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くろすけ雑記帳

くろすけ雑記帳

ザッハトルテ♪アプフェルシュトルーデル♪

 あら、sweetsばかり…。

 オーストリアのお菓子って少しどっしり系なのだけど、濃い目のコーヒーに合うのだな、これが♪リッチなチョコ(砂糖あまっ、という安チョコには出せないコクのあるチョコ♪ああlovely)がふんだんに使われたザッハトルテ。メランジェと一緒にほおばる時の至福のひと時…。ああ、ごっくん。

 アプフェルシュトルーデルも、お気に入り。ロンドンでホームスティしていたときのママさんがリンツ出身だった。「Paulaのお国料理が食べたいな♪」とおねだりして作ってもらったクヌーデル・ズッペやウィナー・シュニッツェル、そしてアプフェル・シュトルーデル・・・うんまい♪なぞの料理群のようだが、要はお団子スープ、子牛のカツレツ、林檎のパイ。

 ウィーンのカフェは知る人ぞ知る、由緒のあるところが多いそうだが、今回そんな下調べをゆっくりしていなかったので「ああ、ここにクリムトが来ていたのね♪」なんて感慨に浸る間もなく、ただsweetsによって幸せを感じていた。

 ウィーンの移動で何が便利というとやはりトラム。縦横無尽に走っていたトラムで結構郊外に近いところまでいける。モーツァルトを始めとする有名人が埋葬されていることでも有名な中央墓地。かなりはずれの方で、なかなか着かないのでトラム間違えたかと思うくらいだった。プラター遊園地も、浅草の遊園地に近いものがあるのかもしれない。でもあの観覧車とか「第三の男」だあ♪と、思わせるものがあると風情を感じてしまう。テクノロジーと刺激だけが遊園地ではないのだ、という情緒・・・かな。

 シェーンブルンやホーフブルグはひたすら美しく、ハプスブルグの力って・・・ああ。おっかさま、マリア様さま。そんな母様の娘なのに、ああ、アントワネット…。もったいない。そして、シシィのドレスの展示などを見ては「なんて細いウェストだ。絶対ムリ」と思ったのだった。それにしても有名な肖像画だと思うが、白いドレスを着て、髪を結わずにふんわりさせているエリザベートはやっぱりきれいだ。

 ウィーンから郊外に足を伸ばすとメルク修道院というすごくキレイな修道院があった。修道院、大聖堂などより地味で「薔薇の名前」にでてくるようなベネディクト系な質素なイメージだったのだが。・・・きらびやかです。概して、カソリック系の建物は豪華できらびやかで、昔は字の読めない人にでもこの美しさ・豪華さが神様の力、天国の象徴になったのだろう。入れ物にこだわりすぎて、根本をないがしろにしたら無意味だったのだけどね。ま、それは別のお話。

 マリー・アントワネットがフランスへの輿入れの際にも立ち寄ったというくらいだから、格式の高い修道院なのだな。そんなメルクには電車で行くのと、船に乗ってドナウ河クルーズという手段がある。

 ドナウ河、「美しく青きドナウ」…? 雨でも降っていたかな…。長良川の方がきれいな気がしてしまった。ちょうど風も冷たく、船上で風にあおられてしまった・・・。河くだりの期待は、ドイツのライン川でローレライのためにとっておこう、と思った。


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