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2013.05.18
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カテゴリ:アクション
007ダイヤ1

「007 ダイヤモンドは永遠に」 007 Diamonds Are Forever 1971年 イギリス映画

監督 ガイ・ハミルトン
出演 ショーン・コネリー チャールズ・グレイ

 007を一気に観ようシリーズ第20弾です。
 今回は、シリーズ第7作、2代目ティモシー・ダルトンが前作1作でクビになったため、仕方なくショーン・コネリーが復帰したコネリー・ボンド最後の作品です。

 MI6の007ことジェームズ・ボンドは、(ショーン・コネリー)は、スペクターの基地に忍び込み、宿敵ブロフェルド(チャ-ルズ・グレイ)を、整形手術により作り出そうとしていた影武者ともども抹殺することに成功します。
 200万ポンドにのぼるダイヤモンドが密輸され、しかもそれが闇市場にも出回っていないという事件が起こります。Mはボンドに調査を命じます。
 ダイヤ密輸の運び屋に変装したボンドは、密輸のカギを握る女、ティファニー・ケイスに接触します。ボンドは本物の運び屋を始末し、その死体にダイヤを隠し、アメリカへ密輸します。
 目的地はロス郊外の葬儀屋で、ダイヤの仕込んである遺体を火葬し、ダイヤを取り出し引き渡します。しかし、ボンドは殺し屋に襲われ、棺に入れられ火葬されそうになります。でも、ダイヤが偽物と分かり、ボンドは助かります。
 取引の準備のためラスベガスに向かったボンドは、ティファニーと再会し、組織を裏切り、ダイヤを持って2人で逃亡しようと約束を交わします。
 ティファニーの真意を確かめようと、彼女にダイヤを渡し、CIAのフィリックス・ライターとともに、ボンドが監視をしていると、ダイヤを持ち去る男が現れました。
 ボンドは跡を着け、地元の実業家ウィラード・ホワイトの研究所に潜入し、そこで人工衛星を目撃し、脱出します。
 ラスベガスに戻ったボンドは、パトカーに追われたりしますが、何とか振り切り、ホワイトが所有するホテル“ホワイトハウス”のスイートにティファニーとともにチェックインします。
 夜になるのを待ち、ボンドはホテルの最上階にあるホワイトの事務所に忍び込みますが、厳重な警戒網にキャッチされ捕らえられてしまいます。しかも、彼を待っていたのはホワイトではなく、死んだはずの宿敵ブロフェルドだったのです。

007ダイヤ2

 非常にがっかりしました。はっきり言って面白くないです。なんか、気になるところがいろいろと出てきて、落ち着いた気持ちで見ていられませんでした。以下、どんな点が気になったのか述べていきましょう。

 まず、今回のメインボンドガール、ティファニーの立ち位置がよくわからないということです。
最初は敵のダイヤの密輸組織の一員として登場します。しかも、初対面の男の前で、ブラジャーとショーツのみでまったく動じる様子がありません。はっきり言って、この初登場の場面、「なんやあ、この女!!!」と思いました。(おじさんとしてはうれしかったけどね。)
 そして、結構クールな物言いをしながらも、ボンドが殺した本物の運び人の死体を部屋に運んでくると動揺しまくりです。(本性丸出し)
 アメリカへ行ってからも、ボンドと行動を共にするかと思いきや、いつの間にかいなくなって、葬儀屋に扮していた組織の男たちと現れ(一緒にいる場面はありませんが、彼らと同じようにボンドの部屋へ忍び込んで待っていたので、一緒に来たことは明白です。)、またクールな物言いをしたかと思うと、ベッドを共にした後は、ちょっと甘えた口ぶりで、「一緒に逃げましょう。」などと言い出します。(見え見えだぞ!)
 そして、ダイヤ入りぬいぐるみを手に入れると、ボンドに渡さず、コインロッカーに入れてしまい、そこからダイヤ入りぬいぐるみを出していくのは、ホワイトのカジノの支配人です。(つまり、彼女が手引きしていることは明白です。)そのくせ、ボンドがその男を追うのに、手を貸したりしています。(いったい何がしたいんだ、この女?)
 最後の決戦の場面では、なぜかブロフェルドに保護されているかのごとく待遇で登場し、ボンドが交換したテープ(何のテープかは秘密)をまた元に戻したり、無防備に機関銃を乱射してその勢いで海に転落したり、はっきり言ってお笑い担当のバカ女ぶりです。(結局は、ただのおバカ女だっただけということね。)
 彼女は敵なのでしょうか?味方なのでしょうか?性格がコロコロ変わっていくのはどうしてでしょうか?

 ボンドがダイヤ入りぬいぐるみを追って潜入したホワイトの研究所で、そこの研究員に放射能は危険だから、と“シールド”呼ばれる、バッジのような器具を付けられます。
 人工衛星と、ダイヤ、どこに放射能が関係するのでしょうか?そして、その“シールド”というただ胸につけるバッジのような器具を付けるだけで、どうして放射能が防げるのですか?当時の放射能に対する知識ってこんなもんなのでしょうか?
 また、冒頭、ダイヤが密輸されて市場に出てきてないと聞いた時、僕は、「レーザー!?」とすぐ思ったのですが、天然もののダイヤでレーザーって、しかも人工衛星からって、金かかり過ぎじゃない?
 調べてみたら、ダイヤが炭素の塊であることは18世紀末から知られており、その頃から、人工ダイヤの研究は始まっていて、1950年代には成功しており、この映画の年代には、ほぼ実用化できているようです。現代では、カッターやレーザーで使われているダイヤは人工のものを使うのが当たり前になっていると思いますが、優れた科学技術を持っていたはずのスペクターが、どうして人工ダイヤの製造に着手していないのでしょう?レーザーで使うんだったら、不純物が混ざっているかもしれない天然ものより、100%純粋なものを作れる人工の方がいいと思うんですけど、どうでしょう?もちろん安上がりで、大量に作れますしね。

 それから、ゲイカップルの殺し屋の存在が不可解です。
 なぜ、ゲイカップル?なぜ2人とも不細工?さすがに2人がベッドインしている場面はありませんが、それを想像すると、非常におぞましく、はっきり言って、気持ち悪いです。想像してください、見るからにゴツいゴリラ系の顔の男と、ハゲで長髪な(一見矛盾していますが、落ち武者系の頭を想像してください。)ちょっと不潔系なおっさんが、ベッドで全裸で抱き合って、くんずほぐれつしている姿、おぞましいでしょう?
 そしてこの2人、ダイヤの密輸ルートにくっついて、子どもにやさしく本を読んであげている先生を隠れ蓑にしている、おばあさんの運び屋や、ラスベガスでアメリカンジョークで人々を沸かせていたコメディアンなど、ダイヤの密輸ルートにかかわった人々をことごとく殺していきます。ボンドも2回、いや3回(もちろん3回目にはやっつけています。)、彼らに襲われているのですが、はっきり言って、なんで殺していくのか、その意味がいまいちわからないのです。
 例えば、おばあさんの場合、2人はまずおばあさんにダイヤを届けました。次におばさんがアムステルダムのティファニーへ、そのダイヤを届けました。2人は、おばあさんについてアムステルダムへ行き、おばあさんを始末しています。これって、わざわざおばあさんに渡さなくても、この2人がアムステルダムまで持って行けばすむことじゃないの?わけわかりません。

007ダイヤ3

 以上のように、お話が破たんをきたしている部分が目につくこと、そして老齢なコネリーに気を使ったのか、アクション場面が非常に少ないこと、などなど、はっきり言って、面白くありませんでした。
 前作の「女王陛下の007」が、作品的には高い評価を受けながら、興行的には大失敗だったため、起死回生を狙った本作だとは思いますが、興行的にはコネリーが復帰ということで、盛り返したかもしれませんが、気合を入れて作ったという印象には程遠いあまりのにもいい加減なお話に、面食らった次第です。

 業務連絡です。ようやくCPが何とかなりました。約2週間お休みしていましたが、これから、また頑張って更新していきますのでよろしくお願いします。





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Last updated  2013.05.18 18:06:09
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