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麻生新内閣が発足、新しい大臣の面々が発表されましたね。身近に自衛隊の基地があるため防衛大臣、それに時々島を訪れる国土交通大臣あたりは気になります。恥ずかしながら内地では忙しさを理由に一度も選挙なんて行ったことがなかった私ですが、小笠原に来てから「行政って本当に生活に関係あるんだなあ」と(笑)感じることが多くなりました…。
今日もとってもきれいに晴れました。空がどこまでも青く、気持ちのよい気候です。近所の川や駐車場にはアマサギがのんびり。こんな日には海辺もいいけど、緑あふれる山を歩くのもいいかなって思います。実際、おが丸が出港中の昨日今日あたりはトレッキングに行っている島民も多いのでは…来月以降、立ち入りが難しくなるエリアがたくさんあるからです。
小笠原諸島ではこの4月に「森林生態系保護地域」なるものが設定されました。国有林のなかでも特に天然林の自然環境や動植物を保護するために指定される保護林のことだそうで、今月30日からは厳しい「利用のルール」が敷かれることになります。保存地区(コアゾーン)と保全利用地区(バッファーゾーン)に区分され、コアゾーンでは指定されたルート以外は原則入林禁止。指定ルートに関しても事前の利用講習受講と入林申請が必要です。バッファーゾーンは入林許可をとればルート以外にも立ち入れますが、一部地域についてはオガサワラノスリやアカガシラカラスバトの繁殖期間を避けて「利用期間」も定められています。
小笠原諸島森林生態系保護地域(関東森林管理局のページ)
http://www.kanto.kokuyurin.go.jp/kankyou/ogasawara/index.html
島内では先週ルートマップが各戸配布されましたが、一般の観光客の方が迷い込む恐れがあるとして「転載・複写等については厳禁」の但し書きがありました。もっとも観光の方であれば山歩きはガイドツアーに参加するのが一般的でしょうから、迷ったり知らずにルール違反をする心配は少ないと思います。問題は、これまで気の向くままに山の散歩を楽しんできた私たち島民の意識…。なにしろ小笠原諸島全体の63%が国有林(!)なのですから。
海でもルール、山でもルール。どんどん窮屈になってくけど、小笠原の貴重な自然を守り育てていくために必要なら仕方ありませんね。山を荒らさない、生き物の邪魔をしない、そんなことルールで決められなくても普通に意識できる人ばかりになれば、いつの日か事情は変わってゆくのでしょうか…。
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最終更新日
2008年09月25日 11時14分47秒
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