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2013.06.23
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カテゴリ:恋愛
モールス1

「モールス」 LET ME IN 2010年 アメリカ映画

監督 マット・リーヴス
出演 コディ・スミット=マクフィー クロエ・グレース・モレッツ

 まったく予備知識はなく、DVDのパッケージの説明を見て借りてきたのですが、スウェーデンの小説を原作としたスウェーデン映画のリメイクだったようです。

 雪に閉ざされた田舎町、12歳のオーウェン(コディ・スミット=マクフィー)は学校でいじめられていたが、別居中の父親との離婚問題で精神的に不安定な母親には相談できずにいました。彼の唯一の楽しみは、自分の部屋から望遠鏡で他の部屋を覗き見することでした。ある夜、望遠鏡を覗いていた彼は、雪の中を裸足で歩く、隣に越してきた少女を見、気にかけていました。
 雪の夜、オーウェンが中庭で1人遊んでいると、その少女が現れました。彼女はアビー(クロエ・グレース・モレッツ)と名乗り、12歳くらいだが自分の誕生日を知りませんでした。
 夜の中庭で何度か会ううちに段々と彼女に惹かれていくオーウェンは、アビーの部屋から聞こえてくる荒々しいどなり声に心を痛めていました。
 ある日、オーウェンはモールス信号のメモをアビーに渡し、壁越しに話そうと伝えます。2人は自分の部屋から壁越しにモールス信号で合図を送りあうようになり絆を深めていきます。
 時を同じくして、この小さな町で残酷な連続猟奇殺人が起こり始めます。生きたまま首を切り裂かれ血を全て抜き取られた少年、トンネルで惨殺された男性……。
 そんな中、車の事故で、頭から硫酸を被っている、容疑者と思われる男が病院に搬送されてきますが、その男は手がかりとなるメモを残し病室の窓から転落死してしまいます。
 自分を心配してくれたオーウェンがいじめられていることを察したアビーは「やり返すのよ。私が守ってあげるから」と言います。
 オーウェンは、いじめっ子に仕返ししたことに興奮し、アビーに血の誓いを交わそうと指を切ります。すると今まで笑顔だったアビーの様子が急変してしまいます。

モールス2

 主人公のいじめられっ子オーウェンが心奪われる謎の少女アビーには、実は驚愕の正体がありました。その正体は中盤で明らかになりますが、それを知らないで観た方が楽しめると思いますので、あえて明かさずに記事を書いていこうと思います。(まあ、わかってしまうかもしれませんけどね。)
 以前紹介したある映画を思い出しました。僕が好きなあの女優が子役時代に2人のイケメンスターと共演したあの映画です。あの映画では、2人のイケメンの仲間に庇護されながらも、彼女なりの苦悩に悩んでいる姿が、物語のサブテーマとして、物語に深みを与えていました。(前々からこのブログを見ている皆さんには、何の映画かわかりましたかね。2人のイケメンと子役の3人とも、ハリウッドで今もバリバリのスターとして活躍しています。)
 あの僕の好きな女優が子役時代に演じていた役が、2人の保護者がいなかったら、こんな風に生きていくんだろうなあ、という映画です。

 この映画、主役2人の熱演によって、なかなか見ごたえのある作品に出来上がっているとは思いましたが、猟奇的連続殺人の謎を追うというサスペンスと、12歳の2人の初々しい恋愛という2つの側面の、どちらもちょっと中途半端な感じがして、残念だなあと、ちょっと思ってしまいました。
 どちらかというと、恋愛の方に重きがあるような感じがしたので、もっと、猟奇的殺人の場面はさらっと抑える感じにして、2人が初々しい愛を紡いでいる時間を深く長く描けなかったかなあと思いました。特に、邦題にもなっている“モールス信号”で壁越しに話している場面がもっとあってもいいかなと思います。(この“モールス”の場面が今ひとつ印象が薄く、題名にふさわしくないなあと思ってしまいました。まあ、原作の小説の題名から来ているのでしょうがないのですが。)
 そうすることで、彼女の正体なりの苦悩(つまり、あの映画の子役の彼女を通して描かれていたあの映画のサブテーマのことです。)がよりテーマとしてより浮き彫りになるのではと思いました。

モールス3

 襲われた女性が唐突に病院のベッド上で燃え出すという場面は、他に同様な場面が全くないことから、まったく余分だと思うし、はっきりと口に出して招き入れてもらわないとだめだという設定(でも、これは、原題の「LET ME IN」とのつながりから難しいとは思いますが。)も意味がよくわかりません。(僕はよく知らないのですが、スウェーデンあるいはヨーロッパでは、彼女のような存在にはそういう言い伝えがあるのでしょうか。)
 しかし、とにかく主役2人の演技が素晴らしく、何とか2人を助けてあげたいという気持ちいっぱいで最後まで見入ってしまいました。
 ということで、今回はまあまあの当たりだったというお話でした。
 オリジナルのスウェーデン映画の方も見てみなければ、と思いました。
 喉の奥に何か詰まったような文章で、すみませんでした。





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Last updated  2013.08.04 03:04:21
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