636907 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

名無し人の観察日記

名無し人の観察日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2006.10.21
XML
テーマ:戦争反対(1187)
カテゴリ:戦争と平和
 無防備都市宣言運動が無意味かつ欺瞞に満ちたものである事は、これまでも散々取り扱ってきた話題ではあるのですが、今でも藤沢市や国立市、それに定期的にウォッチ対象にしている大津市など、活発に活動を続けている運動があります。
 
 そこで、今回はそうした運動が実際に実ってしまった場合、一体何が起こるのか、無防備都市が戦時にどうなってしまうのか、と言ったことを小説仕立てで考えてみたいと思います。

 具体的には日本が戦争に巻き込まれてしまい、本土に敵が上陸した場合を想定するわけですが、今回は相手を米軍と想定してみます。何かの拍子に親中的な政権が日本に成立し、日米安保条約を破棄。それに対し、米軍が親米政権樹立を目論んで日本に侵攻する、と言う内容となります。
 
 もちろん、中国軍やあるいは韓国/北朝鮮軍のほうが想定としてはずっと簡単なのですが、おそらく無防備都市宣言運動をしている人々は、こうした軍隊は紳士的で日本人民を解放してくれる(笑)理想の軍隊という認識だと思いますので、あえて米軍を選んでみました。
 自衛隊VS米軍……左派思想の人々が世界最悪の鬼畜軍隊と信じる二大巨頭の激突ですから、どんな事が起きても不思議ではありません(笑)。
 
 なお、この小説には恐らくかなりの政治的・軍事的間違いや無理があると思います。もちろん自分でも理解している事ですが、その辺の突っ込みはできるだけ無しな方向でお願いします。

 最終回を掲載しました。日米講和は妥結しますが、戦場となった大津の運命は?



無防備都市シミュレーション小説
「大津は燃えているか?」
第一回 米軍上陸
第二回 反撃への鐘鳴
第三回 市長の決断
第四回 自衛隊退去
第五回 無防備の街
第六回 惨劇
第七回 決定的な亀裂
第八回 戦機、動く
第九回 自衛隊猛攻
第十回 徹底抗戦
第十一回 全市民脱出
第十二回 大津攻囲戦
第十三回 全面攻勢
第十四回 激変
最終回 戦いの果てに


 ということで、全十五回に渡る連載となった「大津は燃えているか?」はこれにて完結です。
 タイトルは有名な戦争映画「パリは燃えているか?」より取りました。
 ご存知のように、パリは第二次大戦中ドイツ軍による占領を受けていました。連合軍がノルマンディ上陸に成功し、パリに迫ると、ヒトラーはパリを焦土化するよう命じます。
 実際にはパリの焦土化はパリ司令官コルティッツ将軍の決断で回避され、パリは破壊を免れたわけですが、その顛末を描いたのが「パリは燃えているか?」です。
 本作では大津はパリとは違って焦土化してしまったわけですが、これはパリが例外的なのであって、普通陸上戦では都市はだいたい戦場となり、破壊されてしまいます。
 それは無防備都市宣言を行っても変わりません。無防備都市を宣言しながら大空襲を受けて焼き払われたドレスデンは有名です。
 無防備都市宣言運動を行っている人がそうした事実を知っているかどうかは不明ですが、彼らは戦争の悲惨さを訴え、戦争を支配する力の論理の非情さを訴えているにも関わらず、自分たちが行う無防備都市宣言運動だけは、その非情さに潰されないと暢気に考えているように見えます。
 それだけでも、彼らの主張を信じるには値しないと言う事がわかるでしょう。

 それでは、長い連載を読んで頂き、感想を下さった皆さん、ありがとうございました。


 なお、本作品は実在の団体、人物とは全く何の関係もありませんのでご了承ください。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006.10.21 22:04:15
コメント(21) | コメントを書く


PR

Favorite Blog

熟睡 New! ladysmokerさん

Comments

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.