がらくた別館　映画・漫画いろいろ日記

ウルヴァリンのおかげで１年延長された？14日のＴＯＨＯシネマズ･ディにて１０００円で鑑賞。
竹中直人監督のチープなバカホラーです。
クダラナイです。

都立紅女子高の２年生、岡垣内美香代は歴史研究会の合宿に参加する。
行き先は平家の落ち武者伝説がある、山形の山奥の御釈ヶ村。
参加メンバーは顧問の教師・勝海子、ティーン誌の読者モデル・鏑木宙子、メカ改造マニアの敏酒圭、不良少女を気取る波来前胸恵。伝説に関係した縁結びだけが目的の海子と、歴史に興味なしの生徒たち。村をあげて大歓迎のコテコテに飾り立てたバスに乗って、美香代は来たことを後悔し始めていた。
御釈ヶ村は落ち武者伝説で村おこしを行っており、一行は始めての客であった。
村長は村おこしを進めるため、イベント「祠倒し」でみすぼらしい祠を壊してしまう。跡地には「スーパー祠」を建てるつもりであった。

しかし祠を壊したことにより、平家の落ち武者・葛貫忠経と部下の武将たちが甦ってしまう。
村人たちは次々襲われ、ゾンビと化してゆく。

この手のバカ映画は感覚が合わないと楽しめません。
ネットでの評判もちょっと微妙な感じでしたが、私の感覚には合ったようで楽しめました。
このクダラナイ加減がマッチしたようです。

まぁ、完成度の高さとかを求めるような映画じゃないです。
たとえ平安武者の鎧が南蛮胴でも気にしちゃいけません。

ちなみにパンフレットは円形･･･「山形スクリーム」って、アイスクリームかよ！

これと冒頭のコテコテのバスが、この映画の方向を示しています。

あと、登場人物の名前が普通じゃないです。
ルビが振られていないと読めないです。

平家の落ち武者伝説といっても落人が移り住んだとかじゃなくて、落ちてきた武者を村人たちが狩ったというもの。
そら祟るわな。

冒頭の過去のシーンで、主君の葛貫忠経を裏切る山崎。
竹中直人がこの独特な（変な）武者を演じています。
なんか、祠を倒される前に甦っていたような・・・

で、落ち武者対策の切り札が「老人と子供のポルカ」

何気に豪華キャストです。
村おこしのキャンペーンに起用されて散々コケにされる俳優で、温水洋一が本人役で出ています。
ほかにもチョイ役でいろいろ出ています。パンフが無いとわからないような出方も。でもなんか、みんなノリノリな感じ。
携帯を光線銃に改造する女子高生にグラビアアイドルの紗綾って・・・気付かなかった。黒コゲアフロとかにもなってたし。
音楽担当（といっても、ところどころで使用されるサラバンドは別ですが）の栗コーダーカルテットも出演。

他の映画とかのパロディもありました。
綿菓子屋の「２個でじゅうぶんですよ～」は自分的にツボでした。最後にもやってたし。

私は楽しめましたが、感覚が合うかどうかは賭けです。
鑑賞するなら自己責任で。