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テーマ:B級以下グルメ(125)
カテゴリ:要するに日記
イクラを食べるようになったのは実はそんなに昔のことではない。
中学生ぐらいになってからのことだったと思う。 それまではもっぱら筋子を食べていた。筋子の塩漬けは当時のこととてかなり塩辛く、梅干大が一切れあれば2杯はご飯を食べられたが、とにかく大好物だった。美味しい筋子であれば、という条件付きだが。 市販のイクラもそうだが、市販の筋子も味に当たり外れがあり、しかも当たる確率は結構低い。北海道でもしばしば外れをつかまされる。モノは良くても味付けが悪い、とか。 イクラはもっぱら生から作るに限ると味付け済みのものは買ったことが無いのだが、筋子は何故か市販のものしか買ったことが無い。 しかし先日、イクラが作れるなら筋子だって作れる、とようやく思い当たった(遅 という訳で、さっそく生筋子を買ってきて筋子を作ったのだが、イクラと違って出来上がるまで時間がかかる。イクラなら作って次の日には美味しく食べられるし、1週間も経てば傷んでいる可能性もあるが、筋子は仕込んでから5日ほどおかないと味がまとまらない。翌日でも食べられるが、いわゆる「塩かどが立っている」状態。醤油漬けや味噌漬けはもう少し早く味が入るのだが、ここはお馴染みの塩漬けが食べたいのであえて塩漬けで。 で、先週土曜日に仕込んでみました。どんな出来になるか分からないのでとりあえず少なめの約150g。 作り方は以下の通り。 材料 ・生筋子(新鮮なもの。新鮮な生筋子は淡いピンク色。色の濃いものはNG) 1本 ・塩 2カップ分ぐらい用意(全部は使わない) ・水 1.5~2カップ ・昆布 2本、というか筋子の大きさに見合う大きさのを2つ。 1)飽和食塩水を作る。筋子全体が浸かるぐらいの量の水に塩を少しずつ溶かし込み、塩がそれ以上溶けず底に溜まるようになったら出来上がり。 2)1)の塩水に昆布と生筋子を浸け、昆布は引き上げる。落し蓋を載せ筋子全体が塩水に浸るようにして10分ほど置く。 筋子の割れた側から中に塩水が入り込むよう時々全体を混ぜる。 怪しい生き物みたい。 3)筋子の皮が硬い感じになってくるので、引き上げて金網などに載せ水気を切る。 この写真では、昆布の欠片があったので載せてみた。 4)昆布と昆布の間に筋子を挟んで、キッチンペーパーで全体を包んで形を整え、すのこ付きのタッパーに入れる、または金網を敷いたバットに載せて軽く重石をかけ、乾燥しないように蓋かラップをして冷蔵庫に入れ、5日ほどおけば出来上がり。 2番目と3番目の写真の色がこんなに違うのは、フラッシュのせい。 フラッシュ無しの写真が実際の色に近い。 昔のあの塩辛い筋子を髣髴とさせる出来。 味や食感などは市販の筋子と遜色ないが、発色剤を使っていないので色は暗めになる。 が、怪しい添加物抜きの塩と昆布のみ、という作り方なので、高脂血症や高血圧にさえならなければ安心。 イクラのように粒を外す手間もないし、とても簡単。 このレシピの塩加減はかなりきついので、好みで塩水をもう少し薄く作るとか、塩水につける時間を短くすると良い。 明日のお昼がちょっと楽しみ。筋子のおにぎりにしてみようかなあ… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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