同じ学校の先生からお借りした本を、
夏休みから今までにかけてずっと読んでいました。
11月に僕たち夫婦に子どもが生まれるということで、
貸していただきました。
「子育て」についてのあたたかく確かなアドバイスが詰まっています。
子育てを経験された、他の方からも「これがいいので読みなさい」と
勧められている本です。
読んでみて、私も同感です。
すでに多くの方がご存じだと思いますが、
例によって「読書メモ」としてブログ上に内容記録を残しておきたいと思います。
子育てにかかわっておられる方は、
ぜひぜひ、読まれることをお勧めします。
おススメする度合いがとびきり高いので、
普通の楽天画像リンクでは思いが伝わりません。
特大画像で、貼り付けておきます。(笑)
『子どもへのまなざし』
~乳幼児期は、人間の基礎をつくるもっとも重要な時期です
(佐々木正美、福音館書店、1998、1700円)
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【目次】(「BOOK」データベースより)
乳幼児期は人格の基礎をつくるとき/子どもをとりまく社会の変化
/人と育ち合う育児/こんな気持ちで子育てを/生命との出会い
/乳児期に人を信頼できると子どもは順調に育つ
/子どもの望んだことを満たしてあげる
/幼児期は自立へのステップの時期
/しつけはくり返し教えること、そして待つこと
/思いやりは身近な人とともに育つ
/子ども同士の遊びのなかで生まれるもの
/友達と学び合う時期/思春期は自分さがしの時期
/豊かな社会がもたらしたもの
/保母さん、幼稚園の先生へ/お母さんへ、お父さんへ
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以下、個人的に非常に感銘を受けた部分だけ抜粋してメモった
読書メモです。(^。^)
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『子どもへのまなざし』読書メモ1 (p86まで)
(#は僕の個人的なコメントです。)
・マニュアル通りに、育児をやろうとしても、うまくいかない。
・なぜ育児が下手になったかというと、
それは人間関係が下手になったからだ。
・親子関係だけを一生懸命やっても、親子の関係はうまくいかない。
・多様な人間関係ができる人の方が、
それだけ子どもとの関係も柔軟にできる。
・育児不安というのは、お母さんの自分の存在自体にたいする不安だ。
・人間がみんな、自分の周囲の人と、おたがいに守り守られて生きている
という気持ちになれば、存在への不安は小さくなる。
・自分ひとりという気持ちになってしまうのがいけない。
・教育とか育てるということは、待つことだ。
・「ゆっくり待っていてあげるから、心配しなくていいよ」というメッセージを
どう伝えてあげるか。
・人間の体というのは、かならず治るほうにいく、
よくなるほうへいこうとするのです。
あるいは成長しようとする、発達しようとするのです。
・ひそかに最善をつくして、じっと待っていればいいのです。
・実際の育児は、育児書に書いてあるのよりは、ゆっくりめでいいのです。
・昔の育児では、だれもあせらなかった。
・「もう2度とこんなことするんじゃないぞ」なんていう必要はないのです。
それをいわないがまんというのも必要なのです。
「2度とするなよ」とか、「どうしてそんなばかなことをしたんだ」とか、
「どうして」なんて聞かれたって、子どもに答えられるものではないですよ。
#これ、僕はどうしても言ってしまっています。
#子どもが何か悪いことをした時、どんな言葉かけをするか。
#どうしても、「なんでそんなことするんや」「もうしないように」という
#”指導”をしてしまいます。
#しかし、それでこどもは「よくなる」のか?
#この場合、一番大切なことは何なのか?
#結局、自分の「指導者」としての体裁を取り繕っているだけのような気がします。
#子どもを「包み込む」ような接し方ができるようになりたいです。
#「どうして」と聞かれて答えられるようなものではない、というのは、
#ある意味とてもよく分かります。
#「なぜ」と聞いてはいけない、というのは他の人間関係の本でも読んだような?
・「おまえもあやまらなくちゃだめだ。頭をさげて」、なんてことは
いわないでいてあげるのです。
親は自分のやすっぽいプライドなどはすっかり捨てて、
ただただあやまるのです。
#僕の好きな歌に「やきとりじいさん」という歌があります。
#その歌詞に「安いプライド 捨ててしまいましょう。何の役にも 立ちません。」
#というのが出てきます。
#僕の成長は、プライドをどれだけ捨てられるかにかかっていると
#思うことがたびたびあります。
#子育てするうえで、大人のメンツとかプライドというのは、
#しばしば邪魔になるのでしょうね。
#「自分を客観視する」ということにも、つながると思います。
#大人が、我を通すと、子どもも、我を通します。
#大人が、調和を大事に考えると、子どもも、調和を大事に考えます。
#人間の芯には「大事なプライド」というものがありますが、
#「余計なプライド」というものもあります。
#「余計なプライド」は捨てる。
#僕はそのために、「考える前に動く」というのを心がけるようになりました。
#考えだすと、余計なプライドを守ろうとしてしまうような気がします。
#中村文昭さんが言う「返事は0.2秒」も、自分のプライドより
#相手との信頼関係を優先するということだと思います。
・子どもに伝えてやればいいのです。
お父さんもおまえのような年ごろのときには、
同じようなことをやって記憶があるということをね。
・京都大学の霊長類研究所にいらっしゃった河合雅雄先生が、
現代はしばしば、人間である子どもをペットのように育ててしまって、
さあ適当な年齢になったから、野生のサルの群れのなかで、
生き生きと行動してらっしゃいと、解き放っているようなものだと
おっしゃっています。
・子どもたちから思いきり依存される保育者になってください、
そして思いきり反抗を受け止められる先生になってほしい。
ちょうど、ピッチャーのすばらしいスピードボールを、
しっかりとミットに受け取ったキャッチャーの喜びのようなものです。
・子どもは親を信じているから反抗しているのだと、認識すればいい。
・依存と反抗をくり返しながら、らせん階段をのぼるようにして
進展していく。
(p86まで)
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この本もまた、いい本なので、
読書メモとして書き残したいことがいっぱいあります。
そんなわけで、例によって次回に続きます。(^。^)
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