カテゴリ:事故入院の頃
事故入院当時の話がちょっと好評だったから……調子にのります。
事故入院後半の若い人も一緒だった6人部屋のときのこと。 夜中に若い女の子が担ぎ込まれてきました。 その子、ちょっと訳ありの子でした。 看護婦さんが何を話しかけても答えません。 看護婦さんの情報では男女4人で車に乗っていて、路肩に衝突したらしい。 よくある若者の暴走だね…。 でも、警察でも病院でも名前も住所も年齢もずーっと黙秘なんだって。 (名前わかんないと不便だから……とりあえずA子にするね) A子は割と軽症であちこち打撲という感じ。 運転してた男の子と後部座席の男の子は無傷。 でも、助手席にいた女の子は隣の病室で 両足骨折で天井から両足吊られてました。 この子も黙秘。 A子は私たちともまったく口をききません。 一度だけ警官と一緒にお見舞いに来た男の子たちと、 ちょっぴりしゃべったので、その時に声を聞いたって感じ。 結局2日間くらい名前も何もわかりませんでした。 よく粘ったなー。呆れたけど、ちょっと感心したよ。 結局は、警察なんかの調べで色々わかったんだけど、 今度は親が迎えに来ない。(看護婦さん情報) なるほど……A子の荒れ振りにも同情の余地ありか…? でも、身元が割れてからは少し心が解けてきたのが見てとれました。 よく見ると、表情もあどけない感じがあります。 やっぱり相当若そう。 身元がわかったという噂の翌日、思い切って話しかけてみました。 つづく。 眠くなってきたのでつづきは明日です。 おやすみっ。 ポチってしていただけると、とても嬉しいです。 いつも本当にありがとうございます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[事故入院の頃] カテゴリの最新記事
|
|