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カテゴリ:PC『ゴア・スクリーミング・ショウ』
『ゴア・スクリーミング・ショウ』 感想 第八回 葵の首の骨が折れる音を三回聞いた。 オレキトク、スグカエレ。 ※以下、ネタバレ注意 前回のあらすじ。 あなたのことをユッカユカにしてあげるわ…。 【十日目】 ユカに誘われるままに、ユカ屋敷の敷居を跨ぐ恭司と葵。 由規の忠告を無視した報いがこれだよ…。 二人に宛がわれたのは個室と、変なフリフリの服。 葵は何故だか嬉しそうにしている……。 恭司は闇子さんに電話し、雨宿りをしてから帰ると伝える。 『雨ぇ?恭ちゃん、何言ってるの。外はいいお天気よぉ?』 『ケケケケケケッ!』 ……ビックリした。 ゴアさん、電話を遮る時は一言お願いしますよ…。 やがて、お茶会が始まる。 ユカはその場の全員に、不思議の国のアリスの配役をした。 「私が白ウサギ、お母さんがネズミ、お姉ちゃんはアリス」 「帽子屋さんは、もういるの」 あぁ…………確かにいるだろうね。 2メートルを越える体躯で黒尽くめの衣装を着て悪趣味な仮面を被った人喰いの帽子屋がな。 お茶会は表面上、平穏に終わった。 ユカは、葵の願いを叶えると言う。 どうせロクでもないことをするんだろうな…。 桃音に案内され、一つの部屋に押し込まれる二人。 豪華な内装に、葵は嬉しそうだ。 「いいな……ずっとここに居たいな」 裕福だった頃を思い出し、陶然とする葵…。 そのままいい雰囲気になり、いきなりヤりだす二人。 うん、この違和感は慣れ親しんだものだ。 二人はゴア結界に呑まれつつあるな。 事が終わり、罪悪感に苛まれる恭司と葵。 葵は涙を流し、何かを懺悔している…? 「……私、消えたい…………」 ユカが言っていた、これが葵の願いか…。 「ふうン。消えたいのカ。消えたいんだネ!」 ゴア登場。 正直、来ると思ってたよ…。 ベッドの脇にはユカが出現。 第二回、ゴアの人形劇が始まった……わー、ぱちぱち。 その内容は……。 「私実はァ!一柳あかねちゃンのこト、大ッ嫌いですゥ!!」 前回と同じく、人の一面の悪意を殊更に強調するものだった。 人形劇の結末を見ずに、葵の手を取り部屋を飛び出す恭司。 階段を駆け下りて……踊り場を挟んで、全く同じ階段があった。 階段を下りると、また同じ階段。 降りても降りてもホールにつかない。 ゴア結界、形成確認!メイデーーーーイ!! 階段を降り続ける二人。 こんな時に、恭司は葵の本心を疑っている。 ゴアの言う通り、葵は本心ではあかねを憎んでいるのか……いや、んなことどうでもいいから今は生き残ることだけ考えろ愚か者。 やがて階段は終わり、ホールに辿り着く。 出口の扉を開けると、中から驚愕に歪む自分の姿が現れた。 鏡だ。 一面鏡張りで、外に出ることができない。そもそも「外」など存在しないのかもな。 絶望し、憔悴する二人の前にユカとゴアが現れる。 「さあテ!嫌な子葵ちゃンの物語は、ここからが佳境だヨ!大事なところだヨ!」 追い詰められた二人を前に、ゴアは楽しそうに人形劇の続きを始めた。 葵は、三年前、あかねと恭司が無理矢理性交させられた現場を見ていた。 葵が恭司に近付いたのは、あかねへの当て付けに過ぎなかった。 「これでわかったでしょ?その女の本性が。恭司のことを好きなんじゃなくて、ぜーんぶ当て付け。恭司は当て馬ってやつよ」 「違う……っ、違わないけど、違うの、それだけじゃなくて、私――!」 葵は恭司に疑いの目を向けられ、絶望する。 正気を失う葵……。 葵は、ゴアに誘導されるまま、手鏡と館の鏡面が作る合わせ鏡の中に吸い込まれた。 ほんの少しだけ安堵する俺。 だって殺されるより百倍マシだろ…。 残された恭司は葵を助け出そうとするが、彼女の居場所すらわからない。 邪魔者が居なくなって浮かれるユカは、「恭司が欲しい」とゴアにねだる。 恭司は抵抗も出来ずにゴアに捕らえられ、為す術も無く洗脳の餌食に……。 そこで、ゴアはふと手を止める。 「……何か来るヨ、来てるヨ!」」 その視線の先、玄関の鏡面が膨張していき、破砕した。 「やはりここに居たか」 結界が破れ、玄関から現れたのは由規!おめえこの野郎遅いよ怖かったよ!!!! 自分の結界を破った由規を前にして、怯むゴア。 しかし、ユカは冷静だ。 「まず、あの子のお仕置きから始めようか」 ゴアは飛び上がり、扉の影に隠れていた桃音を一瞬で殺害した。 由規を呼んだのはばあさんか……無茶しやがって……。 「妹を殺した気分はどうだ?」 …新設定追加、桃音はユカの妹。 もしかして、ユカは人の精気を吸って若さを保つような生き物だったりするのか。 由規はユカに鉛弾をぶち込んだ。三発。 まともに喰らい、倒れ伏すユカ。 「いたいよう……ごあぁ、助けて。ごあ……」 ゴアは糸の切れた人形のように動かない……これは。 ……つまりユカが深刻な損傷を負った時、ゴアも動けなくなるのか? 恭司は葵が吸い込まれた手鏡を握り締めて屋敷を脱出。 最後に由規は爆弾を投げ込み、屋敷を爆破した…。 燃え落ちるユカ屋敷。 これで終わりだと信じられたなら、どんなに気が楽だろうな…。 自宅に戻り、茫然自失とする恭司。 今日起きたことが現実か幻かわからず、悪夢を見る。 視点変更、鏡の中の葵。 今の葵は記憶が曖昧で、空腹も感じない。 葵は「消えてしまった」。 誰もいない不思議の国で、ひたすら悪夢を見続ける…。 葵は悪夢の中で、貞島たちとあかねにひたすら犯される。 やがて、自意識に反比例して狭まっていく世界に、葵は押し潰された。 ボキボキ。 ……。 は? BAD END ……。 終わっちまった……。 どこでミスったかわからない…。 …とりあえず、手近な選択肢を選び直して…。 よし、既読スキップ既読スキップ。 ボキボキ。 BAD END …………。 気持ち悪い……。 駄目だったか…。 仕方ない、もう一つ戻ってみよう……。 よし、三度目の正直。 既読スキップ既読スキップ。 ボキボキ。 BAD END ひゃはははははは!! オレモウダメ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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