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2.数値目標を設定する。
勉強の目的をしっかりと教えることができたら次の段階に入ります。 こどものやる気にスイッチを入れてください。 といっても、「どうすれば子供はやる気になるのか?」が一番の問題点ですよね。 思い出してください。あなたのお子さんは、どんな時にやる気を発揮しますか? それをうまく活用しましょう。 一般的に子どもがもっともやる気になる時とは、「楽しい」と感じるときです。 そう感じるような勉強方法を提供していくことで子どもはやる気を出し始めます。 その1つのヒントとして勉強が楽しくなるツールを1つ紹介します。 その名も「お楽しみマップ」。この「お楽しみマップ」は、坂本七郎さんが書いた、小学生の 学力は「計画力」で決まるという本の中で紹介されているものですが、充分に大人でも利用価 値の高い優れものです。 「お楽しみマップ」は、「お楽しみリスト」というご褒美を書き込み欄と「シール」を貼る 欄の2つでできています。このツール自体は勉強したらシールがもらえるといったいたってシ ンプルものですが効果は絶大です。 活用方法ですが、 1.「お楽しみマップ」とシールを準備してください。 「お楽しみマップ」は、http://keikakuryoku.com/format.htmlよりダウンロードでき ます。シールは直径8mmくらいの丸いシールがベストです。 2.シールの獲得条件を設定する。 中学生なら50分勉強したら1枚のシールを貼るようにするのがいいと思います。さらに、お 母さんの作った小テストに合格したら1枚プラスするといった家庭内ルールをつくれば、さ らに子どもはやる気になります。 3.ごほうびを設定する あらかじめ「お楽しみリスト」には、シールの枚数に応じた「ごほうびの内容」を書き込ん でおきましょう。その際のごほうびは親の主観でなく、「ほんとうに子どもがほしがるも の」がいいでしょう。うちの小3の娘は、シール20個で好きな文具を1つ、50個でしゃぶ しゃぶを食べに行く、200個で1000円の図書カード、1000個でディズニーランドに行くと 決めています。実は、この「お楽しみリスト」を僕自身もダイエットに利用して効果が出て います。毎朝体重を測定して100グラム減量したら1枚シールを貼り20枚集めるとお酒が飲 めるというルールです。 このやり方で、3カ月間で76kg→66kgの10kgのダイエットに成功しました! つぎに、必ずみなさんにやって欲しいことがあるのでそれをお伝えします。 「勉強しなさい」ではなく「次のテストの目標は何点?」という質問をお子さんにしてみてくださ い。「頑張って勉強しない」と抽象的な事を言っても、子どもはどう頑張っていいのか考えよう とはしません。しかし、「何点取りたい?」と言われれば、その点数を取るためにどうすれば 良いか、自分で考え、考えを膨らませていきます。 必ず数値目標を質問してください。注意してほしいのは、その目標に保護者の願望を加えないようにしてください。 「たった60点が目標なの?もっと上を目指しなさいよ。せっかく塾にも行っているし、チャレンジをやっていんだから!!」 と言ってしまったら、その時点でお子さんのやる気はほとんどゼロになってしまいます。 あくまで、本人の目標でいいのです。経験上、入試本番に強い子は100点を目指して70点しか 取れない子でなく、70点目指して70点を確実に取れる子です。そして、何よりも伸び続けて いく人間の特徴はしっかりと実現可能な自分の立てた目標をクリアし、クリアした後、またす ぐに次の実現可能な目標を立て挑戦していく人です。 心理学的には、やる気の出る目標とは「成功確率が50%~90%」の目標だと言われていま す。とても達成できない目標ではやる気は出ません。逆に簡単に達成できそうな目標でもやる 気は高まりません。 お子さんが「達成して喜び、達成できなくて悔しがる目標」を立てることができるようになれ ば成績はぐんぐん上昇していきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
June 1, 2011 09:37:58 PM
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