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2011.10.10
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カテゴリ:アクション
「ダイ・ハード」 Die Hard 1988年 アメリカ映画

監督 ジョン・マクティアナン
出演 ブルース・ウイルス アラン・リックマン

 超有名大ヒット映画で、ブルース・ウイルスの出世作です。昨日、日曜洋画劇場で放映していましたので、初めて見ました。そうです。初めてです。
 元来、映画は考えるところがなければ、と思っています。メッセージがあったり、謎説きがあったりといった映画が好きです。単純なアクションやホラーなど、壊しまくったり、暴れまくったり、殺しまくったり、脅かしまくったりするだけといった映画は嫌いです。(以前、チラッと書きましたが、「ランボー」は観ていますが、2以降は観ていません。あの日本通のアクション俳優の沈黙シリーズも観ていません。)
 そういう意味で、嫌っていたわけですが、何か、記念で4週連続で放映するそうですので、じゃあ、観てみようか、と思ったわけです。

 結論から言いますと、ごめんなさい、結構おもしろかったです。低予算でスター不在(ブルースは、この時、まだ無名なので。)のいわゆるB級映画ですが、なかなか良く考えてある作品でした。これは、脚本がいいんですかね。

 ニューヨーク市警の刑事ジョン(ブルース・ウイルス)は、ロスに住んでいる妻ホリーの日系会社のパーティに招待され、ロスのナカトミビルに行きます。ちょうどその時、テロリストらしき一団がビルを襲い、パーティの参加者を人質にしてしまいます。市警やFBIはあてにならず、ジョンは孤軍奮闘、というストーリーです。
 舞台になるのは巨大ビルだけです。もちろんその理由は低予算だからですが、大きな移動がない分、わかりやすいです。当然、派手なカーチェイスなどは不可能なわけですが、うまく工夫されたアクションは、迫力十分でした。エレベーターや屋上の爆破シーン、消防ホースで体を縛って、屋上からダイブするなど、なかなかやるなあと思ってしまいました。

 また、結構、伏線がたくさんあって、「ああ、こうなるんだ。」とか「なるほど。」「そのためなんだ。」というところが色々発見されて、心地よかったです。
 例えば、ジョンは、冒頭の飛行機の中で、隣り合わせた人に、「高所恐怖症には、裸足になって指を丸めるといいですよ。」と言われ、ナカトミビルに着いから、裸足になっていました。ちょうどその時、事件が始まったため、裸足のまま、飛び出していきます。そのため、彼は終始裸足で戦っています。犯人グループのリーダー・ハンス(アラン・リックマン)にそれを見つかり、周囲のガラスをわざと割られ、足の裏を傷つけてしまいます。
 空港にジョンを迎えに来たリムジン、運転手がおしゃべりで、うっとうしかったですが、ビルに着いた時、気を利かせて、地下駐車場で待機しています。音楽を聞いていたりして、犯人グループの駐車場の入り口ギリギリのでかいトレーラーが入って来ても気がつきません。やっぱりうっとうしい奴だな、と思っていると、終盤、犯人グループのひとりが、逃走用の車をトレーラーの荷台から出しているのに気付き、リムジンをぶつけて、妨害します。また、ジョンが電話で運転手と話しているときに、ちょうど犯人グループが電話線を切り、ジョンが異変に気付き、警戒することができ、銃声を聞いて素早く行動することができた、というおまけもあります。
 ジョンが着く前、ホリーはジョンから連絡がないので、軽く怒っていて、オフィスの机上の家族写真を伏せてしまいます。また、ホリーがこの会社に引き抜かれロスに移住することにジョンが反対し、別れて生活するはめになったため、ホリーは、旧姓を名のって働いていました。そのため、ホリーのオフィスに座って、部下たちを指揮していたハンスですが、結構終盤まで、ジョンとホリーが夫婦であることに気付きませんでした。

 それから、無線が効果的に使われているのがいいですね。
 ジョンは、犯人グループから無線機を奪い、警察に連絡します。ところが、当然、犯人たちも聞いているわけで、本名を名のるわけにはいきません。そのため、信じてもらえません。また、本来、比較的近距離で使う無線機で、連絡しているので、少しでも電波が届きやすいように、彼は屋上にいるに違いない、とハンスに気付かれてしまいます。
 そして、ジョンと犯人グループと警察、この間の連絡がスムーズにでき、携帯電話がまだ普及していない時代なので、非常に便利です。ただ、犯人グループも聞いているので、作戦などを打ち合わせるわけにはいかないというのが玉に傷ですが。
 とりわけ、ジョンと警官のアル・パウエルの会話がいいですね。家族のことを聞いたりして、緊迫した状況の中で、ひとつの清涼剤とでも言いますか、緊張が緩和される場面です。

 やっぱり、大ヒットしただけありますね。なかなか、よく考えられたいい作品でした。でも、2からは、大金をかけて作られ、大味なものになっていくと聞きます。来週の放映、どうしようかな。

 ところで、ふと思ったんですが、大量の債券を盗みたいだけだったら、パーティをしているんだし、コソっと忍び込んで、見つからないように盗んだ方がよかったんじゃないかな。どこかのオーシャンたちみたいに。まあ、結局は、そこまで賢い男たちではないということですか。ハンスも含めて。

 それから、ジョンの来ているランニング、最初真っ白でしたが、最後は深緑のような色になっていました。「すげえ、汚れたなあ。」と思っていたら、着替えているシーンが、カットされているということでした。

 ちなみに、犯人グループのリーダー・ハンス役のアラン・リックマン、なんとこの映画がデビュー作です。この時すでにアラフォーですが、イギリスの舞台で活躍していた俳優さんだったそうです。謎のプリンスとなるのはまだまだ先の話ですが、すでに抜群の存在感です。





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Last updated  2011.10.11 02:04:24
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