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カテゴリ:サービスについて思ったこと
『この季節』になると必ず1本の電話が掛かってきます。
って、『この季節』ってどんな季節?? 11月の前半ごろ、そろそろ年末の事が気になりだす季節。 そう、この季節って『お歳暮の季節』なんです。 そして、その必ずかかってくる電話とは、カニのセールスの電話なんです。 3年前の9月、北海道に出かけた際、店頭で毛蟹を購入した。 宅急便で送ってもらうよう手配した。 その時、「よい物が入ったらご連絡差し上げてよろしいですか?」って聞かれたので、『良いですよ』って答えたのでした。 それから毎年この時期になると必ず電話をかけて来るようになったのです。 必ずおばさん(推定年齢50歳??)が電話をかけてきてこう言います。 カニおばさん:「以前北海道でカニを買っていただいた蟹工船(店の名前)ですが、 覚えていらっしゃいますか?」 クロサク :『ええ、覚えてますよ。札幌のお店ですよね。』 カニおばさん:「ありがとうございます。m(_ _)m 最初に平成14年にご利用いただいてからお世話になって おりまして、本当にありがとうございます。 今旬のカニが沢山入荷したのでお知らせのお電話させて いただきました。 ズワイガニや タラバや 毛蟹の 良い物が入ってますのでよろしかったらと思いまして。 チラシを郵送させていただきましたのでご覧になってご検討ください。」 クロサク :『分かりました。チラシ拝見させていただきますね。』 カニおばさん:「よろしくお願いします。では、失礼いたします。」 営業電話なんですが、このおばさんの声に優しさを感じるんですよ。 北海道の漁港でカニの仕分けをしているオバサンを勝手に想像してます。(笑) 当然オバサンは漁港で働いているわけではないと思います。 でも、おばさんの声でカニがなぜか食べたくなってくるからあら不思議。 ちょうど、お歳暮の時期に商品の宣伝のために電話をかけてきたことは分かっているんですが、なんだかとっても嬉しい気持ちになる電話なんです。 きっとオバサンの声がカニって商品にあっているんでしょうね。 なんだかとってもほのぼのしたのでした。 (男性の営業マンがかけてきたら、きっと素っ気無く電話を切っていると思うクロサク) とりあえず送られてくるチラシを見てみることにしよう。 電話をかけてきたお店はこちら ↓ って、なんだか僕まで営業してますね。(笑) 既存顧客を大切にしてリピーターになっていただくことは大切なことですよね。 多くの企業で電話での定期的なコンタクトや、ダイレクトメールの発送など様々な努力をしていることだろうと思います。 ただ、今回のカニおばさんの会社の場合、ダイレクトメールを出した直後に電話をかけている所にその会社の本気ぶりを感じます。 電話だけでは成立しない商品。 だが、ダイレクトメールだけでもそのままゴミ箱行きになる可能性が非常に高いでしょう。 そこを、電話&ダイレクトメールでアプローチするあたりとってもがんばっているなぁと感心させられました。 前もって会話を交わしているので、チラシが届くのがなんだか楽しみになっている自分が居ますから。(笑) たとえ楽しみになっていなくても、きっとチラシが届いたら見てしまいます。(かなりの確立で!) 直接電話をするのってかなり大変な作業で費用も掛かるかと思いますが、電話を受けた方はそんなに悪い気分ではありません。 (一度そのお店で直接買っているわけだしね。) また、この会社の顧客情報の整理がしっかりしていることにも感心した。 カニおばさんに何気なく振った『札幌のお店の・・』のあたりは、僕が意識しておばさんに投げた言葉でした。 「覚えていらっしゃいますか?」って聞かれたので、『じゃぁそっちは僕の事わかって電話してくれてるの??』て感じで意識的に言ったのでした。 適当に「その節はありがとうございました」程度の返事が返ってくると予想していたら、「最初は平成14年・・・」なんて言われたもんだからすっかり嬉しくなってしまったのでした。 電話で営業しながらスラスラこんな情報が出てくるあたり、おばさんのトークの力も当然あるはずなのですが、手にしているデータがしっかりとしていて初めて成り立つ事だと感じました。 な~んて事を今日の営業電話で感じ、自分もこの姿勢を見習わなければと思ったのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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