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カテゴリ:映画の感想
来週、とある試験を受けるため今週は映画を観ない予定だったのですが、次の金曜日で上映が終わってしまうので予定変更。 脱北者をテーマにした韓国映画です。 北朝鮮の元サッカー選手で炭鉱夫のヨンスは妻・ヨンハ、息子・ジュニとともに貧しいながら幸せに暮らしていた。 中国で材木伐採の仕事に就いて薬を買う金を稼ぐヨンスだったが、中国公安当局の取締りから逃れる中で無一文になってしまう。 その頃ヨンハの容態が悪化し、亡くなってしまう。 韓国に着いたヨンスはブローカーを通じて家族を韓国に呼び寄せようとしていた。
若干の脚色はあるでしょうが、本当に非道い国ですね、あの国は。 ヨンスはごく真面目な人で、体制批判をしているわけではありません。 しかし、ヨンスはまだ幸運なんでしょうね。 でも、これだけの経歴があるヨンスに対して国がしたことは勲章と首領様の名前入りのテレビを与えただけ。経歴にふさわしい仕事を与えられていません。 一方のジュニは過酷な経験をします。 しかし、ジュニは健気です。 最後にヨンスはジュニと「対面」しますが・・・あのような形での対面すら果たせないのが現実なんでしょうね。
自国内があのような状況下でも軍備を拡張し、他国に対して戦争を仕掛けるようなマネをする・・・哨戒艦への魚雷攻撃やミサイルの発射強行など・・・あの国の政府首脳は現代社会における政府の役割を認識できていないようです。
現代においてもこのような国が存在しているという信じがたい事実を改めて認識させられる映画でした。
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Last updated
Jul 5, 2010 01:11:51 AM
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