丹前
昨冬から愛用している亡祖母が縫って遺した綿入れ丹前だが。押入れの整理をしていたら更に2枚見つかった。丹前下はちゃんとした生地(厚地の浴衣地のようなもの)で縫ってあるが補強の為か汚れ防止の為か要所を日本手拭で重ねて縫ってあり、綿入れの具合や大きさが絶妙なので暖かいが重くはない。けれど昨冬は認知症の父が落ち着かずいつ何時外に飛び出さなくてはならないか判らなかったので部屋着の上から羽織るだけのようなものだった。けれど先日鍵を付け替え、ようやく丹前を丹前らしく着てこれを打っている。これ一枚で充分暖かく、またベッドで本を読む時もゆったりしているので楽、そしてこうして椅子に座りPCを触っていても袖やら肩やらも楽。それと何より今の位置だと椅子右下にPCの後ろ部分があり、つまりあれやこれやの端子が剥き出しになっているのだが木綿なので静電気の心配が殆ど要らない。一枚だけだと丹前下の洗い替えの時困るなあ、よちよちでも下手でも浴衣の要領で縫ってみるかなあ、だけど指の関節がなあとあれこれ考えていたのだが、丹前2枚、丹前下1枚が新たに加わりほっとしている。とりあえずは押入れに眠っていた丹前は陰干しにしてあるし丹前下も洗ってあるので後は衣桁を車庫から戻し掛けておけば丹前ライフは充実する。いやあ、いいですよ丹前。