所謂「チェルノブイリと福島原発の同一視による比較」である。
といっても私が具体的に反論できるわけではないのだがずっと違和感は持っていた。
電源が消失した*とはいえ軽水炉である福島原発と黒鉛炉であるチェルノブイリ、そしてそもそも壊れた原因が違う2つを何故同一視するのだろうと不思議に思っていた。
*当然冷却電源が冷却の中途で消失した…回りくどいが全く冷却がなされていなかったのとは違う
どこからどう壊れたかによって、そして原子炉の構造によって漏出する放射線が違うのは当然であろうと。
そしてようやくこれらの比較はともかく同一視はおかしい、その根拠となりうるであろうサイトを知った。
チェルノブイリ原発事故と福島原発事故の比較に関して
これを読むとTwitterなどで拡散された同一視する意見はチェルノブイリの5年後と福島原発の今を比較したものであるというおよそ詐欺といっていい錯誤誘導であることが判る。
そして飛散したと言われているセシウムにも当然種類があり、それをセシウムという単語一つで括ったもう一つの錯誤誘導もある。
もう一つこれらの錯誤誘導による不安拡散には菅政権・内閣自身の混乱による相当に矛盾した情報公開と行動も寄与した。
私は乳幼児を抱える親、若い世代の不安まで否定しようとは無論思わない。
不安になるのは当然で、それを我慢しろとか耐えろというつもりは毛頭ない。
国家ができうる限りの対処をし、バックアップしていくのはこれも当然だと思っている。
しかし誤った、いやわざと誤らせた錯誤誘導に軽々と乗り陥らずともいい不安に陥り更にその負の部分だけをおのれの負担を軽くするのが目的で検証もせず、つまりは頭も使わずにペラペラと無責任に「拡散」するのは何よりも本人にとって不幸なことだと思ってもいる。
人の病気や死を短絡に結びつけそれらを自分達の主張利用に使っている悪意の拡散者に至っては論外だが、それを許しているのは悪意の拡散と言われても仕方がない。
そんなつもりはないと言うかもしれないが自分の頭で考えず調べず脳みそを通過させない話を耳から口に直結させるのは少なくとも善意じゃあないな。