!」 観客は大いに盛り上がる。 曲調に変化を付けることで、新鮮さを演出させるという狙いがハルナのアレンジにはあった。 そして・・・ ・・・♪♪♪・・・♪♪♪・・・♪♪♪♪♪♪・・・♪♪♪・・・ ・・・♪♪♪・・・♪♪♪・・・♪♪♪♪♪♪・・・♪♪♪・・・ 「キャァァーーーーーーーー、タイトくぅ~~~~~~~~~~~んっ!!」 「かっくいいーーーーーーーーっ!!」 彼のギターソロパートを盛り込むことで、彼目当てのファン達は・・・ 「好きィーーーーーー!!」 「やばい、鼻血でそーー!!」 「はぁ・ぁ・ぁ・・・後ろから・・・襲・い・た・い・・・!!」 「あ・な・た・と・・・合・体・し・た・い・・・アクエリオン・・・!! さらに大きな盛り上がりを見せていた(一部暴徒化)・・・。 ・♪♪・Stop right now Thank you very much・♪♪・ ・♪♪・I need somebody with the human touch・♪♪・ ・♪♪・Hey you always on the run・♪♪・ ・・・♪♪♪・・・♪♪♪・・・♪♪♪♪♪♪・・・♪♪♪・・・ ・・・♪♪♪・・・♪♪♪・・・♪♪♪♪♪♪・・・♪♪♪・・・ 「 ワ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ! ! ! ! ! ! 」 ・・・地鳴りのような歓声が再び巻き起こるクラブ=ララギのホール内・・・ 「テ~ンキュー!!ベリマッチ~~ッ!!」 と、歓声に全身でこたえる美樹。 彼女は歓声が落ち着くのを待って、そしてようやくMCを始める・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 美樹「改めて!!初めまして!!シー・エイチ・エー・エム・オー・ティー・・・チャモットと言います!!私達の自己紹介代わりの2曲!!いかがでしたかーーー!!!」 客席「 サ イ コ ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ! ! ! 」 ”元Nano Muteのギターリストが所属”というアドバンテージがあるものの、ステージ、ホールからあふれ出しそうなこの歓声が、自分達を受け入れてもらえたメッセージであることを実感するCHAMOTメンバーだった。 さて、ステージ上では、美樹がMCをしている間、3曲目のテクノアレンジ曲”日和”のためにハルナが音響ブースから移動し、ステージに登場していた・・・。 裕紀「ハル、どうだった!!??」 ハルナ「バッチリ!!」 秀之「そうかよかった!!・・・でも、やっぱお前がいないと心許無い!!」 ハルナ「何を言うかと思えば・・・完璧だったくせに!!」 今日のステージはこの3曲目からハルナが演奏に加わり、CHAMOT本来の姿を形作る。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 美樹「それでは、メンバー紹介をしていきます!!まずはこの私・・・MCとボーカルを務めさせてもらっています”ミキ”と申します!!高校三年生です!!」 客席「キャーーー!!」「カワイイーーー!!」「若ーーーーいっ!!」 美樹「チャモットメンバーのみんなは、私のこと危なっかしい・・・”お前にマイクを持たせるといつ地雷を踏むかわからない”って言いますけど・・・そんなに危なっかしい人間じゃありません!!ちゃんと丁寧に話せてますよねーーーー!!」 客席「うん!!バッチリだよーーー!!」 美樹「よかった、ありがとうございます!!私は”地雷を踏む”んじゃなくて・・・”爆弾を投下”させるのが仕事だと思ってますからーーーー!!!じゃあ、続いてメンバー紹介参りましょう!!」 ・・・美樹のその言葉にハルナ、裕紀、秀之、タイトの四人は背中に寒気が走った・・・ ハルナ&裕紀&秀之&タイト『 奴 は 確 実 に 爆 弾 を 投 下 し て く る ! ! 』 ・・・ 四人に逃げ道は残されていなかった ・・・ 最終更新日時 Aug 28, 2011 7:22:29 PM
・・・ 曲中 ・・・ 観客達は皆、金縛りにあったかのように瞳孔を開いたままステージを直視する・・・。 それは、”タイトの復帰”という話題性でCHAMOTの音楽を聴こうとしていたはずの耳が、提示された音楽の質が想像以上に高かった為にオーバーフローをおこしているかのようだった。 『・・・リズムも・・・ ・・・ストロークも・・・ ・・・タイミングも・・・ ・・・ 完 っ 璧 ィ ィ ! ! ! ・・・』 音響ブースでハルナは、身震いするような衝撃を受けていた・・・。 決して多くはないが、限られた時間の中で最善の練習をこなしてきたメンバー達。 少し無茶な要求もしてきたこともあったし、衝突もあった。 しかし、それらを乗り越えてきた結晶、成果があったからこそ 今、ステージ上で最高のパフォーマンスを見せる事が出来ていた・・・。 ・・・♪♪♪・・・♪♪♪・・・♪♪♪♪♪♪・・・♪♪♪・・・ ・・・♪♪♪・・・♪♪♪・・・♪♪♪♪♪♪・・・♪♪♪・・・ ・・・♪♪♪・・・♪♪♪・・・♪♪♪♪♪♪・・・♪♪♪・・・ タイトのギターソロパート・・・一際、大きな歓声がステージに注がれる・・・。 秀之『・・・まったく・・・!!』 裕紀『・・・弾いてるこっちが・・・!!』 タイト『・・・恐ろしくなる・・・!!』 ・・・ しかし曲中・・・演奏する3人が思った事 ・・・ 秀之&裕紀&タイト『 今 日 の あ い つ ( 美 樹 ) は 気 合 い の 入 り 方 が 違 う ! ! 』 ・・・♪♪♪・・・♪♪♪・・・♪♪♪♪♪♪・・・♪♪♪・・・ ・♪・今思ったの・♪・ ・♪・言葉にしなくてもいい・♪・ ・・・あなたの表情、仕草が・・・ ・・・心の中に響いて 私の白を・・・ ・・・綺麗じゃない、でもあたたかい・・・ ・♪・あなたのカラーに染めていく・♪・ ・♪・今思うの・♪・ ・♪・手を掴んで伝えるの・♪・ ・・・あなたと過ごす一分一秒が・・・ ・・・何よりも大切な宝物だと・・・ ・・・ここにいるよ私は・・・ ・♪・もっと染めてよ私の中のあなたのページを・♪・ ・・・♪♪♪・・・♪♪♪・・・♪♪♪♪♪♪・・・♪♪♪・・・ 気持ちのこもった歌声・・・圧倒的な歌唱力で会場を席巻する美樹。 その気持ちの入り方は他のCHAMOTメンバーも驚くほどだった。 裕紀『最初の練習の時、上手く歌えないって泣いてた奴が・・・』 タイト『・・・この出来なんだからな・・・』 秀之『・・・才能のある奴が努力すれば恐ろしい事になるんだな!!』 ハルナ『・・・その才能もミキちゃんの努力の結晶だもんね!!』 ・・・♪♪♪・・・♪♪♪・・・♪♪♪♪♪♪・・・♪♪♪・・・ ・・・♪♪♪・・・♪♪♪・・・♪♪♪♪♪♪・・・♪♪♪・・・ ・・・♪♪♪・・・♪♪♪・・・♪♪♪♪♪♪・・・♪♪♪・・・ ・・・ 一曲目が終わった ・・・ ・・・ と同時に ・・・ 「ウワァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!」 ダイナマイトが爆発したかのような地響きのような歓喜の嵐。 驚きと興奮が入り混じったアドレナリン垂れ流し空間のようなホール内。 「スゲェーー!!」や「ヤバイ!!」など興奮冷めあらぬといった観客席。 ハルナと美樹の初めての共同作成曲・・・カラオケハウスで秀之を引き付けた曲・・・裕紀に衝撃を与えた曲・・・タイトを納得させた曲・・・それがこの初めての曲”PAINTING”だった。 拍手も鳴り止まぬ内に、美樹は再びマイクを手に取ると、次の曲紹介に移る・・・。 「続いての曲はカバー曲です!!・・・曲目は、スパイスガールズのナンバーで・・・”STOP”です!!」 マイクをセットし直すとともにイントロが始まる・・・。 ・・・♪♪♪・・・♪♪♪・・・♪♪♪♪♪♪・・・♪♪♪・・・ ・♪・You just walk in, I make you smile It's cool but you don't even know me・♪・ ・♪・You take an inch, I run a mile Can't win you're always right behind me・♪・ ・♪・And we know that you could go and find some other Take it or leave it or just don't even bother・♪・ ・♪・Caught in a craze, it's just a faze Or will this be around forever・♪・ ・♪・Don't you know it's going too fast・♪・ ・♪・Racing so hard you know it won't last・♪・ ・♪・Don't you know, what can't you see・♪・ ・♪・Slow it down, read the sign, so you know just where you're going・♪・ ・♪♪・Stop right now Thank you very much・♪♪・ ・♪♪・I need somebody with the human touch・♪♪・ ・♪♪・Hey you always on the run・♪♪・ ・♪♪・Gotta slow it down baby, gotta have some fun・♪♪・ ・・・♪♪♪・・・♪♪♪・・・♪♪♪♪♪♪・・・♪♪♪・・・ ・・・♪♪♪・・・♪♪♪・・・♪♪♪♪♪♪・・・♪♪♪・・・ 最終更新日時 Aug 20, 2011 03:41:34 AM
「!!!!!!!!!!!!」 「おおぉぉーーーー!!!」 「あぁっ!!」 CHAMOTメンバーの登場・・・とりわけ、そのメンバーの中に元NanoMuteのカリスマギターリスト・・・秋月タイトが本当に混ざっていたんだと観客席は騒然としている・・・。 盛り上がるというよりも”騒然”とした空気・・・観客はCHAMOTメンバーからのメッセージを待っているかのようだ。 ・・・ ステージ中央のマイクに手をやる美樹 ・・・ ステージで起こる事全てを見逃さないように観客席から視線が注がれる・・・。 マイクを持つ行為だけで、多くの視線、大きなプレッシャーを感じる美樹・・・。 「・・・初めまして!!私達はチャモットといいます・・・。 ・・・・・・・・・・・・。 ・・・ていうか!!みなさんが言いたいこと・・・ヒシヒシと伝わりますよ・・・!!」 そう言いながら、美樹はタイトの前までやってくると・・・マイクを彼に渡す・・・。 タイト「おっ・・・おいっ!!」 美樹「言ったでしょ!!私は空気が読める女よ!!」 そう言いながらウィンクする彼女を睨み付けるが、美樹は観客席を見るようにと促す。 見ると、観客席は先程までの盛り上がりとは打って変って、静寂に包まれていた・・・。 「・・・・・・・・・・・・・。」 ・・・みんな、タイトの言葉を待っているのだ。 『クソッ・・・こういう時だけ・・・なんで行儀よく沈黙するんだよ・・・!!』 そう思いながらタイトは、観客席を見回しながら大きく深呼吸する。 ・・・ そして ・・・ 「 た だ い ま ー ー ー ー ー ー ー ! ! ! ! 」 ・・・ホール中に響き渡るタイトのありったけの声・・・ この大音量が、先程まで静寂を保っていたこのホール内の起爆スイッチとなった。 「 お か え り ー ー ー ー ー ー ー ! ! ! ! 」 ・・・膨張して破裂するんじゃないかと思うくらいの大きな歓声・・・ まさに、観客の皆はタイトの心からの声に、心からの声でこたえた格好だ。 ホール内の熱気・テンションは一気に上昇した!! 秀之『さすが、タイトさん!!』 裕紀『盛り上げ方を知ってる!!』 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 「ホントに・・・ありがとうございます!!」 大きく一礼をするタイト。余りにも大きな声援に思わず「うるっ」ときそうになるが、気持ちを落ち着かせてもう一度マイクを口に近づけると・・・ 「色々、みなさんが知りたい事、僕に聞きたいことはたくさんあるとは思いますが、それは・・・追々・・・でいいですよね!?・・・まずは、僕らチャモットがどんなバンドなのか・・・とにかく、一度僕らの曲を聴いて下さい!!じゃあ、曲紹介!!」 そう言いながらタイトは、美樹にマイクを返す・・・。 美樹「さすが!!」(`・ω・´)キリッ!! タイト「ありがとな!!」 ・・・そして、美樹は再びマイクを手に取ると曲紹介を始める・・・ 「メンバー紹介は・・・また後で!!まずは私達チャモットが奏でる音楽を聴いて下さい!!最初の曲は”PAINTING”です!!」 美樹はそう言いいながら、マイクをスタンドにセットする・・・。 既に観客は前のめりの姿勢になり、今か今かと曲の開始を待っている状態だ・・・。 そして、いよいよCHAMOTの初めてのライブ演奏がスタートする・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・♪♪♪・・・♪♪♪・・・♪♪♪♪♪♪・・・♪♪♪・・・ ・・・昨日と同じような今日が終わっていく・・・ ・・・これが当然だと自分に言い聞かせる・・・ ・・・♪・・・でも心のどこかで震えている・・・♪・・・ ・・・目に映る色彩は モノトーンな響きと体裁で・・・ ・・・♪・・・私は今日も”ひとり”だった・・・♪・・・ ・・・♪♪♪・・・♪♪♪・・・♪♪♪♪♪♪・・・♪♪♪・・・ ・・・何気なくあなたがくれた言葉・・・ ・・・沸き上がる高揚感が私を包み込む・・・ ・・・♪・・・素っ気ない返事をする・・・♪・・・ ・・・だけど私の目には 鮮やかすぎるあなたの・・・ ・・・♪・・・眩しい光が心の闇を照らしてくれるように見えた・・・♪・・・ ・・・♪♪♪♪♪♪♪♪♪・・・ ・・・作られたモノクロの世界から 見上げた未来は・・・ ・・・♪・・・あなたの隣にいる私・・・♪・・・ ・・・♪♪♪♪♪♪♪♪♪・・・ ・♪・今わかったの・♪・ ・♪・目を閉じても届くの・♪・ ・・・あなたの言葉ひとつひとつが・・・ ・・・心の中に響いて 白紙のページを・・・ ・・・7色の虹のように・・・ ・♪・鮮やかなラインを描いていく・♪・ ・♪・今思うの・♪・ ・♪・手を開いて感じるの・♪・ ・・・流れてくる一分一秒を ・・・ ・・・大切に感じて 上を向いて・・・ ・・・ここにいるよ私は・・・ ・♪・だから染めてよ私の白い心のページを・♪・ ・・・♪♪♪・・・♪♪♪・・・♪♪♪♪♪♪・・・♪♪♪・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 最終更新日時 Aug 20, 2011 09:44:08 AM
・・・ ステージ袖にやってきたCHAMOTメンバー ・・・ 「 宜 し く お 願 い し ま す ! ! 」 5人並んで一例をする・・・。 ステージ袖までやってきて、ようやく客席の盛り上がりを実感できる・・・。 熱狂的な前列のファンの叫びにも似た歓声とスピーカーから出力される楽器音とボーカルのが合わさって、ホール内は異様な熱気で包まれていた。 秀之&裕紀&タイト「・・・・・・・・・・・・」 久々にステージに上がる三人も武者震いするようにその光景を眺めていた。 ・・・音響ブースからホール内の様子を覗く5人・・・ 「・・・もの凄い数だよね!!」 と、ハルナが言うように、ホール内は人で溢れかえっていた。”ある理由”により当日券がバカ売れしたそうだ。既にホール内は収容率120%越えらしい・・・。 「ほらっ!!見てみろよ美樹!!あの左奥の集団!!」 と、裕紀はホール中央部に陣取るファンの一グループかと思われる女性集団を指差す。 「あっ!!あの綺麗な人だ!!」 そう美樹が言うのは、裕紀が指差したグループの中心に、彼女が開場前に見たグループを指揮する長身の美人女性だった。 「タイトさん!!あの人って・・・???」 「・・・ああ!!間違いない!!」 裕紀&タイト「 冬 月 涼 子 ! ! 」 ・・・・・・・・・・・・・・・ 冬 月 涼 子 ( ふ ゆ つ き り ょ う こ ) ある財閥系の令嬢と噂される彼女は、ある銀行の頭取と結婚した専業主婦・・・らしい。 しかし、タイトの前所属バンドNano Muteのインディーズ時代にファンクラブの最大派閥を率いていた・・・”生粋のタイトファン”だった。 Nano Muteファンクラブ時代・・・邪魔者は片っ端から取り込むか潰すかして勢力を拡大してきた彼女達のグループ。黒い噂の耐えないグループだったが、タイトへの忠誠心は絶対的でファンクラブ内での大きな権限を有していたとされるが・・・Nano Muteのメジャーデビュー・・・タイトの脱退とともに彼女とその彼女を取り巻くグループも消滅した・・・とされていたが・・・ 「消えてなかったのか!!」 と驚く裕紀。以前からタイトファンの彼女の存在は広く知れられていたのだ。 秋月タイトが復活するという情報を掴んだ彼女は、再び彼女の周りの同志を結集させて今日ここに参戦してきたのだった・・・。 ハルナ「タイトくん・・・あなたっていろんな女性を集めるのね・・・!!」 タイト「いやっ!!・・・俺は・・・何もしてないんだけど・・・」 秀之「ハル!!確かにいろんな女性がいるけど・・・彼女だけは絶対に敵にしたら駄目だぞ!!・・・消されるぞ!!」 ハルナ「けっ・・・消される!!」 秀之「ああっ・・・いずれわかる日が来ると思う・・・これは忠告だから・・・」 ハルナ「わっ・・・わかった・・・肝に銘じとく!!」 ・・・そう話している間にも、5番目に出演のバンド演奏・・・最後の曲が終わり、ボーカルの絶叫とともにステージ終わる・・・そして、楽器のセッティングスタッフとMCがステージに上がる・・・。 いよいよ、CHAMOTの順番がまわってきた。最後の曲が終わると共に、ファン同士が交代するようにステージ前列に先程まで中央に布陣していた冬月涼子率いる一団が流れ込む・・・。その勢いを他の追随を許さない・・・。 ・・・ そんな一団の中に飛び込む一人の女性がいた ・・・ 「キャァーーーーーーーー!!ユクく~~~~~~~ん!!」 大はしゃぎの彼女・・・周りの事など一切お構いなしに集団の中に飛び込んでいく。 「!!!!・・・姉貴・・・!!!」 と、裕紀・・・。集団の中に飛び込む怖いもの知らずとは、裕紀の姉朋子だった・・・。 CHAMOTのユニフォーム(ウィンドブレーカー)を提供してくれた彼女もライブに駆けつけてくれたのだった。 ・・・・・・・・・・・・ 「ちょっと!!あなた何してんのよ!!」 集団に飛び込んでいった朋子は、すぐにグループのメンバーに呼び止められる。 「えっ!!ユウくんをもっと前で見たいのーーー♪」 ニコニコしながらこたえる朋子。 「・・・ユウくん・・・??」 「そう!!チャモットベースのユウキ!!私の愛する弟のユウくんよ!!」 「えっ!!弟!!」 ・・・その時だった。奥から「待ちな!!」と呼びかける声が聞こえると共に集団は瞬く間に沈黙する・・・。そして、朋子へと道が開かれるように人の割れ目が出来ると、その割れ目を通って女性が朋子の元にやってくる・・・。 もちろん、その女性とはこの集団のリーダー冬月涼子だ。 「先程は、荒っぽい声を掛けてしまい誠に申し訳ありません!!」 そう言いながら彼女は朋子に膝をついて謝る・・・。 朋子「ううん!!全然気にしてないから・・・!!」 冬月涼子「そうですか!!ありがとうございます!!・・・メンバーのご親族様ですか??」 朋子「そうなの!!今日がデビューライブなのよ~~~!!キャァーーー!!ユウくん~~♪」 冬月涼子「素晴らしい!!私もご一緒してもよろしいですか??」 朋子「うん!!いいよ!!私、円城寺朋子!!」 涼子「冬月涼子と申します!!・・・ほらっ!!朋子様をお通ししなさい!!」 ・・・彼女の一言でまたもやグループのメンバー達はステージ最前列へ続く人の割れ目を作る。 そして、朋子は冬月涼子にエスコートされながら、ステージ最前列のベストポジションまでやって来る。 ・・・・・・・・・・・・・・・ ハルナ「・・・なんか・・・もの凄い集団なんですけど・・・」 美樹「・・・と共に、ともちゃんのストロングハートにも衝撃を受ける・・・。」 タイト「・・・・・・・・・・・。」 裕紀「・・・・・・・・・・・。」 秀之「まあまあ!!俺達もそろそろ出ないと!!」 ハルナ「そうよ!!1曲目2曲目は4人だけなんだから!!」 裕紀「 そ う だ よ ! ! ハ ル は 3 曲 目 か ら だ っ た ! ! 」 ハルナ「うん!!みんなが頑張ってる間、みんなの音響バッチリ調節するからね!!」 秀之「ああっ!!それは有難いけど・・・ハルがいないと・・・少し違和感・・・。」 ハルナ「大丈夫!!みんななら余裕だって!!」 タイト「そうだな!!もう腹を括るしかない!!ハル、見ててくれよ!!」 ハルナ「 う ん ! ! 信 じ て る ! ! 」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・ ホール内 ・・・ 人、人、人の飽和状態だったが、ざわざわ・・・と騒然とした空気に包まれていた。 ・・・ ステージ上 ・・・ 「続いては・・・今日ライブデビューを果たすニューカマーバンド、”チャモット”のステージです!!・・・って、もう何も言わなくてもわかるよね!!ニューカマーっていうか、”あの人”がいるんです!!あの人が帰ってきたんです!!」 そう言うMCの言葉に大きな歓声が上がる・・・。 おそらく、今日のライブステージの注目度でいうと、全出演者のうちダントツであろうCHAMOT・・・ギター秋月タイト。 改めて、秋月タイトという男が残してきた功績に驚く他のメンバーだった。 ・・・ そして ・・・ 「 そ れ で は ! ! ケ イ ム オ ン ! ! 」 そうMCが叫びながらステージ袖へと捌けていく・・・。 そして、入れ替わるようにCHAMOTメンバー 浦 部 美 樹 (ボーカル) 大 城 秀 之 (ドラム) 円 城 寺 裕 紀 (ベース) 秋 月 タ イ ト (ギター) 4人がステージへと登場した・・・。 最終更新日時 Aug 16, 2011 11:16:35 PM
ステージ上のMCが本日ライブイベントの開催を宣言すると共に、観客席からは怒号にも似た溢れんばかりの歓声が上がる・・・大盛り上がりだ。 控え室にいる各出演バンドの皆も否応にもテンションがあがる・・・。 そして、トップバッターであるバンド”CHOPSTICK”の演奏が始まった・・・。 ・・・・・・・・・・・・・ 「なぁ!?ル・ブルーのみんなはまだなのか・・・??合流しなくていいのか??」 秀之がそういうのは、本日ライブ5曲目に披露する曲”MOTION”にゲスト出演してもらう予定のJAZZバンド、Lu・Blueのことだった。ハルナいきつけの喫茶店”カフェラテ”のマスター率いるおっさん軍団がまだ到着していないのだ。 ハルナ「”大丈夫!!本番には間に合わせる!!”ってメールが来てたよ!!」 秀之「そうか・・・それならいいけど・・・」 ハルナ「ねぇねぇ!!私達も本番前にもう一回・・・瞑想したいな!?」 裕紀「そうだな!!心を落ち着けて本番を迎えたいよな!!」 美樹「それなら、うってつけの場所があるよ!!地下の音響室!!こっちについて来て!!」 ・・・そう言いながら美樹は立ち上がり、他のメンバーを連れて移動しようとする・・・。そして、音響室を借りるためにスタッフに話しかける・・・。 美樹「ねぇ!!角タンッ!!(←ライブスタッフの角田のこと)音響室使ってもいい!!??」 角田「ああ!!いいよ!!でも、あそこの部屋は暗証ロック付の部屋だから・・・!!」 美樹「ううん、大丈夫!!知ってる!!」 角田「そっか!!それならいいや!!」 ・・・一同は移動しようとする・・・ ハルナ&秀之&裕紀&タイト「イヤイヤイヤイヤイヤーーーーーーーーーー!!! 何で、お前(美樹)が暗証番号を知ってるんだーーーーーーーーーーーっ!!! ”それならいいや”・・・??・・・よくねぇーーーーだろーーーーーーっ!!!」 美樹「えへっ!!ここのライブハウスのこと・・・色々勉強したから任せてね!」 ハルナ&秀之&裕紀&タイト「なにが”えへっ”だ!!なんでもかんでも知りすぎだぁーーーー!!スパイかーーーーーー!!!」 美樹「・・・・・・・・・・」 ハルナ&秀之&裕紀&タイト「こんなに簡単に暗証番号を知られてしまうこの会場のセキリティーは一体どうなってんだーーーーー!!」 角田「常にオープンでクリーンなイメージであり続けたいので・・・!!」 ハルナ&秀之&裕紀&タイト「オープン過ぎだーーー!!ザルかぁーーーーーーーーっ!!」 それから、美樹を問い詰めてみると、彼女は金庫の暗証番号まで把握していたらしい・・・ とりあえず、記憶を抹消させるために彼女の頭をぶん殴った後に、音響室へと移動するCHAMOT一同・・・ クラブ=ララギの音響室・・・ここは、音響機材などの調整用の為に設けられた防音室だった。 裕紀「おおぉ!!いいなこんな部屋があったんだ!!」 秀之「ああ!!ここならバッチリだな!!」 ハルナ「よしっ!!じゃあ、はじめよー!!」 一同は輪を描くように床に座る。そして、ハルナは円の中心にメトロノームを置く・・・。 ハルナ「いよいよだね!!」 秀之「ああ・・・!!」 ハルナ「私達、出会ってからまだそんなには経っていないのに・・・もうみんなは欠かせない存在だよぉ~~~!!」 裕紀「当たり前だろ!!・・・俺もだ!!」 タイト「そうだな!!一番年上のこの兄貴に、お前らは何にも気を使わないしな!!」 秀之「そこがいいとこなんスよ!!」 美樹「そうそう!!むしろ見下してるもん!!」 タイト「美樹・・・お前・・・。」 ハルナ「でも、私達のこの結束を披露できるなんて・・・こんなに幸せなことはないって思うの!!」 美樹「そだね!!私達の凄さを見せ付けちゃおうよーーー!!」 秀之「そのためには、美樹!!お前の歌声にかかってるんだからな!!」 美樹「はーい!!」 ハルナ「 そ れ じ ゃ あ ! ! ・ ・ ・ み ん な ! ! 」 シンセ兼アレンジャー ・・・ 綾瀬ハルナ ボ ー カ ル ・・・ 浦部美樹 ド ラ ム ・・・ 大城秀之 ベ ー ス ・・・ 円城寺裕紀 ギ タ ー ・・・ 秋月タイト この5人が揃うバンド『 C H A M O T 』は初めてのライブに臨む・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「いよいよですよ!!準備の方よろしくお願いします!!」 ライブ担当の角田が控え室へと入ってくる。 裕紀「 来 た ! ! 」 秀之「 よ し っ ! ! 」 いよいよ本日ライブ6番目に出演するCHAMOTの順番がまわってきた。 「みんな頑張ってな!!」 と応援してくれるのは、Lu・Blueのメンバーだった。 今日披露する曲のゲスト出演してくれるJAZZバンドLu・Blueのメンバーは先程到着したところで、CHAMOTメンバーと合流・・・それぞれメンバーはすぐさま控えめにチューニングに取り掛かっているところだった。 そして、裕紀の姉朋子がこの日のために作ってくれたユニフォーム(ウィンドブレーカー)に着替えていたCHAMOTとLu・Blueメンバー・・・準備は万端だった。 ・・・しかし、この控え室にいるのはCHAMOTとLu・Blueのメンバーだけ・・・ 他の出演者達、演奏を終えた出演バンドのメンバー達は皆ホールへと移動していたのだ。 ・・・ 理由はCHAMOTの演奏を聴くため!! ・・・ タイトが加わったバンド”CHAMOT”のライブパフォーマンスがどんなものなのか興味津々だったのだ。 美樹「それじゃあ、いくよ!!角タン!!掛け声ちょうだい!!??」 角田「フォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!」 一同「 フ ォ ォ ォ ォ ォ ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ッ ! ! ! ! 」 狂気的なテンションの中、CHAMOTはステージへと向かう・・・。 「!!!!!!!!!!!!!!!」 しかし、控え室を出た瞬間だった。 ・・・ステージへの廊下・・・ CHAMOTメンバーは、この会場に到着した出演7番目のとりを飾るアーティスト”杉崎華織”と鉢合わせしたのだ。 そう、秀之の以前の交際相手・・・元カノの杉崎華織と・・・ 「・・・・・・・・・・・・・・・・。」 一瞬の沈黙・・・CHAMOTメンバーと杉崎華織は目があった瞬間、かなり気まずい空気が流れた。 「・・・・・・・・・・・・・・・・。」 次の一言が出てこない・・・というか、金縛りにあったように誰も話を始める者がいなかった・・・。 「ヒデユキ・・・。」 ようやく、杉崎華織がつぶやくように語り掛ける・・・。 「ごめん!!もう本番だから・・・」 何か言いかけようとした彼女の言葉を遮るように、秀之は軽く会釈すると、彼女の横を通って歩き出す・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・ ハルナ「ちょっ・・・!!・・・いいの??」 タイト「おいっ!!」 秀之「いいんです!!今は本番前なんですから!!」 裕紀「・・・・・・・・・。」 美樹「 あ の ! ! 私 達 の ス テ ー ジ ! ! ド ラ ム の 演 奏 ! ! 見 て く だ さ い ! ! 」 次の瞬間、美樹は急に後ろを振り返って、大声で杉崎華織に呼びかける。 ・・・大声で呼びかけられた杉崎華織も少し驚き、困惑した表情をしている。 秀之「ちょ!!お前!!」 美樹を引っ張るように、その場を後にしてステージへと向かうCHAMOTメンバー。 秀之「お前!!何、やってくれたんだ!!」 美樹「フフーー!!私は”空気を読める女”よ!!」 裕紀「空気を読むか・・・確かにそうだな!!」 美樹「ヒデくん!!これで、もうミス出来なくなったね!!」 秀之「・・・・・・そうだな。」 ハルナ「大丈夫!!ヒデくんがミスるわけないじゃん!!」 タイト「リーダーだからな!!」 秀之「・・・・・・。・・・わかりましたよ!!やりますよ!!彼女の誘いを断ってた理由を・・・このステージで彼女に伝えます!!」 ハルナ&美樹&裕紀&タイト「 よ く 言 っ た ! ! 」 美樹「それでこそリーダー!!」 秀之「よしっ!!じゃあいくぞ!!」 ハルナ&美樹&裕紀&タイト「 お う っ ! ! 」 ・・・ C H A M O T は ス テ ー ジ へ と 向 か っ た ・・・ 最終更新日時 Aug 15, 2011 9:11:12 PM |一覧| |