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2011.08.07
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カテゴリ:ドラマ
「シックス・センス」 The Sixth Sense 1999年 アメリカ映画

監督 M・ナイト・シャマラン
出演 ハーレイ・ジョエル・オスメント ブルース・ウイルス

 この映画好きです。レンタルで最初見て、よかったので、DVDを買って、その後3回くらい見ています。映画大好きな僕ですが、実は、唯一ダメなジャンルがあります。それはホラーです。おじさんですが、極度の怖がりでして、ゾンビや幽霊や血がドバーっというのが苦手です。この映画は公開当時話題になっていて、ヒットしていましたし、行きつけのビデオ屋では、ホラーのコーナーではなくて、サスペンスのコーナーに置いてあったので、幽霊が出てくるのは承知で、借りてみたわけです。そしてはまったということです。

 今回、この映画について書こうと思ったのは、ネットのいろいろなページを見ていて、この映画の批評に、「オチが途中で分かってつまらん。」とか「オチだけの映画」とか書いている人がいて、カチンときたからです。

 死んだ人の霊が見えるコール少年(ハーレイ・ジョエル・オスメント)が、児童心理学者マルコム(ブルース・ウイルス)とのカウンセリングにより、前向きになることとができ、救われるという感動ドラマです。
 コール少年のもとには次々と死者の霊がやってきます。霊は一見普通に見えますが、死んだときのケガがそのままで、死を自覚しておらず、家の中のものを動かしたりします。また、いたずらにコールを傷つけたりすることもあります。彼はそんな霊が恐ろしく、家の中にキリスト像に囲まれた逃げ場スペースを作ったり、教会に逃げ込んだりします。その状況を母親に言うことができず、関係がギクシャクしています。
 そんなコールですが、マルコムと話していくうちに、霊が何か言いたげなことに気付き、話を聞いてみようと思うようになります。
 ある少女の霊は、とても強い霊らしく、コールの逃げ場スペースまで入り込んできます。彼はその話を聞き、あるビデオの存在を知らされます。コールはマルコムとその少女の家に行き、父親にビデオの存在を知らせます。そのビデオには母親が、病床の娘の食事に床洗剤を入れるところが映っていました。母親は、「代理によるミュンヒハウゼン症候群」でした。身近な人をわざと病気にし、その看病をすることによって、他の人にほめられることで喜びを感じるという精神疾患の一種です。それを父親に知らせることにより、第二の被害者である少女の妹も救われ、少女の霊は成仏できました。
 コールのもとに来る霊たちは、この世に未練があり、成仏できないでいるのです。それを、霊が見えるコールに何とかしてほしくて集まってくるのでした。(どこかの死神代行と同じですね。)それがわかったコールは、自分の役割が分かり、前向きに対処できるようになったのです。
 自分に自信が持てるようになったコールは、自分の能力のことを母親に打ち明け、おばあちゃんの伝言を母親に言うことができ、母親との仲を修復することができました。自分の娘と誤解のあるまま亡くなってしまったおばあちゃんも成仏できたでしょう。
 また、かつてコールと同じ状況だったのに理解できなくて救うことができなかった少年ヴィンセントのことを理解することができ、奥さんと話ができないでいた原因もわかり、マルコムも救われるのでした。

 この映画には重要な秘密があります。それを監督はじめ製作側はバラしてほしくないようですので、わからないようにあらすじを書いてみました。後、学校でのこととか、友達のパーティのこととかありますが、省略しました。

 この映画はホラーではありません。Wikipediaにはホラー映画と書いてありますが、僕は違うと思います。ホラー映画はゾンビや幽霊や怪物や殺人鬼などが、観ている人を怖がらせるために出てきて、観客も怖がるために見るものです。この映画は、家族愛や夫婦愛がテーマの感動ドラマだと思います。幽霊が見える少年が、そのためにギクシャクしていた母親との関係を自らの手で修復する感動ドラマなのです。少年の成長を描いたドラマです。
 今回この記事を書くために、改めて見返してみましたが、どこで出てくるかわかっているので全く怖くありませんでした。でも、コールが母親に告白する場面では不覚にも泣いてしまいました。

 1回目に観たときには、最後の例の秘密(オチ)が明らかになるときに、確かに驚きましたが、そのオチが分かっていても感動できる映画です。決して「オチだけの映画」ではありません。シャマラン監督のほかの映画には、確かに「オチだけ」のものがありますが、この映画は感動できるいい映画です。シャマラン映画で唯一、アカデミー作品賞にノミネートされていることが、それを証明しています。(まあ、アカデミー賞が絶対ではないことはわかっていますが。)

 あんまり自分に見る目がないということを吐露するような意見は、書かない方がいいですよ。





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Last updated  2011.10.11 22:46:47
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