2712123 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

勝手に映画批評

勝手に映画批評

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

クロサウルス

クロサウルス

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

あのですね@ Re[1]:スター・ウォーズ/最後のジェダイ(12/29) 王島将春さんへ エゼキエル書が書かれた当…
池永真義@ Re:バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(04/04) 映画批評、拝読しました。 私も学生時代…
仲嶺亜也菜@ Re:許されざる者(01/15) 仲嶺亜也菜 鶴田葵
今更ブログを見に来た男@ Re:宇宙兄弟(03/17) めちゃくちゃ同意しますね。本当に映画は…
背番号のないエースG@ Re:チャーリーとチョコレート工場(05/31) 「風の子サッちゃん」 ~ Tiny Poem ~…

Category

Recent Posts

2012.05.03
XML
カテゴリ:アクション
ドミノ1

「ドミノ」 Domino 2005年 アメリカ映画

監督 トニー・スコット
出演 キーラ・ナイトレイ ミッキー・ローク エドガー・ラミレス
ジャクリーン・ビセット クリストファー・ウォーケン ルーシー・リュー

 「パイレーツ・オブ・カリビアン」第1シリーズ3部作の、貴族のお嬢様が、女海賊のキャプテンになり、結局は、女の幸せをつかんだという結末に、不満を感じていた方のための映画を紹介します。
 俳優とモデルという両親のもとで、セレブのお嬢様として生まれ、モデルを経て、自らバウンティ・ハンターとなった、ドミノ・ハーヴェイの伝記的映画です。

 バウンティ・ハンターのドミノ・ハーヴェイ(キーラ・ナイトレイ)は、ラスベガス警察の取り調べ室で、FBIの女性捜査官(ルーシー・リュー)から取り調べを受けています。
 現金輸送車から、1000万ドルが強奪されるという事件が起こり、その容疑者として、尋問されているのです。ドミノは聞かれるままに、自らの生い立ちから事件の全容まで、事細かに語り始めます。
 俳優の娘として、裕福な家庭で何不自由なく暮らしていたドミノだったが、幼い頃、父が急死し、社交家の母親(ジャクリーン・ビセット)は、再婚相手を探しているのか、娘を置いて外出することが多くなり、ドミノは反抗的な態度が目立つようになります。15歳からモデルの仕事を始めるが、モデル仲間やカメラマンと衝突することが多く、高校・大学でも空虚な日々を送っていました。やがて暴力事件を起こし、大学を辞めてしまいます。
 荒れた生活を送っていたドミノですが、ある日、新聞記事で「バウンティ・ハンター募集」という記事を見つけ、保釈金保証人クレアモント主催の養成セミナーに参加します。そこで、講師をしていたベテランバウンティ・ハンターのエド(ミッキー・ローク)と、無口だが切れると破天荒な行動を見せるチョコ(エドガー・ラミレス)と仲間になります。
 銃撃戦も珍しくないスリルある生活に充実感を感じ、新しく運転手として仲間になったアフガニスタン人のアルフも交え、家族同然の仲になっていきます。
 そんなある日、ドミノたちの評判を聞きつけたTV局が、ドキュメント番組として取材を申し込んできます。そしてその時、現金輸送車強奪犯の容疑者として、4人の若者を連行する仕事の依頼が届き、ベテランプロデューサー(クリストファー・ウォーケン)率いるTVクルーを引連れて、ドミノたちは仕事に向かいます。

 負けん気が強く、男勝りで、時には女の武器を使う大胆さも見せる、ドミノ、無口で何を考えているのか分からないが、逃げようとする獲物の車に大きなTVを投げつけて止めるなど、怒らせると何をするか分からない、チョコ、常に冷静で、どっしりと構えた落ち着きがあり、たまに発する一言は他を圧倒する威圧感がある、リーダーのエド、英語はあまりうまくないが、爆弾の扱いに長け、母国アフガニスタンの平和を願っている、運転手のアルフ、彼らバウンティ・ハンターの個性的なメンバーに加え、周りにも個性的なキャラクターをそろえ、爆発あり、カーチェイスあり、銃撃戦ありの、アクションシーンも面白く、コミカルな描写もあり、謎解きやどんでん返しもありの、退屈しない楽しい娯楽作品です。

ドミノ2

 ドミノ役のキーラ・ナイトレイは、下着姿、ビキニの水着、そして裸身をさらしての性交シーン(外なので、ベッドシーンではない。)や、ヌンチャクを巧みに振り回したり、機関銃を両手に持ち乱射するなど、主役にふさわしい、体を張ったがんばりようですが、やっぱり、どっしりとした存在感を見せているのは、ミッキーロークです。
 TVスタッフとの交渉場面での、ドスの利いた一言に、クリストファー・ウォーケンやジャクリーン・ビセットの両ベテランも含め、その場にいた皆が圧倒されていました。何という威圧感でしょう。実に渋く、かっこいいです。
 ミッキー・ロークは、若い頃は鼻につく色男で、はっきり言って嫌いでしたが、最近は、「アイアンマン2」や「レスラー」でもそうですが、見た目的にも貫禄がついて、渋かっこいい魅力を見せてくれていて、ちょっと好感を持っています。
 ドミノの母親役のジャクリーン・ビセットは、ずいぶん久しぶりに観ました。若い頃は非常に美人で、魅力的でしたが、年を取っても相変わらず美人で、わがままなセレブ夫人を好演しています。しかし、いただけないのは、クリストファー・ウォーケンとルーシー・リューです。
 2人は出番も少なく、どうして、こんな大スターを持ってくる必要があるのか、疑問でした。とりわけ、クリストファー扮するTVプロデューサーは、前述の交渉の場面でも、エドやドミノの母親に押されっぱなしですし、その後も、ただドミノたちの仕事について来て、部下に怒鳴っているばかりです。はっきり言って、ただのにぎやかしな役に過ぎず、最後は、いつの間にかいなくなっていました。演技派の大スターがもったいないと思いました。

 ということで、女海賊キャプテンエリザベスがひとりの女になってしまって、がっかりしている皆さんに、彼女が大暴れする映画を紹介しました。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012.05.03 18:30:32
コメント(3) | コメントを書く
[アクション] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.