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ぬこまとillust自由帳(´・ω・`)

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2007.08.28
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テーマ:アニメ!!(3878)
カテゴリ:★グレンラガン
〔天元突破グレンラガン〕22話、〔それが僕の最後の義務だ〕。凄いね。泣いて切なくなって、良い意味で感情が抑えきれなくなって、鼻水が止まらなくなって仕舞いました。

ヴィラルとシモンの同乗しているグレンラガンが、アークグレンを助けに行きます。〔アーク〕って、奇しくも意味がその儘。箱舟。〔ノアの箱舟・人類の箱舟〕の心算だったのかもしれませんね。

月面からのビームをグレンラガンが一騎で抑えます。矢張りグレンラガンは特別の様です。グレン団も加勢をし、劣勢だった人類側の気運、そして螺旋エネルギーも高まります。希望。人にとってこの〔希望〕と云う言葉はなんて価値の有る重いものなのでしょうね。例えば同じシチュエーションであっても、〔希望〕の有る無しで、結果さえ変える力が有るのかもしれません。

〔ロシウ、諦めるな!〕。

ムガンからの取り囲んでの攻撃も、シモンの一声で、不安に駆られる人々の心に〔希望〕を植え付け、螺旋力が増大し、ぶち破ります。グレンラガンがアークグレンと合体です。リーロンの下準備があったからこその、合体成功。凄いねリーロン。

その後が超ド級の展開。ドリルがクサッと刺さり変形開始。バリッと裂けて、ドンと出て、バカッと割れて、物凄い大きな顔がドンで、その口にグレンラガンがバクリ。えええっ?!〔怒涛合体ぃぃっアークグレンラガーァン〕。えええっ?!、ロボがロボを操縦してるよ(笑)。この超大型ロボは〔時空烈断バーストスピニングパンチ〕で時空に穴を開け、合体したムガンを吹き飛ばします。時空の穴って。バリンッと時空が割れました。大丈夫かな宇宙は。ブラックホールとかに成らないのかな、此れ。

月も巨大なガンメンの様です。ロージェノムが生きている事に驚くシモンとヴィラル。此処でヴィラルの葛藤や逡巡する様なんてものを、見てみたかったなぁ。ヴィラルにとってロージェノムは従える王であり、また、自身の体を不死に変えて仕舞った張本人でも有るのだから。

食い止める為に月の内部に突入するグレンラガン。コアまで進みますが、直前になんとニアが。アンチスパイラルのメッセンジャーとしての責務を果たします。ニアを砕いても駄目な状況。〔希望〕を潰す為の〔絶望〕の数々。一つ一つ〔絶望〕を積み重ね、全ての〔希望〕を潰して行く。人は〔絶望〕しきって仕舞うと、もう歩く事も立ち上がる事も出来なくなるのだもの。でもシモンは、其の事を吃驚する位のポジティブさでひっくり返します。〔ニア、俺にはお前が人間を鍛えている様に見えたゼ。〕

〔シモン、私は此処よ。助けて。〕

ニアの心の声。泣いた。泣いたよ。無表情の中で彼女はずっと心の中で叫んでいたのでしょうか。何て悲しいの。心と裏腹に操り人形にされて仕舞ったニア。人形扱いはこれで2度目のニア。彼女の運命は何て過酷なのでしょうか。ニアは第3部に入って直ぐにアンチスパイラル側に付いて仕舞ったので、其れ以降、彼女の心の動きと云うものが、描かれてきませんでした。其れをここで一度に出された感じです。

ニアはアンチスパイラルの本船に収監される様です。これからアンチスパイラル本体との戦いが始まりそうです。ニアは操り人形の儘で其れを話します。でもシモンが〔でも0じゃ無いなら、俺にとっては100%と同じだ。〕の言葉に、ニアが、ニアが、ニアがぁ、〔迎えに来てくれるのですか〕と、昔の儘の声で。切ない笑顔で。

誰だよぉ、彼女にこんな過酷な運命を押し付けた奴。出て来い。もうこれ以上、人形扱いしないで、彼女を。彼女は出世時からロージェノムの所でも人形だったのだよ。やっと人として生きて(私と彼方は違うけれど)私はシモンと結婚したいって所まで来たと云うのに。切な過ぎるよぉT_T。

今回のサブタイトル〔それが僕の最後の義務だ〕。此れで死亡フラグかとも心配しましたが、そう云う意味では無く、ロシウが最後迄、施政者としての責務を果たす〔意思〕の言葉だった様です。ロシウの其の選択も、私は間違ってはいないと思いました。理性と常識の範囲内で、最善を尽くしている姿。平時なら彼の様な人間が一番必要な人材だと思います。でも…、もう〔希望〕にしか拠り所を持もてなくなった非常時には、現実的な判断は〔絶望〕にしか繋がらないって事も有るのだから。

今回、シモンは己の〔希望〕の力で危機を回避しました。彼は矢張り、非日常(ハレ)の時にこそ其の存在価値が初めて発揮されるタイプなのですね。日常(ケ)では、其の能力を持て余して仕舞う現実。若し、本当にアンチスパイラルを倒し、人間世界を取り戻した時、また話は第3期の様に有能では無い施政者にループし逆戻りして仕舞うのも、事実なのだから。…人生って難しい。

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〔天元突破グレンラガン〕。まだ後数話残っていますが、こういう作品は数年に1本とか、そういう類のものかなと思いました。

以前〔かみちゃまかりん〕の感想の時にも書いたのですが、私はanimationを視聴する際に、2つのカテゴリを自身の中に設けています。一つは〔物語の世界が本当に(未来・過去・パラレル・平行世界の何処かに)存在すると感じさせる、storyに筋が通っていて整合性の有る作品〕で、もう一つは〔お約束の中で、箱庭の中で楽しむ作品〕です。そしてこの〔天元突破グレンラガン〕は後者の〔箱庭の物語〕だと私は区分けしていますが、箱庭物の中では最高の出来なのじゃないのかしら。

(良い事だけ先に云いますが)ガイナックスの作品の特徴なのだと思いますが、まず、全て方向に凝っていると云う事です。story、脚本、構図、色彩設定、デザイン設定、楽曲の選び方と使い方、これらが全部良い作品ってなかなか無いのですよ。特に自身の好みで云うと作画と色彩設定って重要だったりします。話が面白くって絵が良ければ、声さえあと何とかで、平均点は取れる良作になりますものね。そして、今回はガイナックスの悪い面、〔後半の息切れ〕が今の所は無さそうなので、最後迄何とか成りそうだなと思いました。

特に私が気に入っているのは(勿論、作画とか何とか他にも沢山好きな点が有るのですが、云い出すと長くなるので)、16話の〔総集片〕の感想にも書いた、色の選択のプロフェッショナルさ。光と影を色で表現するのが本当に上手いのです。あの色の選択、私には出来ないなぁ(←いや勿論だよ、素人だし)。光の中で、殆んど数値的には青なのに、肌色に見える色を持ってくる感じ。グレンの機体の赤色もしかり。また、朝、昼、夜、各室内個別、全てで肌色の色合いが違います。ただ奇抜な色を持ってきているのではありません。ちゃんと隣の色との兼ね合いを見て、選んでいるのです。凄いナァ。天才。

絵の話。見た通りです。あのシーン。何時もよりは塗りこみが少ないですが雰囲気は有るかな。可憐で切ない大人の白ニアです。泣きました。鼻水が流れ横隔膜がひゃくっと成る位、泣きました。他の感想blog様も回りましたが、いい大人が皆泣いている様でした。凄いね。前回は8/7のヴィラルの絵、ニアの絵としては7/18の2部時代のニアの絵ですね。





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Last updated  2007.08.29 03:54:38
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