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2012.11.05
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カテゴリ:アクション
ゲッタウェイ1

「ゲッタウェイ」 The Getaway 1972年 アメリカ映画

監督 サム・ペキンパー
出演 スティーヴ・マックイーン アリ・マックグロー

 古い作品ですが、最近、CATVで放送していたものを録画しておきました。ずーっと以前に観た覚え(たぶんTV放送)があったのですが、あらためて観て、全く覚えていなかったことと、現代の映画と比べても、全く見劣りしないことに驚かされました。

 銀行強盗で、懲役10年の刑を受け、刑務所に服役中のドク・マッコイ(スティーヴ・マックイーン)は、4年間模範囚をしてきましたが、仮出所申請をしても認められなかったため、面会に来た女房のキャロル(アリ・マックグロー)に、地元の顔役ベニヨンに、口をきいてもらうように頼みます。
 出所の日、迎えに来たキャロルは、ベニヨンからの約束をドクに伝えます。
 約束通りベニヨンと合ったドクは、仮出所させてやった代わりに、手下のルディ、ジャクソンとともに、町銀行を強盗するように命令されました。
 綿密な計画を立て、マンホールから侵入した地下で、銀行の電線を切断した後、ドクは銀行に向かいます。その間、キャロルは逃走経路に爆弾を仕掛けます。
 ルディとジャクソンは、別の車で、正面から銀行に押し入り、客と銀行員を脅し、その間に、ドクが金を奪います。
 ところが、計画通りいけば殺しはしないで済んだはずなのに、はずみで、ジャクソンが警備員を殺してしまいます。
 時限爆弾が程よいタイミングで爆発する中、ドクとキャロル、ルディとジャクソンはそれぞれの車で逃走し、落ち合い場所に急行します。
 その途中、ルディは、足手まといのジャクソンを射殺し、車から放り出してしまいます。
 ルディが奪って来た金を独り占めしようとしていると察したドクは、ルディを射殺し、死体を放ったまま、ベニヨンとの待ち合わせの場所へ向かいます。
 ベニヨンは、自分のような政界のボスがたかだか一介の囚人の出所にわざわざ手を貸したのは、魅力的なキャロルがいたればこそ、と言い、暗に彼女との情事をほのめかします。その時、車で待っていたはずのキャロルがいつの間にか近づき、やにわにベニヨンを射殺します。
 ベニヨンの言葉がドクに与えたショックは大きかったが、いまのドクにはここを立ち去るしかありませんでした。
 車から列車に乗りついだ2人は駅のロッカーに金の入ったバッグを預けたが、鍵をすりかえられ、盗まれるという予期せぬアクシデントが起き、ドクの必死の探索で取り戻したものの、この1件でドクは指名手配の身となってしまうのです。
 一方、ドクに撃たれたルディは防弾チョッキのおかげで一命を取りとめ、付近の獣医クリントン夫妻を脅迫し、車を運転させ、ドクたちを追い始めます。

ゲッタウェイ2

 調子に乗って、あらすじを書いていたら、ちょっと長くなってしまいました。しかし、ここまでで、全体の半分ぐらいです。まだまだ見せ場はたっぷりありますので、ご安心を。

 とにかく、マックイーンがひたすらかっこいいです。
 特に、最後のベニヨンの手下たちとの銃撃戦、ショットガンを撃つシーンがこれほど似合う人はいないでしょう。
 ただ、今回は、出所したばかりのため、運転免許が失効しているということで、車の運転はもっぱらキャロルがやっているので、レーサーでもある、彼の腕前を披露できていないところが残念です。

 そして、この映画の見どころは、やはり、ドクとキャロルの夫婦愛ということになるのでしょうか。
 出所して、4年ぶりに会う夫婦、もちろん熱い抱擁を交わします。
 ところが、ベニヨンが思わず口を滑らせてしまったがために、仲たがいしてしまいます。その矢先、キャロルのミスで、大事な金が入ったバッグを盗まれてしまいます。
 ドクがバッグを取り返しに行っている間、暗くなって誰も居なくなった駅の待合室で、けなげに夫を待つキャロルの姿、つい、キュンとなってしまうのではないでしょうか。
 ルディが傷の治療とドクを追う為に、人質にする獣医のクリントン夫妻の妻のフラン(小柄でファニー・フェイスでグラマーという、思いっきり僕の好みですが。)の、最初こそは無理やり襲われたのでしょうが、その後は、縛られた夫の前で、平気でルディと情事をし、苦痛に耐えきれず夫が自殺した後も、ルディとイチャイチャしているという、バカ女ぶりと非常に対照的です。
 その後、金を半分にして別れようと言い出すドク、しかし、2人で逃亡する中で、再び、彼らの絆は深まっていきます。(その愛を再び確かめ合うところが、ゴミための中というのが、また面白いです。)
 このアリ・マックグローという女優さん、この映画の2年前、「ある愛の詩」という、体中がかゆくなるぐらいの純愛映画(しかし、当時大大大ヒットしました。若き日のトミー・リー・ジョーンズが出演しているという非常に貴重な映画です。)で、白血病で亡くなってしまうヒロインを演じていますが、この「ゲッタウェイ」の方が、数段いい演技を見せてくれています。
 まあ、目の前でマックイーンの非常にカッコいい男っぷりを見せつけられたら、思わず惚れてしまうのも無理からぬところですが。(実際、この映画の後、2人は、本当に結婚しています。)

ゲッタウェイ3

 アクション・バイオレンスがたっぷりな映画ですが、夫婦の愛の絆も感じさせてくれる、いい映画を、今回は紹介しました。





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Last updated  2012.11.05 06:55:12
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