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がらくた別館 映画・漫画いろいろ日記

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Sep 10, 2010
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カテゴリ:映画の感想

今年はアニメの当たり年?
定番のジブリ以外にも、「涼宮ハルヒの消失」「コララインとボタンの魔女」「トイ・ストーリー3」など、いろいろいいアニメが多い感じです。
(今年になってから「マイマイ新子と千年の魔法」や「時をかける少女」を観てるから余計にそう感じるのかも。)

主人公と家族の再生の物語です。

Colorful.jpg

死んだ「ぼく」の魂が冥界に向かおうとしたとき、少年に呼び止められる。
「おめでとうございます!あなたは抽選に当たりました。あなたは大きな過ちを犯して死んだ魂ですが、もう一度下界に戻って再挑戦するチャンスを与えられました。」
この天使?の少年・プラプラが言うには、下界で修行して罪を思い出し、合格すれば生まれ変わることができるという。
そう言ってプラプラは半ば強制的に「ぼく」の魂を下界に戻した。

「ぼく」の魂が入ったのは小林真という中学3年生の少年。薬物で自殺したという。
家族は父、母、兄の3人。真がよみがえったことを喜ぶ様子はとてもいい家族であったが、人がいいだけの父を真は軽蔑し、母は不倫、兄は自分の受験しか頭になく出来の悪い弟を馬鹿にしていた。
真の自殺の原因は、ひぞかに慕っていた後輩・ひろかが中年男性とホテルに入ってゆくのと、母の不倫現場を目撃したことであった。

学校でも成績は最低、内気で友達もいなかった。
「ぼく」はプラプラからたいした情報をもらえないため真を演じることが出来ず、周囲は真の変化に驚く。

こうして、いろいろなものがまわりはじめた。

20100910p_カラフル.jpg 20100910t_カラフル.jpg

真の体に入り、知らない家族たちと生活することになった「ぼく」。
「ぼく」には自分自身の記憶もありません。
プラプラがサポートすることになってはいますが、情報が足りません。
クラスでは真に話しかける者はいず、「ぼく」が普通に振舞うと、周囲が驚きます。

美術部で他の部員から離れている真に対して気さくに話しかけるひろか。
家でもクラスでも話し相手がいない真が意識するのはわかりますが・・・
わりとあっけらかんとした性格です。真の自殺一因になった件についてもあっけらかんと。(彼女の方はこのことで真が自殺することになったとは知りませんが)

そしてもう1人、真が別人格になったようだと指摘する唱子。なにかと真に付きまとうようになります。
ひろかに対抗しているようにも見えるのですが・・・

「ぼく」が真を演じられないと開き直ったところから、さらに展開が。
でも、家族との間は冷え切ったままです。
実は、家族のほうも真の自殺(未遂)がきっかけで変わっているのですが、明らかになるのはラスト近くです。

ラストで明らかになる、「ぼく」の正体と小林真の運命。
オチを知っているのと知らないのとでは、印象が大きく変わる映画かもしれません。

舞台になるのが世田谷の等々力から二子玉川あたり。
たびたびあの辺は歩くので、知っている風景もいろいろ出てきました。
住宅地の真ん中にある等々力渓谷やら、二子玉川駅、建設中のタワーマンションとか。
ラストシーンはR246の新玉川橋。

真がクラスメートの早乙女と歩く、玉電砧線の廃線探訪。
以前にNHKの「ブラタモリ」でやっていたのを思い出しました。
しかし、東急田園都市線の渋谷~二子玉川間が玉電からの置き換えで「新玉川線」と呼ばれていて、10年位前に今の名称になっているんですよね。
都市もいろいろ変わってゆくものです。

各キャラクターの声については声優ではなく、俳優が演じています。
まぁ、そのことは観る前にある程度知っていましたが、観ている間は特に意識しませんでした。
しかし、エンドロールを見て驚いたのが宮崎あおいが唱子の声を演じていたこと。観ている間、あれは本職の声優が演じていると思っていました。(本職の声優を入れて物語の雰囲気を締めるような感じで。)
宮崎あおい、「少年メリケンサック」で弾けただけじゃなかった。本当に「カラフル」な役者です。

主人公が自分を見つめなおして成長し、家族が再生する物語として、かなり良い映画でした。
一見の価値あり。お薦めです。






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Last updated  Sep 14, 2010 12:08:14 AM
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きーさく@ Re:再開~(05/13) cyazさん、コメントありがとうございます…
cyaz@ 再開~ TB&ありがとうございますm(__)m この…
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