2712125 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

勝手に映画批評

勝手に映画批評

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

クロサウルス

クロサウルス

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

あのですね@ Re[1]:スター・ウォーズ/最後のジェダイ(12/29) 王島将春さんへ エゼキエル書が書かれた当…
池永真義@ Re:バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(04/04) 映画批評、拝読しました。 私も学生時代…
仲嶺亜也菜@ Re:許されざる者(01/15) 仲嶺亜也菜 鶴田葵
今更ブログを見に来た男@ Re:宇宙兄弟(03/17) めちゃくちゃ同意しますね。本当に映画は…
背番号のないエースG@ Re:チャーリーとチョコレート工場(05/31) 「風の子サッちゃん」 ~ Tiny Poem ~…

Category

Recent Posts

2013.03.09
XML
カテゴリ:アクション
007死ぬ奴1

「007 死ぬのは奴らだ」 007 Live and Let Die 1973年 イギリス映画

監督 ガイ・ハミルトン
出演 ロジャー・ムーア ヤフェット・コットー ジェーン・シーモア

 007を一気に観ようシリーズの第11弾です。
 今回は、シリーズ第8作、3代目ボンド・ロジャー・ムーアの第1作です。

 ジェームズ・ボンド(ロジャー・ムーア)が、ベッド・メイトと楽しい時を過ごしていた時、突然Mとマネーペニーが訪問してきました。ニューヨーク、ニューオリンズ・そしてサン・モニークでの諜報員の死を知らせ、それを探る指令を持ってきたのです。
 ボンドは急ぎ、サン・モニークの元首カナンガ(ヤフェット・コットー)を探るため、ニューヨークへ飛び立った。しかし、その動きを察知されており、組織はボンドを襲い、隠れ家のあるレストランへ招き入れられてしまいます。
 突然回転したテーブルは、ボンドを神秘的美女ソリティア(ジェーン・シーモア)の前に連れ出します。落ち着きはらった彼女の手からタロットカードが開かれ、ポンドの死を告げます。始末されそうになったボンドですが、何とか逃れ、CIAのライターの手助けで、カナンダの本拠地サン・モニークへ向かいました。
 しかし、ボンドの行動はソリティアの霊感能力によってことごとく敵に筒抜けでした。ボンドがチェックインした部屋には毒蛇が待ち受け、CIAの連絡員だというロージーが接触してきました。
 ボンドはロージーが二重スパイだと見破りつつ、カナンガの邸宅まで案内させます。その秘密の邸宅の一室でソリティアはカナンガに占いを告げていました。ボンドはすぐここに来るだろう、と。

 今回の敵は、どこかの国のスパイでもなく、スペクターなどの巨大犯罪組織でもなく、ただの麻薬密輸組織(一応、一つの国家ではありますが、)という小物で、そのボスも見るからに小物だし(自らは“ビッグ”と名乗っていたところが特に小物の証明だよね。)、湿地帯でのボートチェイス以外のアクションはしょぼいし、ボンドは女と寝まくりだし、全体になんかぬるい雰囲気の作品でした。
 国連の会議中に国の代表を殺すのは、まずいだろうとか、サン・モニークではブードゥーの儀式をしているのに、カナンガは、どうしてタロットの占い師を頼りにするのとか、霊感があるのならタロットカードはいらんだろうとか、逃げるのに明らかに機動性の低い二階建てバスを選んじゃいかんだろうとか、ペッパー警部はいらんだろうとか、細かい突込みどころは満載ですが、特に気になった2点についてだけ、激しく突っ込みたいと思います。

007死ぬ奴2

 1つめは、今回の秘密兵器、超強力磁力を出すことができる腕時計です。
 今回、MI6の兵器開発担当のQは登場しないのですが、珍しくボンドの自宅を訪問して来たMが、Qから預かってきたと渡してくれたものです。スイッチを入れると、超強力磁力を発して、金属を引きつけてしまうものです。
 ボンドは、時計の修理をQに依頼していたことで、国家予算の無駄遣いを咎めていたMの持っているスプーンを引きつけて、秘密兵器であることを披露しています。また、クライマックスで、カナンガに責められて危機一髪なとき、カナンガが机の上に置いた圧縮ガス弾を引きつけて手に入れています。
 磁力って、そんなピンポイントで働くように発することができますか???磁石のまわりのあらゆる方向に磁場を作るもののはずですよね。つまり、その磁石のまわりにある金属をすべて引きつけてしまうはずですよね。
 だから、Mの持っているスプーンだけでなく、Mのカフスボタンやネクタイピンや、その場にあった金属はすべてボンドに向かって飛んでくるはずです。クライマックスの場面でも、ひきつけた弾丸は、どう見ても金属の机の上に載っていました。その横には、明らかに金属をたくさん使っていそうな、いろいろなスイッチがある操作盤がありました。どう考えても弾丸だけが飛んでくるのはおかしいでしょう。そういえば、その場面、ボンドは、金属の骨組みのワゴンに乗せられていました。そのワゴンがボンドの腕にまずくっつきますね。
 その上、その腕時計は、文字盤のまわりに、電ノコが付いていて、ボンドはそれを回してロープを切っていました。秘密兵器を紹介した時に紹介していない機能を出すのはダメでしょう。ご都合主義にもほどがあります。

 また、今回の敵についても、しっかり突っ込みたいです。
 今回の敵は、カリブ海のブードゥー教を信じる小国家サン・モニーク(架空ですが、ちゃんと国連の会議にも出席できるキチンとした国家らしい。)で、元首のカナンガを首領とした国家ぐるみの麻薬組織でした。
 国民はみなアフリカ系のようですが、ニューヨークで、ニューオリンズで、出てくるアフリカ系の方々がことごとく敵(あっ、ひとりだけちがったね。CIAの人だけ。)で、ボンドの行動を監視していたり、攻撃してきたりしていました。
 これって、見ているアフリカ系の方々は怒らなかったのか、ということが非常に気になります。
 もう40年前の作品ですが、今こんな作品を作ったら、大騒ぎになると思いますよ。

007死ぬ奴3

 ということで、ボンド役が変わって気合を入れ直さなければならないはずなのに、非常にしょぼく、この後の、お笑い満載・甘々女ったらし路線をひた走るムーアボンド時代の幕開けを予感させる作品でした。
 ところで、CIAのフェリックス・ライターって何度もこのシリーズに出てきますが、出る度に違う俳優がやっているのはどうしてでしょう。最近のクレイグ・ボンドの作品はアフリカ系のジェフリー・ライトで、統一されていて、「慰めの報酬」では、出てきた途端わかったので、やっぱり同じ人が演じているほうがわかりやすくていいよね、と思いました。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2013.03.10 00:55:39
コメント(0) | コメントを書く
[アクション] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.