安彦良和原画展 :川崎市民ミュージアム
川崎市民ミュージアムで開催されている安彦良和原画展を観てきました。以前から漫画等に力を入れていましたが、独立行政法人になってからその傾向が強くなった感じ?私はこういうのが好きなので、大歓迎です。ミュージアムは春頃に改装してシステムが変わったので少し戸惑いました。ホールまで無料で入れるようになってました。ホール上段中央でチケットを買って展示室へ。展示はまず『わんぱく大昔クムクム』のほのぼのしたイラストから。そして、『コンバトラーV』『ライディーン』などサンライズのロボットもののイラスト。対面には『ナムジ』などの古事記を題材にとった漫画のイラストと原稿でいした。そして、やはりメインになっている『ガンダム』。TV、劇場版当時のアニメ誌のイラスト、レコードジャケット、ポスター原画など。そして、『Zガンダム』『ガンダムF91』『ギレンの野望』と続きます。レコードやLDジャケット用の正方形のイラストが結構あったのが印象的でした。その後、現在連載中の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の表紙原稿(雑誌ガンダムエース用)。カラーイラストが結構描かれています。漫画原稿も展示されていました。川崎から(川崎だけ?)の展示も何枚かありました。(ちなみに川崎の前は、出雲、八王子、新潟を回っています。)そして、面白かったのが漫画用のコンテのコピー。スケッチブックに描かれていたものをコピーしてかなりのページ数展示されていました。単行本を一通り読んでから行くと比較できていいかも。次は、安彦氏自身作の小説の挿絵。小説も書いていたんですね。知らなかった。さらに進むと、『アリオン』『虹色のトロッキー』などのカラーイラストと漫画原稿。そして、『クラッシャージョウ』『ダーディーペア』など小説の表紙、挿絵など。朝日ソノラマの『連帯惑星ビザンの危機』の表紙原稿(結構小さい。もしかして図録に載っているのは若干拡大している?)なんかもありました。安彦タッチのカラー原稿が並ぶさまは壮観です。1枚でも結構迫力のある絵を描く人ですが、並ぶとさらに凄いです。結構な枚数が展示されていてとてもよかったです。そして、安彦良和原画展のチケットを購入すると、「星と宇宙のファンタジー」「こどもの毎日」の2つの企画展示のうちどちらかが観れます。ちなみに、単体でも200円で見れます。 私は「星と宇宙のファンタジー」の方を観ました。こちらは月が印象的に描かれているイラストやポスター、アポロ計画の写真、当時のLIFE誌、アサヒグラフ誌などの展示でした。映像展示の「Power of Ten」がマクロからミクロまでが表現されていて面白かったです。あと200円払って「こどもの毎日」も観ても良かったかな?レトロなものも結構面白いものもありそうだし。会期中に行ったら観てみようか。あと、安彦良和原画展関連として7/21,22は映像ホールで劇場用アニメが上映されていました。今日、7/22は『機動戦士ガンダム』『機動戦士ガンダムII 哀・戦士』『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙』の3本一挙上映でした。ちなみに、鑑賞料は1本で600円(3本で1800円)。今後は原画展関連の上映予定は無いようです。安彦良和原画展はこの後、福井、京都、豊岡、神戸、明石を巡回するようです。近くに来る人にはオススメ。安彦良和原画展HP