京都 五山の送り火
昨日は8月16日でしたね。全国的に有名な行事ですが、8月16日に京都では大文字が行われます。子供のころは祖母の家に行って、そのあと大文字を見て自宅に帰るというのが我が家の夏の恒例行事でした最近は旅行に行ったり出かけたりしていることが多いですが今でもこの日に京都にいることがあれば必ず見に行ったりしてます。そうそうよく”大文字焼き”っていう方もいらっしゃいますがあれは間違い!有名な京都のお菓子で”ロンドン焼き”ってありますが私なんかはそれを連想してしまいますそれ新しいお菓子かなんか?みたいな。よく観光イベントの一つに思われがちですが、本来は先祖の霊を年に一度この世にお迎えするという大事な仏教行事の一つ。まず8月7日~10日の間に六道(ろくどう)さんに先祖の霊をお迎えするため鐘を鳴らしに行きます。この六道さんは俗称で正式には「六道珍皇寺」っていいます。この「六道まいり」は有名で、実際うちの母も毎年この鐘を鳴らしに六道さんに行ってます。今年も行ったそうです母曰く、六道さんにはあの世とこの世を結ぶ「道」があるそうです~そして16日の大文字。大文字はまた「五山の送り火」とも言われて、「大」の字から始まって西へ西へ点火されて行きます。点火から消えるまでは約20分くらいの本当に短い時間です。六道さんで呼ばれたご先祖様を今度はお送りしないといけません。大文字はそのご先祖様をお送りするための、いわば道しるべのようなものなんでしょうね~。こうして年一度のお迎えは無事終わり。また来年です。この暑い夏にぴったりのお話かもしれません。ちょっと涼しくなりましたでしょうか?くろちくさんのお数珠入れです♪京都鳩居堂のお香です(^^家でもたま~に炊いてます♪