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カテゴリ:政治
これまで何度か武雄市とその行政、主に図書館について書いてきた。
ここでの初出は確か2012年5月の武雄市長による恫喝がきっかけだったと思う。 次に書いたのは翌月で、武雄市民の方が不本意ながらBlogを閉鎖する羽目になり残していた文章も削除せざるを得なくなった話で、人を介してながら許可を得てその今はない日記文章を抜粋した。 それからずっと眺めてきたが、今月「リニューアルオープン」ということで有志が実際に見に行ったり開示請求をかけたりしてきた。 開示請求をかけることになったのは武雄市の業者選定の経緯がはっきりしないことや行政上の手続きに瑕疵があるのではないかと伺われる事例が続出したことによる。 例えば飲食店の場合、開業するにはまず保健所に届出が要る。 この時図面を提出するのはどこでもそうで、この意図は「店舗を確定させる」事がまずあげられる。 うちは元の店も移った店も一軒家の1階全部借りきって内部造作、配管もしていたから図面提出した届出自体そうしたことを意識しなかったが、実際店舗の多くは建物の一区画だったりするわけで例えば事件事故が起こった時やビル管理のトラブルや食中毒などがあった際に各届出を元にして捜査なり監査なりが入るのでこれは重要な部分になる。 前置きが長くなったが。 武雄市図書館を利用しこれからも利用したいと考えている受験生の感想 #takeolibraryをご覧頂きたい。 これこそが長々と述べた「店舗の確定」が曖昧なのが原因で起こった話でもある。 図書館にカフェを併設する自体はある話で、それが悪いと言っているのではないが併設と混在は全く別の話で、武雄図書館の場合は混在になっている。 市側はゾーニングしているというが、開示請求をかけた人の示した図面を見るとスターバックス店舗として届出されているのはカウンターの6席のみ。 市側はその部分と別の席入れて共有と主張しているがおよそ店舗たるものそんな主張がまかり通るわけもなく届出が6席なら6席、椅子をちょっと寄せてそれがたまたま8席くらいになっているというのならまだしも数倍数十倍まで許容されているわけではない。 では何故そこに拘るのか。 これはね、万が一事故事件などが起こった際の保険適用に関わってくるんですよ。 普通ただのカフェでそんなことが起きるわけがないと思う人も多かろうが、しかし何故座席まで保健所に届けるか考えてみたら判りますよね。 流石にこういう座席の実際の運用は例えば入れ込み座敷などならかなり弾力的に運用されているのが現実ですが、それは貸切などの場合であって今回のように公的施設と商業施設の共有を行政が関わって届出するとなればそれはもうきちんとしなければ示しが付かない。 ましてや今回の場合は椅子席な上に元々の入れ物は公的施設ですから搬入する椅子からして総数も決まっているはず。 もう一つ市側の主張を飲むとすると今度は防火管理者などの選定も必要になるんですね。 食品衛生責任者は当然ですが席数によっては消防管轄の話にもなる。 当たり前ですよね、通常ないはずの火気を使うフロアが本とともに混在しているんですからね。 これらの手続きの開示請求待ちではあるものの、少なくとも食品衛生上の届出では武雄図書館内のスターバックスは6席になっている。 スターバックス蔦屋書店武雄市図書館店における座席数の話 ところが何度もネット上でやり取りされていた記録を見ても何故か市側の主張は絶対に6席にはならない。 届出にはない共有というおかしな単語を私が使いたいから使っているのではなく市側(市関係者やCCC)が使うんですよね。 先に挙げたリンクには未成年者、学生がスターバックス側に何度も飲み物について声をかけられた話があります。 懐に余裕があればそりゃあ飲み物の一つも頼みたい処ではあるでしょうけれど学生にそれは毎度は厳しい。 ここで図書館で飲食していいのかという話は別にしてそれより何より明らかに店舗ではない場所で若い子が人前でそのようなことを言われる恥ずかしさが我が事のように胸に迫る。 ここの日記トップにこの武雄市に関しての膨大なポータルサイトがあります。 是非まずは事実何があったのか、主に市側、市長が削除してしまった書き込みも残っていますので一読していただければ。 佐賀県武雄市の問題について:takeoproblem 本来届出や許認可を管轄するはずの行政側がこのようなデタラメを押し通していいのかという疑問とそして実際にその犠牲になっている市民は他人事じゃあありません。 追記分ここから(5月18日記 17日午後、有志の方に杵藤保健福祉事務所(武雄市管轄保険所)から架電があった。 そのTwitterスクリーンショット つまり届出申請の席数に相違があるので改めて図面作成となったということです。 それはそうですよね、6席と50席では「ちょっと椅子の配置変えてみたらこうなりました」的な誤差とはとてもいえない。 そしてこれにより更なる疑問が生まれたので別の方がスターバックス蔦屋書店武雄市図書館店に電話しました。 何故席数が問題かといいますとそれはこの日記にも述べたように防災管理者などの選定がよりシビアになるからなんですね。 しかしこの方の懇切な電話でのやり取りでもまだ不思議な事がある。 私が思うにスターバックスの席が50席としてその席は明確に区別が付くものでなくては到底図書館とは言いがたい。 通常図書館で飲食が適当かどうかは別にしても座る自体に制限は基本的にはないはずだから。 しかしそれを踏み越えてスターバックスの席があるというのなら紛れようのない席の区分が必要ですよね。 けれど「共有席」というのはなんじゃいなと。 一体どこと何を共有するのでしょうか。 また私にはこの騒動で一つ大きな疑問があり、それは「何故地元に税収の上がらない方法を武雄市長は選択したか」なんですよ。 自治体が企業工場などを誘致するのに例えば地代などを優遇するのはよくあることです。 それはひとえにその後の人口増含めた税収増が見込めるからで、事実別会社形式にした地名冠の会社は結構ありますよね。 ですがこの図書館に関しては食品衛生責任者の名義でも判るように指定管理はCCC、そして進出したカフェはスターバックス日本、また図書館が募集しているのはボランティアですからどう贔屓目にみても地元書店や喫茶店の減収を補うだけの税収は武雄市には落ちない。 この図書館のやり方自体も好ましいとは思えませんが、しかしこれが地元のためだというのなら指定管理やカフェの売り上げが税となって武雄市を潤すものじゃあないとならないはず。 図書館単体では確かに公費の持ち出しですが、一般的に知的インフラといっていい図書館に公費の無駄遣いだといって批難する声は日本では上がりませんよね。 当市には図書館だけで各区1館、合計10館とその他に図書センターなどがあり中小混ぜれば全部で20箇所以上あると思いますがこれを無駄だと断じる声は聞いたこともない。 つまり図書館に誰も儲けや売り上げを期待せず、その知的インフラの効果というのはすぐ目に見えるわけではないということも理解できています。 一体何の目的、いや思惑でこのような図書館でもないカフェでもないレンタル屋でもなさそうな代物を作ったのかと何か情報が出てくるたびに首を傾げています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.05.18 08:03:29
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